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2018年6月14日 (木)

倉賀野町のオカリナ練習会が開かれる

P1030952【練習場所】

 音楽が好きな人は鑑賞するのみでなく、自らも演奏したい気持ちがあります。これは子育てが終わり、年齢が嵩むほど高まるようで、私の倉賀野町にオカリナ愛好者たちがいることに驚いた私は、彼女たちがいつも練習場所に苦労されてることを知りました。
 
 音楽演奏は音が出ることであり、通常2時間ほど練習することから音が外に出ない構造の練習場所が必要です。公民館を当っても所在地の問題や、希望の日時に予約が取り難いとのことです。
 
 この話を聞いた私は「ぜひ私の家で練習してください。」とリーダーの方に伝えました。たまたま、私の家は外に音が漏れない構造にしてあり、外の音も室内に入りません。写真の部屋は18畳あり、6人が練習するには丁度よい広さです。
 
Photo【オカリナ】
 
 このため、今年の4月より既に3回の練習会が行われ、オカリナ特有の柔らかい音色が響き渡り、誰でも知ってる昔からの童謡や、日本の名曲「みかんの花咲く丘」などレパートリーは広いです。暫くぶりにオカリナを聴く私も心が和みます。
 
 先日は私もピアノで参加し、この曲を伴奏しましたが、この曲には前奏や間奏があり、急遽弾いたので楽譜がありませんが、細かな有名な間奏がどうにか弾けました。いつも一人でソプラノサクソフォンやピアノを奏でても、他の人と合奏することは暫くぶりで、音楽を力合わせていっしょに奏でるのは、また一味違う喜びが生ずるものです。
 
P1040953 【インド象が並ぶピアノの部屋で練習】
 
 彼女たちの練習中、私はいつも別の部屋で自分のことをしてますが、先日は、彼女たちがソプラノサックスを聴きたいとのことで休憩時間に吹いてみました。
 
 最近、人に聴かせすることは殆どなくなり、多少、緊張しましたが、演奏ではある程度の緊張感が却って必要です。マウスピースをお湯で温めてから暫くぶりに音を出しました。
 
 声楽では喉の調子が大切であるように、サックスで喉に匹敵するのはマウスピースとすぐ下の部品です。冷たいままでは音程が狂い調子が出ません。これをお湯で温めると、うそのように音が楽に出て音程と音色がずっと良くなります。
 
P1010766【ソプラノサクソフォン】
 
 すぐ吹ける曲は何かと考えたところ、東北大震災支援曲「花は咲く」を思い出し、実音B durで演奏しました。常に音色第一主義の私としてはまあまあの音色でしたが、彼女たちはクラシックのソプラノサックスを聴く経験がないらしく、目を丸くして聴いて下さいました。いつもオカリナの音に慣れてるせいか、違った音色とビブラートが新鮮だったのかもしれません。
 
 ところで、オカリナの有名な曲の一つは「シルクロードのテーマ」です。実にすばらしい旋律でオカリナの音色にピッタリです。これほど音楽と楽器が一致することも珍しいです。4000年の悠久の歴史や、ラクダが行き交う広大な砂漠が目に浮かびます。
 
 同様に名曲「禁じられた遊び」がギターでなければならないように、また、新世界交響曲の第2楽章「家路」がコールアングレでなければならないように、曲によってはその楽器でなければならない曲があります。代用が利かないです。
 
P1030768
 
 これから暫く私の家でオカリナ練習会が続きます。彼女たちは今までいろいろのステージに立ったようで、今後も演奏会という大きな目標に向かい、音楽を共に奏でる楽しさと人前で演奏する快い緊張感を大切にしてほしいです。
 

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音楽」カテゴリの記事

コメント

名曲には確かに極め付きの楽器がありますね。「遠き山に日は落ちて」で親しんだ「家路」の主題を奏でているのは、コールアングレという楽器でしたか。オーボエだと思ってました。
旋律が楽器の本領を目覚めさせる。高校野球の応援でよく耳にする殺伐としたテーマ曲の中のトランペットがそうだった。
有名なオカリナな曲「シルクロードのテーマ」をさっそく聞いてみましょう。

パクパイプさんへ・・・今日の天気はあいにく雨です。このようなときはショパンの「雨だれ前奏曲」が似合います。しとしと降る感じはピアノでこそ表現できるものでしょう。
ところで、新世界の家路はオーボエでも広い意味では正解です。ただ音が低いのでアルトオーボエが使われてます。この楽器は国によって名前が異なり、日本ではイングリッシュホルンと呼ばれたり、コールアングレはフランス語です。
私は次女の結婚式でソプラノサックスで「シルクロード」を吹きました。これからの道は果てしなく、苦しみも楽しみもある人生の道であることと、実は、彼女の亡き母がシルクロードに行って植林したい気持ちを持っていたからです。母は娘の結婚式に出られませんでした。シルクロードの音楽が母だと思って聴いて下さいとスピーチして。

 今日のような雨の日は、ショパンの「雨だれ前奏曲」が確かに似合いますね。「雨だれ前奏曲」で、しばし、梅雨を楽しみ、心晴れるも、落つる雨だれの音に、ふと、不整脈を思う心の曇り。

バグパイプさん・・・肘を伸ばした左手を10回ほど大きくクロールのように旋回することで左の肩甲骨を揉み解せます。心臓は肩甲骨のすぐ前にあるので、この運動により私は期外収縮がなくなりました。

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