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2019年4月25日 (木)

多様性と意外性に満ちた日々に

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 間もなく、平成が終わり、令和になろうとしています。私が住む群馬県では高齢者のみが暮らすいわゆる限界集落が山間部に散在してます。また、近年、高等学校の統廃合が進み、新たな名称の高校が数校生まれました。今後もこの他に数校で統廃合が計画されてます。これらは極めて少子高齢化が進んだ結果です。

 令和になれば、いっそうこの傾向が進むと考えられます。一方、特に今年から介護職や外食産業、建設業などを中心として外国人労働者の急増があります。急変しつつある社会がこのまま推移すると、一体、21世紀後半の日本はどうなるでしょう。

 もっと深刻な観点から少子化が続く日本民族はどうなるでしょう。予想を超えた社会構造の展開がすでに始まってます。

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【今が盛りのコデマリ】・・・拡大してご覧ください。

 この急激な変化にあっても、私たちは年々年齢が嵩みます。このような社会でも、私たちは「より人間らしく日々の生活を送る必要」があります。一体どんなことに気を付け、何をめざして一日一日過ごすか、これこそが私たちの人生そのものになります。

 若い時は何か一つ得意なことを見つけ、それを職業に結びつけて暮らせば「その道のプロ」といわれました。しかし、40年ほど続けた職業から退き、いつの間にか年金暮らしとなり、ついに子供の独立を迎え、私のように配偶者と永遠の別れなど、意外と早く一人暮らしになる可能性が存在します。

 私が考えるこれから高齢時代に生きる大切な基盤は、何をさておき先ず健康です。それには適度な運動により血液循環をスムースにし、他方、筋肉量の維持(サルコペニア対策)です。その次が心の持ち方です。具体的には如何に近隣との交流があるか、社会との繋がりを持つことであり、最も避けなければならないことが引籠りです。

 さて、高齢になって若い現役時代と異なるポイントは、一つのことに専念するより「多様性を持つ生き方」ではないでしょうか。これは今までにない喜びの発見につながり、折角生まれてきた人生、二度とない人生です。一つのことのみでなく多くの面で喜びを実感できるほうが、新たな人との出会いも含め、明るく上手く高齢期を生き抜けられるでしょう。

 日々、同じルーティーンに陥らず、人との関わりを大切にしながら、今まで同様、生涯変わらぬ挑戦は維持しつつ、更に、新たなことへのチャレンジ精神は「脳の活性化にプラス」です。ここで意外なことに出くわしたり、つまり、体験したことのない新たな場面、新たな刺激、新たなど感動、新たなものの見方など今まで体験したことのない「新鮮な喜び」が生ずるでしょう。

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【平地では貴重な日本シャクナゲ】・・・拡大してご覧ください。

 上記の「多様性と意外性」に満ちた人生こそ、孤独感から解放され、毎日が生き生きワクワクする楽しい生活の基盤になるでしょう。皆さん、二度とない今日という一日を、充実して過ごしましょう。

  

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