90°-緯度が太陽高度がとなる秋分の日
【おとめ座は・・・秋分の日に太陽の背景にある】
今日は秋分の日です。公転してる地球から見る今日の太陽は春分点【魚座のすぐ下】から180°の位置に達しました。ここは天空で赤緯0°、赤経12hです。日中は眩しくて見えなくても、地球から見る太陽の背景は「おとめ座」です。
これは半年後の春分の日の午前0時に「おとめ座」が真南に来てることで証明できます。
「おとめ座」には一等星があります。この一等星の名は「スピカ」といい、ほぼ太陽黄道上にあることで有名です。真冬から春にかけてよく見えます。その位置は前述の通り、太陽の通る道にあるので見つけやすいです。
ところで、今日のテーマである太陽高度とは、正午の時点で「地平線と太陽が作る角度」です。ですから皆さんの今いる場所の太陽の角度は90°からその地の緯度を引けばよいです。
例えば、比較的分かりやすい場所として、日本最北の地である稚内市は北緯45°25′ですから90°-45°25=44°35′となり、今日の稚内市から見る太陽と地平線の角度は44°35′ になります。
同様に、沖縄県・宮古島の位置は北緯24°40′なので、90°-24°40′=65°20′となり、太陽高度は65°40′です。
因みに私の住む群馬県高崎市の位置は北緯36°17′なので、90°-36°17′=53°43′で、太陽高度は53°43′です。
【これは春分の日の太陽で、その位置は赤緯0°赤経0°】我が家で撮影
このように天体の位置は春分点を基準にして決められてます。赤経が15°東になると1h、赤経が30°になると2hとなります。ですから、秋分の太陽は赤緯0°、赤経12hになります。
秋分の日に太陽は赤道上を進むため、どの国で見ても太陽は真東から登り、真西に沈みます。北極や南極で今日の太陽は地平線から半分顔を出し、北極では右回りに動き、逆に南極では左回りになり、日本では考えられない太陽の動きになります。
また、南極圏ではこれから日に日にに明るくなり、南極点では一日中、太陽が沈みません。また、北極圏ではこれから日に日にに暗くなり、北極点では約半年間、太陽が地上に顔を出しません。
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