今日立秋、太陽は黄経135°赤経9h「かに座」に
【かに座・・・右はふたご座の一部】
長く続いた今年の梅雨でしたが、7月20日頃の梅雨明けと共に、内陸県のここ群馬は連日35°を超える猛暑です。このため私はどうしてもエアコンの効いた室内にじっとしがちです。
昨今は暑さへの対処法が行き届き、こまめな水分補給で熱中症を未然に防ぐことをメディアも盛んに伝えてます。私たちは所詮、動物ですから暑さや寒さに弱く、体力はこのとき落ちやすいです。
今日は暦の上で、秋の最初の日である「立秋」です。太陽からおよそ1億5千万キロメートルの距離を保ちつつ、北極星側から見て反時計回りに、僅かに楕円軌道を秒速約29㎞で公転してる私たちの地球から見て、今日の太陽の背景にある黄道十二星座は、上図の「かに座」です。
私は、この黄道十二星座が基となり、現在、1年は12ヶ月になってると考えます。
紀元前のメソポタミア時代が起源で、その後、バビロニア時代の人類の先達は太陽の背景にあるこれら黄道十二星座=eliptical constelationsの存在を知り、それらの前を、一見、太陽が移動するかのように見え、一周すると一年であることに気づいたのでしょう。
その真理は現在も変わりません。実際、太陽は動きませんが、公転してる地球から見ると太陽の背景が変化することになります。
一方、地球の地軸はコマのように少しずつ変化し、当時と現在では月日と黄道十二星座が一致しません。その一つの証拠が、北回帰線のことを英語でthe Tropic of Cancerと命名されてることで分かります。
つまり、これは夏至の日の太陽は紀元前に「かに座」=Cancerにあった証拠になります。現在の夏至では、太陽の背景は「おうし座」と「双子座」の間です。つまり「冬のダイアモンド」の中です。
しかし、地軸の方向は長い年月後、歳差運動により、また元に戻ります。その周期は2万6千年と考えられてます。この年数は人類にとっては途轍もない長い時間ですが、地球の年齢約45億年に比較するととても短い時間です。因みに、45億年÷2万6千年=173076で、地球は歳差運動をすでに17万回以上してる計算になります。
なお、タイトルの「黄経」や「赤経」は春分点から東へ計測された位置です。
【姉が勤務してた南八幡中学近くの鏑川の土手】
ところで私事ですが、梅雨明け後、このところの猛暑にも起因したのでしよう。兄と姉を続けて二人亡くした私は、落胆を隠せません。人生百年時代といわれる昨今、もう少し生きていて欲しかったです。
実は、六人兄弟の末として私が生まれたとき母の母乳が出なく、このままでは私が死んでしまうので、母はこの姉に頼み、高崎女学校からの帰りに私のために粉ミルクをいつも買ってきてくれたとのことです。
何も分からない乳児の私は、これを飲んで育ちミルクはカルシュームが豊富だったのでしょう。小学生の時から身長はいつもクラスで一番大きく、今でも私の年齢にしては背が高い方です。これはとりもなおさず、今度、亡くなった姉のお陰と思ってます。葬儀では心から私は現在、健康であることを感謝し、冥福を祈ります。
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コメント
やりきれない暑さが続いています。鉢に植えた青紫蘇の葉の上に、翡翠色に包まれた2センチほどの精霊飛蝗の子供が、止まっていました。一瞬、秋をキャッチした感動がありました。下の方の葉が食い荒らされていました。犯人は、精霊飛蝗か。
行合の空(ゆきあいのそら)
①牽牛、織女の2☆が出会う七夕の空。
②夏秋の暑気、涼風のいき合う空。夏から秋 に移り行く空。
流れゆく雲に風が見える。
暑中か残暑か。身体を大切にしつつ暑い日々をうまくやりすごしていきたいですね。
投稿: 涼風至 | 2019年8月 8日 (木) 11時28分
涼風至さんへ・・・幾日かすると、暑い中にも、朝晩は「小さい秋見つける」ことでしょう。昨日は夕方5時頃から鏑川の土手を4.2Kウォーキングしました。速度は100mを1分です。ですから合計42分でした。その後シャワーを浴びたので、ビールが格別だったです。次回は19日に某所へ行く予定です。
昨晩は七夕でしたが、たまたま南の空に木星と「さそり座」のアンタレスが輝き、多くの方々は、牽牛、織女の2☆を混乱したのではないでしょうか。でも、月はその名の通り、月齢七で、小舟のようになってました。
投稿: カッキー | 2019年8月 8日 (木) 14時26分