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2018年7月26日 (木)

今が満開、枝垂れサルスベリの如く咲く百日紅

P1040946【今朝、撮影】

 年間を通じて、大きくなるよう周囲に池を掘り、井戸水を豊富に与えてられてるサルスベリは、幹の樹皮が恰も猿が滑るかの如くです。名付けた日本の先人はこの樹木の樹皮の特徴を捉え、しかもユーモラスに命名したものです。なるほど他の樹木に比較して、樹皮はつるつるな感じで、猿さえも滑るかの印象です。
 
 不思議なことに、サルスベリの成長は7月から幹の中が膨張し始め、結果的に周囲の樹皮が持ち堪えられなくなって、ついに古い樹皮が幹から離れ、落下します。その後は、すでに新たに生まれた樹皮が出来上がってる自然の営みです。そして、新たな樹皮は初めて空気に触れ、世間の荒波の矢面に立ちます。
 
P1040953 【サルスベリの樹皮は他の樹木のようにゴツゴツしてない】
 
 濃い樹皮の部分は昨年のもので、薄いところは最近、下から生まれたばかりの樹皮です。このように毎年樹皮が入れ替わって新しくなります。前述の通り、これは幹の膨張による珍しい現象で、他の多くの樹木と異なる点です。
 
P1040959 【古い樹脂が剥がれてる】
 
 一方、写真でもお分かりの通り、恰も猿が滑るかの如くつるつるです。しかし、実際には猿はいとも簡単に登れるでしょう。
 
 サルスベリの原産地は中国南部と考えられ、江蘇省徐州市など今でもサルスベリを市花としてる都市があると伝えられます。以前に中国へ一人で行ったことがありますが、そのときは残念にも、未だ私に樹木に対する関心が不足し、レース鳩を通しての日中友好でした。
 
 現在、これだけ多くのサルスベリが日本中で咲いてることから、中国から日本に入った年代は江戸時代より古く、遣隋使、遣唐使の時代に遡るのではないかと私は想像します。日本と中国との交流は多くの渡来人に始まることから、予想より早期で、あるいはこの頃とも考えらます。いずれにしてもサルスベリは中国では百日紅(パイルーホン)、日本では猿滑が元の命名と考えられます。
 
P1040945【今朝5時に撮影】
 
 おや、梯子が掛かってますね。これも年間作業の一つです。前述の通り、カミキリムシが穴を開けるほどなので、幹の硬さは比較的軟らかいしょう。実は小さい通称・アメリカ蟻に巣を作られてます。ですから幹の中心から枝の中にはこの蟻によるトンネルが掘り巡らされてます。その証拠は、上の穴から水を入れると下の穴から出てきます。
 
 これでは害はあっても益はありません。年間を通じて除去してますが、先方も樹木で営巣することは先祖代々の習性であり、繁殖力はもの凄いです。在来種の黒い蟻は地中に巣をつくるのに対して、赤い小さい蟻は樹木の中に巣を作ります。おそらく、明治以降、きっと、輸入の材木の中に忍び込み日本へ上陸し、そのまま樹木の中を中心に生きてるのでしょう。
 
P1040948
 
 タイトルのように平素は、枝が高いですが、開花時は花と蕾の重さで大分下がります。恰も、枝垂れサルスベリのようです。そばを通ると枝が頭に接触するので、夜間は気をつけなければなりません。
 
 しかし、殆どの樹木の開花がない夏季に、その風貌と花をたくさんつけた姿は、一段と優雅さを増し、見る人は日頃の憂さを忘れ、この木の美しさに陶酔します。
 
 「努力は陰でするもの」はサルスベリの成長そして開花のために、年間を通じて害虫対策、及び水遣りがあります。「楽しみは一時、努力は毎日」は何事にも共通します。それてせも、楽しみは一時と言っても、サルスベリは7月上旬から10月上旬まで、その名の通り、百日間、咲き続けます。お近くの方は見にいらしてください。
 
 

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コメント

この時期街中で目にする花は、サルスベリと凌霄花。樹皮に注目してみると、サルスベリの樹皮は一般的には赤褐色で非常に滑らかですが、ブログの樹皮は、古い樹皮が剥がれ落ちたあとの白い木肌が見えその部分はとてもつるつるしてますね。凌霄花の樹皮は灰褐色で縦に不規則に裂け、絡みつく形の樹皮はグロテスク。
樹皮から樹木を見るのも面白いですね。


投稿: 外音坊花芯 | 2018年7月26日 (木) 19時52分

外音坊花芯さんへ・・・拙い文に対し、コメントを有難うございます。
仰せの件ですが、本文中に今朝(27日)撮った一枚の写真を載せました。今まさに昨年の古い樹皮が幹から剥がれ、落下しようとしてます。このようにすべての樹皮が剥がれて落下し、新たな樹皮が下から出てきます。これは樹木が成長することによって幹が膨張する結果です。
別件です。体調は以前とは変化し、舌がおかしいです。ビールなどアルコールを受け付けません。どうしたことでしょう。専門医を捜し受診してみます。

投稿: カッキー | 2018年7月27日 (金) 06時14分

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