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2019年8月31日 (土)

友人の文章が上毛新聞「ひろば」に掲載される

P1080935

 このプログに時々コメントを投稿される「時計屋の近く」さんの文章が8月30日の上毛新聞「ひろば」に掲載されました。一方、先日は読売新聞の「放送塔」に掲載されたばかりです。誠におめでとうございます。今回は新聞社から「夏の終わり」とテーマが示されました。以下、彼の文章をご紹介いたします。

 タイトル「稲の花ほのかに香る頃」

 俳句では秋の季語である「残暑」が続く。青々した稲の茎は大きく広がり、穂はすくすくと立ち上がるように伸びている。稲の花も咲いていた。稲の花は決して目立つ花ではない。花弁らしきものはなく、かんざしのような白いおしべが緑色の穂からこぼれていた。

 田の風下に立つと米の炊けるような匂いがほんのりとした。田には深く水が入っている。この時期に注ぎ入れる水は花水といい、高温から稲の衰弱を防ぎ、米のできを左右する大切な水だそうだ。出穂期のすがすがしい田んぼの光景に一足早い秋の訪れを感じつつ、同時に一抹の感傷が走ったのはなぜだろう。

 田植えが終わったばかりの夕映えの水田に映った茜雲に心が締め付けられるような気持ち。小中学校の通学路だった田んぽ道。黄熟期の稲穂のむせかえるような香りの中で群れを成すイナゴや赤とんぼの競演。

 私の家の周辺から田んぼがどんどん消えていくのを目の当りにして、懐かしい想い出も記憶も忘却のかなたへ去ってしまう気がしたからだ。

 

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