いつまでも自分らしく生きる模索 ・・・in高齢化社会
【季節外れの降雪に見舞われた榛名山】・・・拡大してご覧ください。
当地でも昨日、降雪がありました。桜の花に雪が積もるとは本来ありえないことで、地球規模で気候変動が起こってると感じてなりません。一方、12月から3月まで私の住む群馬県南部で降雪はほとんとありませんし、氷が張ったこともありませんでした。当地では子供の頃、雪がたくさん降って学校で雪合戦した思い出があります。この反動で、今夏が昨年のように猛暑にならないことを祈ります。
【今朝の西洋シャクナゲ大輪】
ところで、以前から叫ばれてる以上に、現在の日本は少子高齢化が急激な速さで進んでます。平成29年に高齢者(65歳以上 )の人口は3514万人であり、このうち、男性1525万人、女性1988万人で(総務省)、今まで4人に1人であった高齢者はいよいよ3人に1人に近づきつつあります。
少子化がこの割合に一層拍車をかけてます。ご参考に、80才以上は1074万人、90才以上は206万人と発表されてます。このまま時代が進めば、令和時代の後期には2人に1人が高齢者になる可能性があります。
この数値を考えるとき、すべての日本人は高齢になってからの生き方について、前もってしっかりした人生目標を立てる必要があります。昔の人生目標はどんな仕事に就くかなどが中心でしたが、今後の日本では「高齢になった自分はどういう生き方をすべきか」がその人にとって誠に重要な事柄になります。
【昔あった大きなしだれ桃の種がこぼれて生えた幼木】
という私は今正に高齢者の仲間です。ついこの間、ブログを始めた頃は高齢者として幼稚園クラスでした。レース鳩を飼育し北海道・稚内からの帰還をめざし、日々情熱を持って世話したり、朝暗いうちに鳩を車に積んで栃木県方面まで訓練に行ったりでしたが、一人暮らしゆえ、自らの生活安全を第一に考え、この程、飼育を止めました。
また、鑑賞者がいないことから好きなピアノの練習は少なくなりました。以前は知人を呼んで1時間半ほどのホームコンサートを開いてましたが、年を重ねるごとにピアノに向かって精神を集中させることは難しくなりつつあります。鑑賞者がいてこそ成り立つピアノ演奏です。
しかし、一方、人生100年時代という言葉を耳にするにつけ、まだまだ未来に長い人生があり、のほほんと生きてては心身ともに堕落し、蝕まれていく気がします。人生いつになっても【自分らしく生きること】こそ高齢者は追い求めるべきで、これは私たちが尊重しなければならない核心と心に刻んでます。
この【自分らしく】ということは人によって異なっても、万人に共通することがあります。それは子供のころから好きだったこと、最近おもしろく感じることなど、自ら楽しく感じること、いずれも創造的なこと健康的なことであり、生き生きワクワクする【自ら本当に好きなこと】に他なりません。
それに没頭してる時間は脳を使い、精神集中でき、時間を忘れます。この「自分らしく生きる」ということが人生の後半では幸せかどうかを左右する分岐点ではないでしょうか。
【品種の異なる源平しだれ】
これを実践する土台は健康と少しばかりの経済観念です。私が最近嵌ってる運動は1、力士が行う「てっぽう」です。柱か壁があれば、いつでもどこでも無理なく誰にでもできます。まるで「壁ドン」です。この効用は上半身の筋肉と関節が鍛えられ、特に背骨によく、結果的に姿勢がよくなり、サルコペニア対策になります。
もう一つの運動は2、下半身対策としてスクワットです。これは膝を曲げる深さによって負荷が調節できます。人は足から老化します。足腰の健康こそ高齢者の生活を左右します。経済観念については日を改めて書きます。
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