
【庭から出土した楕円球の石器で、まな板と考えられます。】
For Non-Japanese speakers. In the morning today, I wrote the last long weblog in this year. Though it is poor content, but I am glad if you get access, and I am waiting for your comments. Would you please use the interpretation function on the top right of the blog. And if your comment is written in your own tongues without English, I can understand by means of using the simultaneous interpretation system.
私たち日本人の遠い祖先【旧石器時代~新石器時代~縄文時代】はどこから日本列島へやって来たのでしょうか。元々、日本に住んでいたとする考えや、中国大陸から来た説、北方ユーラシア大陸からや、中央アジアから、また、南方の島々から船でやって来た説など、私はこのうちのどれか一つかではなく、それは顔立ちから判断するとどれも正しいと考えてます。これは昔インド滞在中、ヒマラヤを越えてきたたくさんのチベット人を見たことでも頷けることです。
一方、比較的最近であると言っても4~6世紀にかけ、中国や朝鮮半島などから、本国の内戦を避け、日本に移住してきた渡来人のような事象は上毛三碑などの碑文を見ても理解でき、彼らもすでに私たちの祖先になってると充分に考えられます。
これら大昔の人々の置かれた苦境や移住により、私たちは誠に偶然、現代この世に生を受け、2020年を迎えようとしています。私は庭から発見された石器を通じて、遠い昔の私たちの祖先の生活や彼らが何に喜怒哀楽を感じていたか考えたいです。
このように日本人が「いつから、どこからこの日本列島で生活してたか」は明確でなくとも、ここに住んでいたことは確かであり、その証の一つに彼らが生活に使ってた石器があります。
私の屋敷は昔から残っていた小高い畑を父が購入したもので、周囲は田んぼでした。ここだけ畑であり、地盤は比較的硬いです。屋敷の西の一部からは浅間砂と考えられる大粒の茶色の砂利が20㎝程の層を成してます。おそらく天明3年の浅間山の大噴火で降った火山灰、あるいはそれより昔の火山灰を集めたいわゆる灰塚とも考えられます。全体的には硬い土で覆われ、もしかしたら、ここは古墳のようなものであった可能性もあります。生前の父曰く、「もっと土地の高さがあったのに不動産屋が土地を削ってしまった。」と言ったことが耳に残っています。
【5年ほど前、家の庭から出た打製石器】
これは以前にブログで紹介したもので、この石器を持って群馬県埋蔵文化センターで鑑定したもらったところ、「新石器時代~縄文時代にかけて使われてたものでしょう。」との見解を戴きました。
石器の周囲は鋭利な刃になってます。裏には親指が入るところがあり、これを持って植物を切断したり、動物の毛皮を剥いだりして、ナイフ代わりにしていたと想像します。作り方は、石器の材質から硬い石で叩いて出来た結果、端が鋭利になったと考えます。大きさは8㎝ほどで手に持ち易いです。現在、我が家の宝として飾ってあります。

こちらは今年になってやはり庭から発見したもので、直径6センチ程のほぼ球体です。野球ホールのようです。今でも、石はごろごろしてますが、発見したとき、あまりにも球体で「これは不自然な形である」と直感し、以来、他の石器と一緒に保管してます。おそらくまな板の石器を使い、重さが手頃であることから、食べ物を粉砕してたと考えられます。

まな板になる比較的大きな左の20㎝ほどの石と右のボールのような石が対として二組発見されてます。互いに同じような種類の石です。

こちらのまな板としての石器はほぼ円形で直径15㎝ほどです。こちらも同じような種類の石です。
ところで、このような石器を通じて考えられることは、他の動物と異なる人間の特質の一つは道具を作ることであり、これによって従来は不可能としてきたことを可能にして来ました。これらの発見・発明はすべて生活をより良くするためであり、その積み重ねが何万年も後の現代の私たちの便利な生活につながってます。
現在は、特に医学の面で次々から次へ先端医療の分野において新たなものが開発され、石器時代ではおそらく30才くらいであった人類の寿命は、当時とは比較できない長寿になってます。これは人間が考え、実践してきたことで進歩し、今では人生100年は夢ではありません。
人間は脳により、いろいろの分野で進歩します。脳によい刺激を与え、活動させ、来る2020年は、より人間的で生甲斐につながるよう脳を錆つかせない日々にしたい。今回の石器の発見を通じて、何事も創意工夫することの大切さを古代人から学びます。
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