« のんびりと 未舗装の道 歩きたい | トップページ | 筋肉維持 年をとっても 心掛け »

2018年12月24日 (月)

四七抜き音 日本の心を 掴みとる 

Dscf0471【ファとシを弾かないと日本音楽になる】

 今朝、朝食のため珍しくコンビニに「おにぎり」を買いに行きました。途中、きれいな口笛が聞こえました。それは次第に大きくなり、こちらに向かって来る中年の男性の口笛でした。遠くにいるうちから静寂な朝に沁み渡り、何とそのメロディーはお馴染みの「北国の春」でした。
 
 彼は朗々と、しかも響きのきれいな音色の持ち主です。彼は何故、自然に朗々と口笛を吹き鳴らしてるのか、もしかして今日は振り替え休日で、しかもクリスマスイブのことから、自然と心にゆとりが生じたのでしょうか。珍しい光景です。しかし、最近は口笛で歌う人が少なくなりました。
 
 どうぞお歌いください。
 
 私も歩きながら、この曲は何故私たち「日本人に生れ故郷を彷彿させる」雰囲気を持ってるのか、改めて考えてみました。歌詞は一切考慮しなくても、メロディーそのものがいかにも日本人の心情に訴えかけます。
 
3338【遠くに榛名さんを望む黒井峰遺跡でレース鳩の訓練をした写真】
 
 一般的に音楽はドレミファソラシドをすべて使って作曲されてるのに「北国の春」は「ファ」と「シ」が一つもありません。つまり、「ドレミソラ」だけでできてる五音音階です。私はこれが原因で如何にも日本的メロディーになることは知ってました。この曲もご多分に漏れずというより、極めて日本人の心情に打ち解ける音楽であることに違いありません。
 
 私たちが子供の頃から慣れ親しんだ多くの童謡も、この「ファ」と「シ」を抜いた五音音階でできてることが多いです。仮に「ファ」と「シ」が入っていても、経過音としてです。この五音音階を極端に取り入れたのが、いわゆる「演歌」です。ですから、私たちも見よう見まねで「ファ」と「シ」を抜いて何か音楽を作曲すれば、必ず日本音楽的になるので不思議です。
 
 一方、日本の音楽でなくても、スコットランド民謡「蛍の光」も恰も日本の音楽ではないかとさえ思われるほどです。これは偶然にもこの五音音階でできるためです。
 
 日本とイギリスは似てることがあるのでしょうか。イギリスでは今でも大晦日の晩、午前0時前にカウントダウンが始まり、新年になると同時に「Auld Lang Syne=蛍の光」を歌う慣習があるとイギリス人から聞いたことがあります。日本時間一月一日午前9時の瞬間からです。
 
P1040175【万里の長城で】
 
 やがて終わる平成時代の私の思い出の一つとして、飼育してたレース鳩が中国内モンゴルまで飛んで行ったことが分かり、先方の飼育者から、鳩に会いに来てやって下さいと手紙が届きました。
 
 国際間のことでもあり、失礼があってはいけないとの思いで夏休みに私は一人で北京へ行き、内モンゴルパオトウ行き列車に乗りました。これは全長400mほどの大陸横断鉄道です。列車は万里の長城の下のトンネルを何度も通り抜けます。その時、列車内に流れていた音楽の一つが、この「北国の春」でした。四七抜き音階は中国人やモンゴル人も好きということが分かり、あるいはアジアに共通する音楽の基本かもしれません。 
 

|

« のんびりと 未舗装の道 歩きたい | トップページ | 筋肉維持 年をとっても 心掛け »

音楽」カテゴリの記事

コメント

 ヨナ抜き音階で、ドレミで歌っている童謡の「赤とんぼ」を聴きました。ソドドレ ミソラドソ ラドドレミ ミラソラ ドラソラソミ ソミドミレドド
 ヴィーナス像の美の秘密は欠けてしまった両腕だといわれます。ヨナ抜きも2音が欠けているから美しいのではないかという意見を聞いたことがある。 


 


投稿: ペンタトーン | 2018年12月25日 (火) 07時11分

Pentatonic scaleさんへ・・・不思議です。五音音階でできてる多くの童謡が心に浸みると共に覚えやすいことです。
仰せのヴィーナス像について、頷けます。

投稿: カッキー | 2018年12月25日 (火) 08時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« のんびりと 未舗装の道 歩きたい | トップページ | 筋肉維持 年をとっても 心掛け »