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2020年2月27日 (木)

筆記体は「一筆書き」で速く書けて楽しい文化

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【最近の単語帳より】・・・単語帳は昭和時代から30冊以上に

 現役時代、職業柄、期末試験などで試験監督していて驚いたことがあります。試験時間の最初から最後まで、教室内がカタカタカタカタと音が鳴りっぱなしだからです。それは英語のテスト中のことです。原因は全員の生徒が答案用紙に英文を活字体で書いてるからです。

 活字体でアルファベットを書くと多くの場合、1文字書くにも、例えばb、k、pなど2回も筆を改めて書きます。それにも増して、文字と文字を繋げないで書くので、その都度、鉛筆を解答用紙から離し持ち上げ、改めて次の文字を書くことになります。このとき連続して音がします。

 私はこのブログを書いてるとき、実験的にThank youと机の上にボールペンで活字体で書く動作をしてみました。なるほど、カタカタと結構大きな音が続きます。それを1クラス40人が一斉に行うと、試験中、鉛筆の音が鳴りっぱなしで、この環境ではうるさくてよく考えられない生徒もいるのではないでしょうか。

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 現在の英語教育では、というよりだいぶ前から「ゆとり教育」と称して、生徒の負担をなくするため筆記体は教えなくてよいということらしいです。私たちの時代は中学生のときから、筆記体で書くことになっていたので、それに慣れてしまったこともありますが、活字体では手間がかかって今ではもう書けません。

 筆記体は いわば「一筆書き」で、音もしなく速く書け、しかも美しい文体になります。筆記体が何故、ゆとり教育に反するのでしょうか。却って「ゆとり」がなくなって、私には忙しく感じます。

 現在の英語教育で活字体に統一してる一般的な理由は、IT化に伴い「英文を自筆で書くことがないから」ということらしいです。

 また、英米人でも活字体で書く人が多いらしいです。しかし、手書きで英文を書くことは、日本の文字を手書きで書くのと同様、いくらでもその機会はあり得ます。日本語では楷書と行書があり、行書で書かれる達筆な人はたくさんいます。以前に、知人の米国人Westbergさんが書かれた筆記体の文を拝見したことがあります。あまりの美しさに深く感銘し、今でもその字体を忘れません。

 筆記体の長所は「何と言っても速く書ける」ことで音がしません。それはスムースな「一筆書き」だからです。私は英語に興味があることから、講読や英作文で出合った新たな言葉の単語帳を作ってます。それは昭和時代から今でも続けており、先程、ノートの中を見ましたら、数千から一万以上と思われる単語はすべて筆記体で書いてあり、活字体は一つの単語として見当たりません。

 それは素早く書けるので便利だからです。昔と今では英語教育法が異なりますが、私にとって活字体は手間がかかり、今では書けません。現代の英語教育においても、素晴らしい文化である筆記体が書けるように、ぜひ教育してほしいと思います。

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 ところで、多くのアジア諸国、例えばインドなどと異なり、日本は他国に占領されずにきた歴史があり、遠い先祖の時代から日本語のみで生活が間に合ってました。

 てすから、本当に英語を学ぶには日々「これを英語で何というか」「彼らが何と言ってるか」という切羽詰まった状態に自らを追い込まなくてはなりません。しかし、そういう環境は簡単にできるものではありません。それでも何か工夫してそれに近い状態に身を置く必要があります。

 今でも、英語を勉強中ですが、大切に思ってることは「日々、音読の繰り返し」が効果があると思います。それは正しい発音とアクセントの位置を確認してです。また、日常生活で使用する頻度の多い単語や熟語は「使えるように覚える」こと。これには短文の中に入れて覚えると脳に定着しやすいように思います。

 それにも増して重要なことは「世間のいろいろの事象について、自らの意見や感想」を持つことと思います。

  

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英語の勉強」カテゴリの記事

コメント

     教室の音の思い出 
 答案を鉛筆で書く時、鉛筆が机にあたって摩擦音とともにコツコツと音がした。気になった。答案を裏返しにする音を聞くと焦った。懐かしい思い出である。

紙鑢さんへ・・・コメントに感謝いたします。
 貴殿は周囲が答案を裏返しにしても、余裕でしたでしょう。私こそ慌てました。
 別件ですが、今般のウィルスで、学校が大変になりそうですね。全国の小中高が3月から休みになるようです。期末試験ができません。一大事ですから、柔軟に対処してやりたいものです。両親が働いてる小学生の家庭は、近所で互いに面倒を看てやる必要があります。日本中で子供たちにウィルスが感染し始めたら手に負えず、日本民族の将来が危ないです。私としては今回の政府の指導方針は適切と思います。

「Please print your name」と言われ意味が分からず「print」を電子辞書で引こうとしたら、「purint」と入力してしまった。指で筆記体でなぞれば間違いなく「print」と書ける。長年の線のつながりの筆記体訓練のおかげで覚えているのだ。活字体書きは文字と文字とが空いてその分、流れと記憶に欠陥を生じ、異物文字の侵入を許してしまうのだ。パソコンの入力においても同様なことが言えそうだ。筆記体を「広辞苑」で引くと「ローマ字などの手書きの用の字体」とあり杜撰な説明のような気がする。「一筆書きのように文字を続けて書く手書き文字」と言った方が分かり易い。「Please print your name」とは、お名前を活字体で書いて下さいという意味だそうです。「print」には、活字体で書くという意味もあるようです。
 平成生まれで筆記体を書ける人は中高年から褒められそうです。

ABさんさんへ・・・おはようございます。いつもなら今日で2月は終わりですが、今年はあと一日あります。明日は余分な日ですから儲けたつもりで一日有意義に過ごしたいものです。
 ところで、活字体でアルファベットを書いて英単語を覚えるとなると、無意味な数字を並べて覚えるようなもので、もしかして私は英語が嫌いになったかもしれません。筆記体で初めから書いたので、仰せの通り、筆記体訓練のお陰で、スペルを覚えられました。
 音楽の授業では黒板にアルファベットを度々書きます。私はいつも筆記体で書いてました。すると生徒から分からないという質問がありました。私の字が変だからかと思いましたら、そうではなく、筆記体で書くと分からないようです。おそらく、英語の授業はだいぶ前から活字体らしいので、還暦になった人でも筆記体を知らない人もいるでしょう。

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