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2019年1月 3日 (木)

一年が12ヶ月あるのは何に起因するか考える

Photo【いて座】・・・地球から見た現在の太陽の位置

 
 新しい年2019年、平成31年を迎え、平素、静まり返ってた我が家も誠に賑わってます。娘たち家族が年末から泊りがけで実家である私の家に来て、連日連夜、祝杯を挙げてるからです。大晦日には私も含め全員で倉渕の相間川温泉で一年の疲れを癒しました。
 
 多くの外国ではクリスマスが盛大であっても、昔から日本人にとって、お正月は一年でも最も楽しく家族が憩う習慣が根づいてます。しかし、現在と異なることは一月一日の時季です。明治5年まで日本は太陽太陰暦を採用してたことから、現在の2月上旬から中旬にかけての頃が1月1日でした。この頃になると日の出が早まり、自然界でも日差しが高くなり、草花の芽が顔を出して伸び始め、小鳥のさえずりも幾分か活気を感ずるようになります。今年、旧暦の1月1日は現行暦で2月5日の新月の日です。
 
 元旦に戴いた年賀状にも、「迎春」、「新春のお慶び」などの挨拶が多く見られます。しかし、季節はこれから小寒、大寒と年間で最も厳しい寒さを迎えます。つまり、これから真冬が来るのに、何故、春という言葉が使われるのか、子供の頃より不思議に感じてました。
 
 私の想像では、これらは江戸時代から明治初めまで年頭の挨拶として使われた名残が145年経過した現在でも脈々と受け継がれている言葉です。しかし、これは時季外れになります。同様に、江戸時代の七夕は7月7日であったことが、日にちだけそのまま受け継がれ、これは大変な天文学的な間違いになってしまいました。
 
 こちらも現在の太陽暦のままで7月7日のみを受け継いでしまいました。これは本来「こと座」のベガ【織姫星】と「わし座」のアルタイル【彦星】が日本の頭上に来て、しかも、月の満ち欠けが7日目で「お椀の舟」の形となる1年に一回の巡り合わせの日です。それにもかかわらず、現在はその光景を一切無視し、太陽暦の7月7日に行うことから、あるいは地方によっては月遅れの8月7日に行なうことから、夜空はそのロマンチックな「天の絵巻」を成してません。こちらも145年経過しても変えようとする動きはなく、この分野の日本の指導者はどうなってるのか疑問に感じてしまいます。
 
P1030277【高崎市と遠望は武尊山2158m】牛伏山山頂より、拡大してください
 
 正月を迎え、私は暦について改めて考えてます。何故、人類の先達は今の時季を1年の始まりに決定したか、これについて私は最近も記述した通り、秒速およそ29㎞で反時計回りに公転してる私たちの地球が、全天第一位の明るさを放つ「太陽」と全天第二位の明るさを放つ「シリウス」を線で結んだ位置にゴールする日であり、再度、出発する日であることを認識してます。ですから一月一日は天文学的に大きな意味を持つと考えてます。
 
 一方、タイトルの如く、「一年が何故12ヶ月である」かについては、日常の社会生活ではあまりにも当たり前のことで、生来考えることもありませんでしたが、本当のところ、これは何に起因するかを正月であることから改めて考えます。
 
 紀元前、特に、中近東にいた人類の祖先は、常に天体の動きに一定の法則を見出し、その一つが太陽の軌道である黄道の遥か背景に個性ある姿をしてる星座たちに名前を付け、太陽がその星座の前を通過する度に、季節が変化し、毎年その星座が同じ季節であることを突き止めたのでしょう。現在と異なり、空気が澄んでいた紀元前では星は恰も降かの如く、星座たちが明瞭に見えていたと想像できます。拙い体験でも、ネパール・カトマンズ郊外で見た星空と内モンゴル高原で見た星座は誠に小さな星まで肉眼ではっきり見えます。このため、紀元前の人々は「星座の動きと季節の移り変わり」について、その結びつきを体験的に認識していたと考えられます。
 
 現在でも、地球から見て黄道上の遥か背景に並ぶ特異な形を成す星座は1、やぎ座、2、水瓶座、3、魚座、4、おひつじ座、5、おうし座、6、双子座、7、蟹座、8、獅子座、9、乙女座、10、天秤座、11、さそり座、12、射手座がほぼ等分に並んでます。
 
 この黄道十二星座は、地球の地軸の傾きが千年単位程の長期で多少変化することから、太陽の背景にある星座が変わり、時季がずれます。このため、当時と現在では多少異なってます。例えば、紀元前の冬至に太陽は「やぎ座」の方向にあったといわれます。しかし、現在の冬至に太陽は未だ「さそり座」近くにあります。これが原因で、現在でも南回帰線のことをthe Tropic of Capricornといわれるのは紀元前の名残と考えられます。私は現在でも一年が十二ヶ月に分かれてる起源は、これら黄道上の遥か彼方に季節を示す十二星座が並んでいることに起因すると考えてます。
 

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コメント

天体の運行を観察する中で、1年を12の月に分けることが行われ、この12がそれ以外の生活のいろいろな場面で 使われているようです。
数字の表現方法で、英語で11はeleven、12のことはtwelveというが、11はone teen、12はtwo teenと言えそうで言えない。13以上になるとthirteenというように「~teen」という表現が用いられているのに。
12という数字に知的探求心を深めていこう。

12進法さんへ・・・コメント有難うございます。天体や地球は殆どを60進法で表し、これは分度器がそうであるように丸いものや時間は10進法では無理なのでしょう。
 黄道の背景は偶然にも12の個性ある星座が先史時代より存在し、季節が変化することで暦はこれに起因するのではないかと私は考えます。
 不思議にも音楽のオクターブ内には12個の音があります。これで人間の喜怒哀楽を表現できます。また、長調・短調も、それぞれ12個ずつ存在し、作曲家は曲を作るとき、そのどれかを選んで作曲します。

カッキーさんはもっとも空・宇宙と繋がっている人間のひとりですね。熱く語っていますね。copricorn。人類初の火星着陸が捏造であることが明るみに出る「Capricorn One」という映画がありましたね。

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