夢中になれるものがある喜び
【稚内から高崎へ帰ったモザイク号・現在はValuepigeon 鳩舎に】
人生とは何が起こるか先行き全く不透明です。3.11東北大震災や昨年の台風19号の爪痕に恐怖が消えることはありません。これらは近未来も同様に、その可能性があるとされてます。
一方、今や日本中を恐怖のどん底に陥れてるウイルスは元々、日本に存在しなかったものです。これは国際化という近代の結果であって、今や私たちは身動きできない状態です。このような極めて伝染力の強いウィルスは一定期間、収束しそうにありません。
他人事でなく国民一人ひとりが兆候が出ないだけであって、もしかして自らもウィルスに感染してる可能性があると考え、人との接触には強い衛生観念を持たなくてはなりません。それは人混みに決して入らないことです。都会との交通は通常ですから、今や、ウィルスは至る所に存在してると考えるのが正しいです。
特に多くの人が度々触るドアーの取っ手、自動販売機の押しボタン、スーパーやコンビニのお釣りなど他人からのお札やコイン、それを触った手で持つスマートフォンで電話するとき、口の粘膜からウィルスは体内に侵入します。
便利な物の裏は危険が潜んでる典型です。一人一人で今こそ見えざる敵を収束させなければなりません。このような状況にあっても、流通は通常であることがせめての救いで、食料の確保は混乱してません。
外部に出られないこのような時こそ、家庭での過ごし方は重要です。特に夢を持って先日、入学式に臨んだ小学1年生は、私の地元ではその翌日から休校と言う考えられない事態になってます。
先の見えない今こそ、家庭内での精神生活が重要で、子供から高齢者に至るまで、私たちは自らやるべき仕事や勉強に集中して打ち込める逆に良い機会と捉えましょう。
【葉の裏が茶色が日本シャクナゲの特徴】
ところで、一度きりの人生、夢中になるものがあることこそ大切で、それは子供の頃から胸に秘めてたこと、大人になってから考えた夢の実現に集中することは極めて充実した生き方に直結します。
私の場合、タイトルの如く、どうしたことかレース鳩飼育と長距離をめざす鳩レースが喜びとなり、この趣味で生涯の大半を過ごしました。しかし、妻の他界という予期せぬことが起こり、故に孤食は17000回ほど続いてます。このため、自らの健康維持に重点を置くことに決心し、半世紀以上に亘るレース鳩飼育を断念、すでに1年半が経過します。
しかし、鳩を除いても、幸せにも夢中になるものが未だ三つあり、それらは音楽演奏(ピアノ、ソプラノサックス)、英作文、そして最近、ますます価値が分かり始めた花木の数々です。特に、今はシャクナゲに夢中で、どのようにしたら豪華に咲くか、あれこれ工夫してます。師匠がいないことから試行錯誤の日々です。
例えば、失敗を通じて分かったこと、うまく開花して分かったことの繰り返して、二度と苦い経験はしないことを肝に銘じ、年々少しずつ、よりよい育て方になってると思います。
【今、満開の西洋シャクナゲ】
植物はその品種によって、日向を好むもの、半日蔭を好むもの、日陰を好むもの、室内を好むものがあり、同様に水を必要とするものはすべてであっても、あまり多くの水を必要としないもの、良い水はけを好むもの、寒さに強いもの弱いもの、土の中に空気を必要とするものなど、その植物の本来の性質を知る必要があります。私は失敗して気づくことが度々で、植物から教わってるのです。
今の季節は植物が最も輝くときで、開花からは美しさを享受できると共に、光合成により、植物は新鮮な空気を私たちに提供してくれます。健康面からも二重の良さを味わえます。楽しかったレース鳩飼育から今度は植物を育てる喜びに変化してる第二の人生です。
もう一度申し上げます。年齢が嵩んでも、人生は健康という基盤の上に、心から楽しく集中できるものがあることが幸せで、同時に、これこそ認知症を回避できる要素と考えます。
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コメント
コロナ禍で生活に潤いがなくなる中、趣味で喜びを感じられるということは有難いことです。
今はとにかく外出をしないこと、そして、よく手を洗うこと、いわゆる「3密」を避けることも有効のようです。運動も社会的距離を保っての散歩。よく寝てよく食べて適度に運動して抵抗力をつける。自衛でコロナにかからないためにやれることはそれぐらいでしょうか。こんなの趣味にしたくない。
投稿: カナメ垣 | 2020年4月 9日 (木) 12時03分
カナメ垣さんへ・・・東京では、飲みに行くのを自粛せよとのことですが、某所はやってるでしょうか。
私は全く「3密」はなく、一人で生活してるため、ウィルスの侵入は考えられませんが、それでもいつもより、うがい、手洗いは昔より丁寧にやってます。
食材を得るため、毎日スーパーに行ってますが、空いてる時間帯を見計らってます。カードで支払うため、危険なおつりはもらいません。
濃厚接触はありません。
投稿: カッキー | 2020年4月 9日 (木) 13時54分
社会的距離にさらに掣肘加わる
社会的距離で人と話す場合でも2語以上は話してはいけない。「とりあえずビール」と言って出されたものを飲み、帰りしな「お愛想」というだけのお店は、僕には耐えられない。
投稿: 居酒屋はるみ | 2020年4月 9日 (木) 15時03分
居酒屋はるみさんへ・・・今までで人との接触について社会的距離など制限されず、よい時代でした。人間同士が自由に話しができ、気持ちのやり取りできることほど人間的な喜びはありません。これを期に「人間的な幸せ」とはどうあるべきか考えるよう機会にしたい。予定では20日に某所へ行きたいと思います。やってるかな。
投稿: カッキー | 2020年4月 9日 (木) 16時26分
広尾の日赤医療センターに勤務する友人の医師から、コロナウイルス関係のメイルのシェアの協力依頼がありましたのでよろしくお願いいたします。
この数日でコロナウイルス感染症の患者さんが急増しています。
私の病院のコロナ病床は満床になりました。重症者もいます。現場ではすでに医療崩壊のシナリオも想定され始めています。正直、報道よりも一般のみなさんが思っているよりも、現実は非常に厳しいです。
近い将来、本来助けられるはずの命が助けられなくなる事態になりそうだと感じています。今まで、どんな人でも少しでも生きたいという思いがあるのなら、全力で命を助ける医療をやってきました。「助ける命を選択する医療」にシフトしなければならなくなります。本当に悲しい。
だから、外出を控えてください、人と会わないでください。感染を食い止める方法はこれしかありません。生きていくための最低限の外出だけにしてください。このメッセージを出来る限りの家族や友人にシェアしてください。時間がもうありません。よろしくお願いします。
投稿: 時計屋の隣り | 2020年4月 9日 (木) 18時13分
時計屋の隣りさんへ・・・シェアいたしました。事態は想像越えて深刻です。
投稿: カッキー | 2020年4月 9日 (木) 21時56分