« 寒中に 春を先取り 君子蘭 | トップページ | 柑橘類 食欲そそる 八角形 »

2019年1月24日 (木)

上毛新聞「ひろば」に掲載・・コメンテイターの文章

 度々、このブログに丁重にして明快なコメントを送って下さる友人TМさんの文章が、先日、群馬県の地方紙・上毛新聞の読者投稿欄「ひろば」に掲載されました。早速、私も拝読しました。
 
 厳寒の今の季節を詠った有名な詩について、ご専門の立場からお考えを伝えられ、季節の春と人生の春を待ちわびる私もワクワクして、味わい深い文章を読むことができました。以下は氏の投稿文です。
 

P1010924【庭の紅梅】・・・拡大してご覧ください。

 
 タイトル・・・・・「冬来たりなば、春遠からじ」・・・・・
 
 冬の寒さが身に染みる頃、「冬来たりなば春遠からじ」という言葉が口をついて出て来る。出典は英国の詩人シェリーの詩の一節、「If Winter comes, can Spring be far behind?」だそうだ。
 
 「winter」と「spring」が大文字になっている。末尾の?マークは 意外だった。文法に忠実に訳せば「冬が来たなら、春ははるか遠くにいることができようか。(いや、できない)」と反語の硬い訳となる。ちまたに流布されている「冬来たりなば春遠からじ」は昇華された流麗な見事な日本語訳だ。
 
P1020224【大塩湖の春】
 
 「冬来たりなば」には、冬をしっかり受け止めて、やがて来る春に向かって生きていく力強い精神力を感じる。
 
 別の訳に「冬来なば」というのがあった。この訳は、冬の先にある春の野を軽やかな足取りで飛ぶように進む春への強い憧れの気持ちが先行する。「冬来なば 春遠からじ」とつぶやくと「梅の花」が口を突いて出て駄句が完成した。「春遠からじ」の訳は、慎み深く落ち着いて春を待つ趣きがある。
 
 「冬来たりなば、春遠からじ」には、現在の苦境を耐え抜けば幸福の時を迎えられるという強い希望も込められている。春よ!早く来い!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
歌曲・・・モーツアルト作曲「春への憧れ
 

|

« 寒中に 春を先取り 君子蘭 | トップページ | 柑橘類 食欲そそる 八角形 »

上毛新聞「ひろば」に掲載」カテゴリの記事

コメント

 貴兄のブログに、拙文を紹介していただき恐縮に存じます。
 3年ぶりの大風邪をしょい込み、布団の中での咳には難儀しました。口にするものの味がわからず、食事ので量も減り、結果、2キロダイエットできました。
 1月18日付け読売新聞群馬版の「USO放送」に下記の投稿が採用されていました。
     
      地殻変動
   「山」が「海」になった
        ――箱根駅伝
      (高崎・伝次平)

 一喜一憂しながらも投稿は結構楽しみなものです。

投稿: 閑遊 | 2019年1月24日 (木) 11時48分

モーツァルトの「春へのあこがれ K.596」を聴かせていただきました。明るく弾んだ春を謳歌するような歌声を聴きながら、日本の「早春賦」の歌詞をのせて歌ってしまいました。
「冬来たりなば春遠からじ」に合うメロディができたらなぁ。

投稿: 閑遊 | 2019年1月24日 (木) 13時09分

閑遊さんへ・・・コメントに感謝いたします。地殻変動いいですね。「山」が「海」になった。なるほどです。
 ところで、春への憧れは教科書に載っており、前高では授業で全員で歌いました。もちろんドイツ語でです。歌の試験では多くの生徒がこの曲をドイツ語で歌いました。暗譜で歌う生徒もいました。
 仰せの通り、この曲は早春賦に似てます。偶然にも早春賦の作曲家は前高校歌を作曲した中田章です。「雪の降る町」や「夏の思い出」を作曲した中田喜直のお父さんです。

投稿: カッキー | 2019年1月24日 (木) 15時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 寒中に 春を先取り 君子蘭 | トップページ | 柑橘類 食欲そそる 八角形 »