トンネル建設の技術に驚く・・・関越トンネルを通過
昨日、高崎市を午前8時45分に出発、関越自動車道を経由し、一路・新潟県越後湯沢へAudi TT Quattroを走らせました。目的はレース鳩の山岳訓練です。果たして、レース鳩は魔の谷川岳上空を飛び越え、帰巣本能によって高崎市の鳩舎へ戻るでしょうか。
もっと遠方の新潟県から放鳩すると比較的楽に谷川岳上空を飛翔できても、谷川岳の麓の越後湯沢では放した瞬間に屏風のように立ちはだかる谷川岳であることから、山岳をものともしないレース鳩を選定するには効果があると考えて実施しました。無事帰還するレース鳩は鳩友ピジョンクレージー鳩舎に預かって戴く予定です。
ところで、暫くぶりに関越トンネルを通過した感想は、誠に素晴らしいトンネル環境で、改めて日本のトンネル掘削技術の優秀さに驚くほかはありません。このトンネルの長さは上りが11055m、下りが10926mで、日本の山岳トンネルでは最長と言われます。
日本のトンネル建設技術は世界的に有名で、その優秀さを買われ、フランス~イギリス間ドーバー海峡下にある海底トンネルも日本の技術が活躍しました。このことからも関越トンネルの素晴らしさ、快適さが頷けます。
トンネル内を走っていると5Kほど連続した上り勾配です。途中に分水嶺があり、この辺が県境です。それを過ぎると下り勾配になることが分かります。これはトンネル内に水が出たとき、自然排水になる仕組みからと、トンネル後半が下りになることから渋滞が起こり難くいと考えられます。
トンネル内は二車線で、上りと下りのトンネルは別々に建設されてることから合わせて四車線です。トンネル内は幅が広く感じ、閉じ込められてる感覚はなく、照明も明るく快適に走行できます。
それでも、長いトンネルで高速道路のため、やはり緊張感はあります。およそ10分弱で通過しました。トンネルを出ると越後湯沢でもかなり高い位置です。その後しばらく下り坂が続いてインターに着きました。ETC専用出口を通過し、やっとのことで目的地に着きました。
インターを下りるとすぐ駐車場があり、そこで暫く休憩し、天気は快晴ではなくとも、あちこち雲がある空模様です。連れてきた7羽のレース鳩に1羽ずつ声をかけ、およそ10時にいつもの単羽放鳩です。飛ばした鳩が見えなくなってから次を放します。鳩は見慣れない光景に戸惑いながらも、高度を上げてました。果たして生れ持った方向判定能力と飛翔力により高い屏風である谷川岳を飛び越えられるでしょうか。
実は1週間ほど前に、長野県上田市から帰還した鳩ばかりで、山岳越え訓練はすでに体験済みです。しかし、谷川岳通過は比較できないほど急峻さがあり、おそらく猛禽類の棲み家もあることから、非常に難関です。
私が家についたのは11時30分頃で、早速、鳩舎に入りましたが、1羽も帰還してません。しかし、午後1時頃に1羽が遥々飛翔し、舞い降り、続いて2時頃2羽目が帰還しました。続いて夕方に3羽目が到着です。
3羽の鳩はピジョンクレージー鳩舎を通じて、その子孫が全国で活躍することを祈ることにしてます。
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