群を抜く勇壮なフランス国歌・・・ワールドサッカー
ロシアで行われた「2018FIFAワールドカップ・サッカーのテレビ中継は日本時間では毎回、深夜に放送されました。日本が勝ち進んでいる時はもちろん、フランス対クロアチアによる決勝戦に至るまで、世界中の人を熱狂させるサッカーというスポーツが人々を惹きつける原因はどこから来るのでしょう。
日本でサッカーが盛んになったのは比較的近年であり、私が若いときはそれほどメインなスポーツではなく、日本では野球が中心であり、今でも年間を通じで行なわれてます。ワールドシリーズといえば、アメリカ国内の大会を指すほどであり、これは戦前からアメリカの影響によるものと考えられます。しかし、世界的観点から見ると野球が行われる国は世界の広範囲ではなく、アジアを中心としたスポーツです。近年はオランダなどヨーロッパにも浸透しつつあるようです。
それに比較し、サーカー人気は今や先進国・発展途上国に関わらず、世界中どの国やどの地域でも行なわれてる世界に共通なスポーツといえます。それは広場とボールが一つあって、蹴ってゴールに入れればよく、ゴールキーパー以外はボールを手で触ってはいけないなど、ルールは比較的簡単であるからと想われます。特に、ゴール直前の混戦からシュートすることに敵味方共に一喜一憂します。昔、インドに滞在中、子供たちがサッカーに興じていた姿が脳裏にあります。
一方、私が中学生時代はサーカー部がなく、野球、バスケットボール、バレーボールなどがメインであり、陸上競技の大会においては、これらの部の中から選手が駆り出されました。因みに、私はバスケット部に所属し、陸上の大会では三段跳びに駆り出されました。バスケットで鍛えたジャンプ力に期待がかかったのでしょうか。しかし、自己記録は11mほどでした。
ところで、ワールドカップ・サッカーでは試合前に必ず両国国歌が流れます。世界の国歌に関心ある私はとても楽しみなことです。どの国の選手も自国の国歌が流れると熱狂的に歌い、喜びを身体で表現してます。これは応援するサポーターはもちろん観客も同様となり、広大な会場は国歌の渦になります。
日本の国歌もこのような稀に見る広大なスタジアムで、しかも、多くの国々の人々が聴き入る前で流れると、平素、耳にする「君が代」とは異なって高貴なシンフォニックに聴こえ、メロディーを聴いて再度、心の底から日本人である喜びを感じさせます。
ワールドサッカーでは各国の国歌をいろいろ聴きましたが、このようにサッカーの世界大会での私の感想は、フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が友と自然に肩を組んで歌いたくなる雰囲気があり、それは勇壮さにおいて一際、群を抜いてます。これは国歌ができた時代的背景に起因するかもしれません。メロディーは如何にも革命的で、自由開放を讃えるリズム・テンポによるからでしょう。
1792年、フランスが対プロイセン・オーストリア戦において、南フランス・地中海に面するマルセイユからパリに向かう義勇兵に歌われて以来、革命時代の行進曲として国民に広く普及し、後にフランス国歌となった経緯があります。
一方、連日行われてる高校野球地方大会でも、戦いが済んで勝者に贈られる校歌を聴くのは楽しいもので、恰も校歌の聴き比べのようです。群馬県大会では前橋高校、高崎商業、前橋工業の校歌が音楽性の観点から断然他を引き離し、魅力的に聞けるのは私だけではないでしょう。高崎高校の以前の校歌は寮歌に通じ、芸術的に深みがあり、味あるリズムに感じました。
前述の三校校歌は日本楽壇の黎明期に活躍した高名な作曲家の作品であり、一度聴いただけで私たちの心底に響くのでしょう。作曲家は順に中田章【早春賦など】、弘田龍太郎【叱られてなど】、中山晋平【カチューシャの歌など】です。
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