◆戦争にまみれた「国策落語」・・・読売新聞より
いつもこのブログにコメントを寄稿される通称「時計屋の近く」さん執筆の文章が、この度、読売新聞全国版の「放送塔」に掲載されました。誠におめでとうございます。
実は、彼と私とは広い意味で元・同僚ですが、最近は飲み友達です。彼は文章を書くことが専門であることから、日頃から、内外の社会事象に対しては的確な洞察力をお持ちです。特にユーモアを交えての風刺を得意とされ、地元群馬県の上毛新聞「ひろば」には時々味わいある文章が掲載されます。元々国語表現に疎い私は大いに見習うことが常です。それでは、昨日掲載された彼の文章を紹介します。
BSフジ12日「落語家たちの戦争~禁じられた噺と”国策落語の謎~”
戦争に向かう時代、廓話や心中などの噺は封印され、戦意高揚のための「国策落語」が作られた。召集令状が届き、喜ぶ国策落語「出征祝」を林家三平さんが演じた。悲しいかな落語も戦争にまみれた。
改めて言論、表現の自由は平和であってのものだと思った。
【群馬県・正面・高崎駅~手前・シンフォニーロード】
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「平和」カテゴリの記事
- ◆戦争にまみれた「国策落語」・・・読売新聞より(2019.08.28)
コメント
拙文をご紹介いただき恐縮いたしております。番組は8月12日に放送され、時の権力の意向に沿って戦意発揚のプロパガンダにもなってしまった落語家たちの苦悩の軌跡をたどった終戦特番でした。笑いと戦争、表現の自由、お上に対する自粛、忖度についても考察されていました。
『出征祝』のオチは「今日はお祝いだ。酒もこのとおり2本買った。『日本勝った』だ」
昨日のブログでは「ツクツクボウシ」の鳴き声が取り上げられていました。某所でビールを飲んで小水に行く時、「オーシッコオーシッコ」といってトイレに行きました。「オーシンツクツク」の駄洒落です。
投稿: 時計屋の近く | 2019年8月28日 (水) 14時35分
時計屋の近くさんへ・・・現在、ラジオ深夜便を聴いても戦争の特集を放送しています。日本中からの投稿を紹介しています。
若い男女が互いに好きになって、海岸で社交ダンスしてたら憲兵が近寄って来て「男女が何してる」と怒られ、夫婦ですと言っても、聞き入れられず、その後、召集令状が来て、涙の別れをしました。それが二人の最後と思って数年したら、彼が帰って来て、奥さんは夢かと思ったとのことです。それをいつまでも自慢して子供たちに話してたそうです。その子供たちももう高齢者です。
今後も、新聞投稿を期待しております。
投稿: カッキー | 2019年8月28日 (水) 15時00分