少し歩幅を広げるだけで本格的なウォーキングに
前回の記事では、人一倍登山が好きで、一方、桁外れな英語力の持ち主であった友人の逝去について書きましたが、彼の葬儀を体験し、この世に生きてることの有難さ、生を授かってる喜び、自らの意思で生きてる尊さを、今回ほど切実に感じたことはありません。
彼の場合、人に登山の喜びを教えたり、英語を媒介にした国際交流の楽しさを教えるなど、彼には人を幸せにする能力が人一倍備わっていたと感じます。私はその恩恵にどっぷり浸かり、彼と知り会った22年間はとても充実した時間が過ごせ、今思うと東北大震災の日も彼と共に自然散策してました。
私は13年間一人暮らしであっても、彼が精神的に手を差し伸べてくれたことから、あまり孤独感を感じたことありませんでした。一方、彼は拙いブログの読者であり、元気な頃はSamuel Toddのハンドルネームでコメントを頂きました。亡くなる1ヶ月ほど前にもアクセスを頂き、「読んでるよ。」と連絡もらいました。
ところで、私の家の前の道は端から端まで50mで、1往復すると100mです。車もほとんど通らず、いつもの土手へ行かずにここでウォーキングすることもしばしばです。一往復したら石を一コマ動かし、端から端まで石を移動すると1000mで便利です。昨日の夕刻は2往復し、2000mです。途中から隣の小学1年の女の子もいっしょに歩き、彼女が石を動かし、それが楽しみだったようです。
友人の逝去を体験してから、私は改めて考えてます。
「健康は運命」と決めたり、「健康は待っていては来ない」ことで、次の三つ要素を徹底することが望ましいと考えます。1はしっかり食事を摂る・・・特に朝食に重点を置く。2は心肺機能の強化とanti-sarcopeniaです。サルコペニアは筋肉減少を意味します。特に下半身の筋肉の維持と強化です。これは生きる力の元と考えてます。
そのために、例えばcalf raiseは階段の縁を利用し踵の上げ下ろしです。これにより脹脛の筋肉が硬く鍛えられます。脹脛は第二の心臓といわれ血液を下半身から高い上半身へ上げる太い大静脈血管があります。これを鍛える意識です。
3は深い睡眠です。時間より、ぐっすり感です。一日が充実し、悩むより考えることが中心で、しっかり運動すればぐっすりです。
ところで、若いときは勝負に拘ったスポーツでしたが、第二の人生では健康長寿がいわば人生をかけた勝負です。それには一にも二にも下半身に筋肉をつけたいものです。要するに自分とは「筋肉の中に生きている」感覚を持ちます。これには断然、ウォーキングです。3㎝ほど少し大股で歩くと、自然と腕が振れてきて、運動にダイナミックさが出てきます。ウォーキングとしてこれは本格的な動きです。
下半身の鍛錬を目的にしてウォーキングすると、同時に心拍数が速まり、平時の1.5倍に、つまり105拍程度になります。これなら心臓に負荷がかかり過ぎず、疲労感は起こりません。一方、呼吸数は平時18程度ですが、こちらはほぼ2倍の36回になります。私の場合、こちらはどうしても足のリズムに合ってしまいがちです。
心肺機能についてのポインドは、常に平時と同じでなく、時には心臓と肺に適度な刺激を与えることが血流の速度を平時の1.5倍にし、毛細血管を媒介にして酸素と栄養を全身の臓器と筋肉に届けます。生きてるとは、血流によって酸素と栄養を全身に配給し続けてることと言えます。
冬季は寒いので、血圧の関係から早朝運動を避けるべきです。しかし、もう寒くないので私は朝、歩くことがあります。朝食が美味しくなる好循環が期待できます。これからの日々、忘れてならないことは一日を通じて水分補給です。
今は亡き親しかった友人の教えを守り、しっかり生活したい。
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