未然に防護策をとれば事なきを得るサルスベリ
昨年6月の朝、サルスベリの根元に誰かがドリルで穴を開けたのではないかと思えるほど直径1㎝近くの丸い穴が深くあいてました。私の庭には門がなく、自由に出入りできるので、そのときの私は誰かにいたずらされたと勘違いしました。
根元に少しの木の屑が散らばっていたことから、おかしいぞといろいろ調べた結果、カミキリムシの仕業と分かりました。それは、時を同じくして群馬県の桃や梨の農家が外来種カミキリムシに根元に穴をあけられたという新聞記事を目にし、かなり被害が出てる記事でした。
このサルスベリも同じ外来種カミキリによって穴をあけられ、木の中に卵を産みつけられたと、二ュースを見てから判明しました。日本在来のカミキリムシより威力が強く、大きな穴が深く開けられました。
おそらく外国からの木材運搬船で積荷の木材の中に潜み、日本に上陸したと考えられます。このカミキリムシは強い歯を持ち、硬い樹木を噛み砕き、深く穴を掘り、その中に卵をたくさん産んで子孫を残す本能なのでしょう。彼らも子孫繁栄に真剣に生きてることが分かります。
しかし、大切にしてる庭木や農家の果物の木の根元に入り込まれては大損害になります。当時、私はこの穴を見て、サルスベリは朽ちるかもしれないと覚悟もしました。だが、可能な限り手を尽くそうと、木工ボンドを口までいっぱい詰め込み、その後、同じ太さのサルスベリの枝を切って、金槌で叩いて差し込みました。今思うと、最初に勢いのよい水道水で穴の中を洗った方が賢明だったかもしれません。
今年は、3月の段階で最初の写真のように、細かく硬い金網を根元に張り巡らしました。もう、産卵期は終えたことから、今年は大丈夫と思います。
しかし、サルスベリの幹は年々太くなるので、巻いた金網が壊れるか、サルスベリの幹に金網の痕が入り込むかの状況になりつつあります。いずれにしても、毎年3月には同じ対策が必要なので、本体が傷つかぬよう、新たなものに換える必要があります。
私の家のサルスベリは数年前に購入し、今では私の倉賀野町でも大きなサルスベリの一つになってます。剪定しない方法で育て、根元に池を作り井戸水をたっぷり与えたところ、成長が早く、近年は花が多く、正に百日紅と表現するように9月下旬まで100日間の開花が楽しめます。
先日の小暑の日に開花したのを確認しました。夏本番にはいよいよ満開となり、庭先なので我が家のシンボルツリーになります。常に水を遣り、健康状況を把握し、何事に対しても適切な処置を施したい。
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コメント
百日紅
猿より筆が
よくすべり
ブログアップ時間も早かったですね。
体調もよさそうにお見受けします。
投稿: 勉 | 2018年7月 9日 (月) 10時36分
勉さんへ・・・コメントに感謝いたします。
今朝は8時から矢中食堂でひとり寂しく、朝食を摂り、その後、樹木の写真を撮り、9時から10時半まで百日紅についてブログを書きました。11時から相談所に行き、収穫を得て、家に帰ったのが1時です。
体調はまあまあですので、今宵は暫くぶりに某所に参ります。果たしてお酒が飲めるでしょうか。また、勉さんの「広場」投稿記事を読みたいです。
投稿: カッキー | 2018年7月 9日 (月) 13時22分