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2019年2月14日 (木)

今チャンス 一度は見たい カノープス

Photo【国立天文台より転載】

 全天で21個ある一等星のうち、最も強い光を放つシリウスに次ぐ明るさを持つ南半球のカノープスを見た日本人は少ないでしょう。その理由はこの星の位置が赤緯-52度41分、赤経06h23mだからです。
 
 山岳を考慮せず、すべて平野として単純計算すると、90度-52度41分=37度19分となり、これを北緯で考えると新潟県中部~福島県中部です。理論上はここより南であれば見えることになります。しかし、地平線すれすれであり、実際には南に山岳があることが多く、関東では例外的に南に山岳がない房総半島南部などでは見られそうです。
 
 もちろん、沖縄など南西諸島では見られるわけですが、それでも水平線上10度ほどであることと、赤経06h23mはシリウスとオリオン座の間の下に位置し、夜間に現れるのは冬季のみであり、その時間帯も短いです。2月の今がチャンスと言えます。
 
  この他、カノープスが見られる可能性のある場所は高山山頂です。この場合、関東の山岳はもちろん、もしかして東北地方の高山山頂でも見える可能性があることになります。地平線すれすれであっても、今の時季は幸い空気が澄んでることもあり、その可能性は大でしょう。
 
 という私も未だ一度もないと思われますが、もしかしたら見てるかもしれません。ただ、若い時なのでこの星に対する知識もなく、天体に関心が薄かったこともあり、今思うともったいなかったです。
 
Photo_2【カノープスは冬のダイアモンドのの下方にある】
 
 それは最初の就職でインドに滞在し、南インドのベンガル湾を望むプリーや、マドラスに行ったこともあるからです。プリーは北緯20度、マドラスは北緯13度であり、前述の計算からするとカノープスは水平線から大分高くなるからです。ですから折角のチャンスを生かせなかったのです。当時の私にとってカノープスは猫に小判でした。
 
 ところで、このブログのコメンテイターであるTMさんが、先日、ハンドルームを「南極老人星」の名で感想を寄せてくださいました。実はこれこそカノープスを指す星です。
 
 中国は国土が南北に広範囲に亘ることから、カノープスが見える地域と見えない地域があります。そのため、いずれにしても、日本と同様、中国では見えるか見えないかの境界があります。見えても、地平線すれすれです。こんなことから、南極老人星を見られた人は長寿になるという言い伝えがあるとのことです。
 
 今は、日本でもカノープスが見られる季節です。生涯に一度でいいから赤味がかかってるいわれる南極老人星カノープスを見てみたいです。幸い、私の友人にニュージーランド人Mr. Barry Spence がオークランドに在住され、現在、頭上より少し南にカノープスを毎晩のように見られる状況にあると思われます。彼は家族ともども私の家に滞在してたことがあり、現在フェイスブックの友人であることから、カノープスについて、どのように光ってるか訊いてみたいと思います。
 

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コメント

 南極老人星については、野尻抱影氏の「星の民俗学」(講談社学術文庫)所収の『南極老人星を見る』『房州の布良星(めらぼし)』が読み物として参考になります。
 2月はカノープス推進月間です。

 
 
 
 
 

投稿: 南極老星人 | 2019年2月14日 (木) 06時39分

南極老星人さんへ・・・早速コメントを有難うございます。『房州の布良星(めらぼし)』というように地理的に南が水平線であることから関東では千葉県で見えるようですね。生涯に一度は見たいと思ってます。
 先日、殆ど見えることが無い水星を日の出直前に見たときは感動ものでした。このように、この世に存在してても、私たちが生涯見ないことは星以外にもたくさんあると感じます。これからも心身を鍛え、少なくとも日本中を見聞したいと思う今日この頃です。今日は東京へ行くからにゃ何が何でも勝たねばならぬ。

投稿: カッキー | 2019年2月14日 (木) 07時07分

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