人間、忙しい方が心が燃える
【花が好きだった両親の血統が今、私に蘇る】
現代は、ますます、その生き方が問われる高齢化社会に突入してます。私たちは誰でも年を重ねることから共通の課題として、自分らしい納得できる「人生100年時代」を生きたいものです。私はそれを一言で言えば、健康を基盤とした「精神の充実」と考えてます。
学生時代は学校で決められてるカリキュラムに沿って、例えば、勉強する時間割は50分単位で1日6時間と決められてました。
しかし、この時間割の方法は学校によって異なり、私が勤務した県立前橋高校では週単位でなく、2週単位で時間割が動きます。最初の週をA週と言い、次の週をB週と言い、A週とB週では時間割が異なります。
つまり、A週とB週では月曜日でも教科が違います。また、授業は50分でなく、一回が65分です。1日の授業は午前3時間、午後2時間の合計5時間で、授業終了時間は他の学校とほぼ同じで3時20分頃です。
結果的に1日の授業時間は65分×5回=325分となり、普通は50分×6回=300分ですから、1日25分多く勉強し、1週間で2時間以上も余計に勉強するように考え出された時間割です。
人間は工夫次第で「当たり前に繰り返されてきた方式の殻を破る」と大きく得るものがあります。
就職すれば、会社で決められた業務、与えられた仕事で毎日勤務で、それぞれ結果を出さなくてはなりません。仕事の効率は給料や人事に直結します。このように現役時代は、いわば強制的に仕事の義務を遂行する日々でした。
ところが、現役を退いた後の時間は、現役時代と同等ほどの長い時間があります。この長い時間は上司に強制されることがなく、今度は自分のために自ら計画し、実践する日々になります。そうでないと、長い時間に次第に身体が蝕まれ、精神も怠惰になる可能性を秘めてます。
人生100年時代を有意義に、人間らしく生きるには健康を基盤とし、日々、目標を持った謂わば、揺るぎない精神を陶冶することが必須科目と言えます。
ところで、私の地区では4月より、朝、近くの公園に集まり、正式な指導員の下、みんな一緒にラジオ体操してます。私は今まで、調子がよい日には家でテレビ体操をしてました。朝から若い女性の軽やかな動きを見てるだけでも、血流がよくなり、もちろん10分間の体操をいっしょにすると何となく活動的な一日の始まりを感じます。
しかし、公園まで運動靴で速足で行くだけで、自然と準備運動ができ、近隣の皆さんと挨拶を交わすことに始まる一斉のラジオ体操は、とても朝から和やかな気持ちになります。ラジオ体操により平素の姿勢がよくなり、同時に精神面も活動的になることを覚えます。中でも、その後の朝食が美味しくなることは間違いありません。
このように、高齢化社会での基盤は健康づくりですから、積極的に身体を動かすように家の内外で一日中、活動する生活が欠くべからざることです。
現役時代と異なる生活は、上司もお客さんもいないことです。つまり、自由人なので、勘違いして生活まで、つい怠惰になり過ぎる嫌いです。それでも、食事はしっかり摂ることから結果は火を見るより明らかで、生活習慣病に陥りやすく、こうなるとなかなか元には戻れません。
学生時代は必須科目が多かったですが、幸せにも退職後はすべてが選択科目なので、やりたかった好きなことを実践すれば毎日かなり充実するでしょう。子供の頃からの夢を実現するのもよいでしょう。現役時代からの趣味を一層、深く掘り下げるのも精神にとってこんな満ち足りることはありません。
可能であれば、趣味の分野は一つでなく、三種類ほどあると忙しくなり、その中の一つに芸術的なものが入ると精神のバランスがよく、人脈も豊かになるでしょう。また、一人で行うと同時に、他の人と共に行う社会的要素は高齢期では特に大切なことです。これが知り合いや友人が増え、孤独にならず、精神面の安定によい効果が出ると考えられます。
日々好きなことに取り組み、忙しくて充実する生活こそ、高齢期の理想であり、気持ちはいつも青年で誠に人間らしい生き方と言えます。
| 固定リンク
「anti-senile dementia」カテゴリの記事
- 植物の 変化と共に 自己改革(2023.03.24)
- 認知症対策に 大切な 鼻の健康 (2023.02.18)
- 健康長寿の先生はcentenarian(2022.12.05)
- 人生は 後半戦も 面白い(2022.11.02)
- 高齢期 意欲を持って 生きましょう(2022.10.05)
コメント
人生100年時代に「生きる者の心得」の理想を感じます。「健康」と「精神の充実」に向かって、うずくまっていた時間が動き出しました。
投稿: 夕暮れ食堂 | 2020年4月 6日 (月) 12時11分
夕暮れ食堂さんへ・・・高齢化時代の真っただ中を生きるための指導者はいません。皆、初めての経験なので自分なりに試行錯誤で生きてると思います。
より人間らしく生きたいのですが、現実には病気を抱えてる人も多く、それほど趣味に没頭できるとは限らないでしょう。
こうなると何はさておき、健康法を考え、その実践はすべての基盤です。私も拙いブログで健康法を考えることが多いです。どんな素晴らしい夢を持っても、身体が言うことを聞かなくては、どうにもなりません。
それには、やはり毎日、身体をよく動かすことではないでしょうか。今日もシャクナゲの世話で一日終わりました。もう、「稀少価値ある日本シャクナゲ」に夢中の私です。
投稿: カッキー | 2020年4月 6日 (月) 20時13分