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2019年2月 4日 (月)

天文現象として「立春」を捉える

P1070304【現在、早朝に並んでる土星、金星、木星】

 
 今日は二十四節気の一つの立春です。「夏も近づく八十八夜」や台風が日本に接近することが多い二百十日は、それぞれ今日から数えた日数です。
 
 さて、太陽系を北極星側から見て反時計回りに秒速約29㎞の速さで公転してる地球から見ると、現在の太陽は黄道十二星座の前を日に日に東へ移動しています。立春の今日、太陽は「やぎ座」の真ん中に入ってます。やぎ座はいかにもヤギの顔かたちに似てます。
 
350pxcapricornus_constellation_maps 【立春では地球から見ると、やぎ座と太陽は同じ位置】
 
 やぎ座のことを英語でCapricornといいます。紀元前に冬至の太陽はやぎ座にあったといわれ、その名残が今でも、南回帰線のことをthe Tropic of Capricornという名で残っています。地球も長い年月にほんの少しずつ変化することからこのような現象があるのでしょう。21世紀では、冬至の太陽は「いて座」付近です。
 
 なお、地球から見る立春の太陽の位置は春分点【魚座のすぐ下】から315°東へ移動したところです。
 
 一方、天体の位置を示す赤経では、立春の太陽の位置は21hです。1hは15°ですから315°÷15°=21hになります。
 
 恒星などの位置は【人類が生存してる期間は】殆ど変化しないことから、地上の緯度・経度に相当する天の赤緯・赤経で表します。
 
 例えばシリウスの位置は赤経6h45m9s、赤緯-16°42′58″です。単位が異なるのは赤経は時間のように読み、赤緯は度数で読むからです。-は南半球を意味します。
 
P1070309【蕾が膨らみ、紅梅の開花はもうすぐ】
 
 立春の日の出【群馬県】は6時43分、日の入は17時12分です。昼の長さは10時間29分になりました。因みに冬至の昼の長さは9時間41分でした。ですから、すでに48分も陽が伸びてます。植物は日照時間の伸びを悟り、スイセンや梅、中でも室内の君子蘭はすでに満開です。
 
P1070305 【廊下の今日の君子蘭】
 
 立春を過ぎた季節の歌として「早春賦」があります。「春は名のみの風の寒さや」で始まり、これからは三寒四温が続きます。この歌の3番の歌詞ほど、今の季節を上手く表現した歌は他にないでしょう。
 
 次第に春という言葉が耳に入ってきます。春という言葉を聞かなければ知らないで済むのに、聞くと何とはなしに急かされる。「春になったら、いったい何から手を付けたらよいのだろうか。」・・・寒さでじっとしてた季節から活動期に入る人間の心情を詠っています。
 
P1070310【スイセンの芽】
 
 春と聞かねば知らでありしを、聞けば急かるる胸の思いを 「いかにせよ」とのこの頃か、「いからせよ」とのこの頃か。
 
 

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