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2018年9月13日 (木)

認知症対策の一つは耳の健康から

3029 【至仏山山頂から見た尾瀬ヶ原】

 
 内閣府発表によると、65才以上の高齢者の認知症患者数は平成24年(2012)は462万人で、65才以上の7人に1人でしたが、将来推計についてみると、2025年には約700万人になり、5人に1人になると見込まれてます。問題は「認知症は現在の医学では根治できない」と言われてます。
 
 一方、認知症の3分の1は事前にならば予防可能であり、その中の最大リスク要因は難聴といわれてます。若いときから、耳垢の清掃にあまり注意を払わず、耳の健康維持に重きを置かないで永年に亘り生活を続けた場合と、そうでない場合とでは、高齢になってからの認知症発症のリスクに大きな差が出てくる可能性があると考えられます。
 
 たまたま、私は45年前に副鼻腔炎を患い、耳鼻咽喉科医師から手術を勧められ、夏休みに前頭胴左右2か所、上顎洞左右2ヶ所の大手術を受けました。大手術と言ったのは、前頭胴が額の中にあるため、手術の痕が他人に分からないように執刀医が眉毛の中を切って広げ、頭がい骨の一部を切断して穴をあけたからです。
 
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 おそらく中に溜まってた病的な膿を吸入し、同時に、上顎洞については、口の中の犬歯の上部を切開し、頬の中にある空洞の膿を吸入し、治療を施しました。左の前頭胴と左の上顎洞は同じ日に手術しました。
 
 このため、手術後は顔が想像以上に腫れ上がり、隣の人から「蜂に刺されましたか」といわれました。顔の腫れが少し引いた2週間後、今度は右の前頭胴と上顎洞を同様に手術しました。ですから期間は約1ヶ月かかりました。今思うと、顔面の頭蓋骨を切開し、顔も変形する可能性があり、よく思い切って手術に踏み切ったと思います。結婚前の若い時でしたが、その後の長い人生で、健康に生きるためには呼吸が最も大切であることを考慮し、私自身で決断したと思います。
 
P1040314【榛名山の雌岳から眺めた水沢山の絶景】
 
 鼻の手術以降、その耳鼻咽喉科には今でも週に1回ほど通院してます。このため、おそらく既に2000回は術後の治療に合わせ、同時に耳の健康維持に、医師に吸引機による耳の清掃と治療をしてもらってます。自身で耳の中が見えないことから、耳垢をよく清掃できません。また、傷をつけてしまいがちです。耳鼻咽喉科医師により、私の鼻と耳は常に空気がよく通り、生活における鼻呼吸と耳の聞こえは同じ年齢の人と比較すれば、おそらく遥かに健康と想われます。
 
 前に戻ります。一般的に、耳の聞こえの悪さから始まる難聴が脳の病気である認知症の要因の一つになることは意外と気づき難いことです。
 
 目は閉じて休むことがあっても、耳は眠ってる間も音が入るため、私たちがこの世に誕生以来、ずっと休まずに働いてます。ですから、一般に加齢と共に耳の働きが衰えてくることは自然です。このため誰でも次第に難聴になる傾向で、70歳前半で男性の50%、女性の40%で、70歳後半では男性70%、女性67%とされてます。(老年医学雑誌)
 
 難聴になると、先ず初めに家庭内で問題が生じます。聞き返しが重なり、徐々に話しかける機会が減り、人間にとって大切な「ユーモアや感情豊かなやり取り」が失われ、笑いはなくなり、家族内にありながら家族との関係が希薄になりがちです。延いては、外出をしなくなり、社会参加はなくなり、孤立感、疎外感につながります。一人暮らしの私がこう言っても、説得力に欠けますが、難聴が家庭・社会からの疎外感、そして意欲低下となり、認知症へつながることが起こり得ると考えます。
 
 私たちにとって「悲しい」や「喜び」は人間として生きてる根本です。生活して徐々にこれがなくなることは本当は恐ろしいことです。聞こえが悪くなって周囲から情報が入らなくなると、脳は考えなくなったり、喜怒哀楽がなくなり、脳活動の低下に結びつくと考えます。
 
 高齢になり、聞こえが悪くなったら、ただ耳の問題と思って放置しておくと脳の働きまで衰えてきます。このため、早めの対策を検討し、補聴器をつけたりで大分違います。先ずは、聞こえ難いと感じたら躊躇せず、耳鼻咽喉科で診察してもらうことが必須です。多くの場合、耳の奥に何十年もの耳垢が溜まってることが考えられます。
 
 前述の通り、私は週に1回から10日に一回は、すぐ近くの耳鼻科に通院してます。少なくとも1ヶ月に一回は耳の内部を拡大鏡で見る医師に耳垢を取り去ってもらいます。これで耳の聞こえは十分と考えてます。
 

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