群馬県・十二ヶ岳山頂から四羽の鳩を放す
前回に引き続き、以前に地元紙・上毛新聞「ひろば」に掲載された拙い投稿文をブログに書きます。
近所の山の愛好家たちと、今年は群馬県中央部に聳える十二ヶ岳を正月登山として登りました。メンバーは三家族六人で小野上村側から登りました。
杉林の登山道がしばらく続き、1時間もするとやがで男坂という名の急峻な上り坂が最後の頑張り所です。頂上に着いたら飛ばそうと、4羽の伝書鳩を籠に入れ運びました。登るのが大変でしたが、苦労の甲斐あって見晴らし抜群の頂上に到着です。
群馬の真ん中に、これほど眺望の素晴らしい山頂があるとは驚きです。谷川岳や上信越国境の銀嶺が手に取るように迫ってます。まさに群馬の別天地です。
冷たく澄んだ空気と絶景を満喫しながら乾杯、雑煮をいただきながら楽しい語らいは続きました。
そして、良い年になるようと願いを託し、伝書鳩を放ちました。紺碧の空に向かって鳩は朝日に輝きながら舞い上がり、十二ヶ岳上空で旋回しつつ我が家の方向に向かって飛んで行きました。
鳩は通常、平地ではせいぜい100~200mの高度を飛ぶことから、こんな高地から放されたのは生を授かって以来、初めてです。持って生まれた方向判定能力をより研ぎ澄ませながら、青空に吸い込まれるように私の倉賀野をめざしました。
十二ヶ岳命名の由来は標高1200mから。その名が示す通り、私たちを十二分に堪能させてくれる山でした。
レース鳩は飼い主が行う訓練によって、潜在する方向判定能力が磨かれます。そのためには常に集団訓練のみでなく、時には、このような高所から飛ぶ訓練、そして、事前に孤独な飛翔を体験しておくため、1羽ずつ放つ訓練が大いに功を奏します。
追伸:昨年8月30日には群馬県・御巣鷹山の昇魂の碑から11羽のレース鳩を飛ばし、犠牲となられた520名の御魂の平安を祈りました。
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