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2018年7月23日 (月)

公転する地球から見る「大暑」の太陽の位置

P1030703【モリアオガエル生息地として有名な群馬県・大峰湖】

 連日、日本列島は猛暑に覆われ、40℃近い気温は今まで殆ど記録してません。この理由は、太平洋高気圧が列島を覆い、更にチベット高気圧なるものが重なってると天気予報では説明されてます。先般、西日本を襲った豪雨による災害では、この猛暑の中、復旧作業は並大抵のことではなく、心底よりお見舞い申し上げます。
 
 さて、日本は温帯に属するため、概して四季がはっきりしてます。しかし、近年は夏季において豪雨が多くなり、一方、冬季は日本海側を中心に列車や車が立ち往生するなど、ほぼ毎年、豪雪が繰り返されてます。また数年前、私たちは平野部でも50㎝ほどの豪雪を体験をし、流通は混乱し、平素の平和な暮らしが乱れました。これら気候変動については科学的な原因究明が待たれます。
 
 ところで、今日は二十四節気の「大暑」です。一般的に考えるならば、一年で最も暑いのは「夏至」の頃であり、一年で最も寒いのは「冬至」の頃の筈です。また、「春分の日」と「秋分の日は」太陽が天の赤道にあり、どちらも気温はほぼ同じ筈と考えられやすいですが、実際に、気温は後にずれることを私たちは体験上、知ってます。
 
 これは地球の表面を取り巻く大気が「すぐには熱しにくく、すぐには冷えにくい性質」があるからと考えられ、実際の暑さは夏至から1~2ヶ月後にずれ込み、実際の寒さは冬至から1~2ヶ月ずれ込みます。
 
 同様に、このずれ込みから春分の日はまだまだ寒く、秋分の日はまだまだ暑いということになります。
 
Photo 【冬のダイアモンドにある双子座】
 
 では、大暑について天文学的に考えます。秒速、約29㎞で反時計回りに公転してる地球から見る太陽の背景は、大暑では黄道十二星座の「双子座」から東へ抜け、隣の黄道十二星座である「かに座」近づいてます。上図にある地球から見た太陽は右から「夏至」、双子座の中に入ってる「小暑」、そして双子座から抜け出て、東の「かに座」に近づいてる本日の「大暑」の太陽の位置です。いずれも二十四節気一つで15°東へ移動します。
 
Photo_2【黄道十二星座の一つ「かに座」】
 
 大暑の日に、地球から見た太陽は上図の右の太陽です。本日の太陽は二つの黄道十二星座の丁度、中間にあります。そして、地球の公転により、逆に、太陽は東に進んで見え、8月7日の「立秋」には「かに座」のすぐ東に進みます。
 
 大暑の太陽の位置は赤経8hで、太陽黄経は8×15°=120°です。春分の日から今日まで地球は太陽の周りを3分の1周したことになります。
 
 ところで、赤経とは天の経度であり、15°は1hであり、hの下は60進法なので、h, m, sで表し、天一周は24hです。このため、それぞれ二十四節気とhは一致します。例えば、春分点は0h、夏至点は6h、秋分点は12h、そして冬至点は15hです。天体の位置はこの赤経と天の緯度である赤緯により、恒星の位置を表わします。
 
 例えば、最も明るい恒星シリウスの位置は赤経06h45m08s、赤緯‐16°42′58秒です。赤緯の表示は緯度と同様ですが、北半球にはプラスを、南半球には-をつけます。
 
 以上のように、大暑の日を通して、太陽とその背景にある星座との位置関係を考えることで、自分は宇宙のどこにいるかや、自分とは何か、を考えることにつながるのではないでしょうか。
 

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