太陽の背景に「かに座」がある「立秋」
【品種名ぺラ・ローマのバラ】
8月7日は二十四節気の一つ「立秋」です。日本ではやっと梅雨が明けたのに、もう秋の到来です。
遠い昔から、人類はこの地球が宇宙の中心であり、他の天体が地球の回りを巡ってると考えてらしく、空を一見すると、確かにそう見えます。しかし、惑星をよく観察すると他の星座と少しずつ異なる動きをしてることで、それは間違いと気付き、16世紀にコペルニクスが地動説を唱えた後、太陽系の仕組みが徐々に解明されてきたようです。
しかし、実際には紀元前から地動説を考えてた人はいたことになります。その証拠に黄道十二星座があります。これは遠い紀元前のバビロニア時代にすでに指定された星座です。
公転してる地球から見ると季節によって十二星座が太陽が通過する道にほぼ等間隔に並んでいます。これは二十一世紀の現代でも不変です。
ところで、「立秋」とは公転中の私たちの地球から太陽を見て、その背景にある星座が「かに座」である日です。「かに座」は現代の日本ではあまりはっきり見えません。江戸時代以前であればよく見えたことでしょう。理由はすべてが三等星以下だからです。
【人という字に似てる、かに座】
現在、太陽の背景は「かに座」で、二週間前の「大暑」に太陽は「ふたご座」の前にありましたが、地球が公転軌道上を15°反時計回りに公転したので、太陽の背景は「ふたご座「の東隣にある「かに座」になってます。
一方、2週間後の「処暑」に太陽の背景は「「しし座」付近になります。このように地球が反時計回りに公転してることで、太陽は季節と共に東へ東へと移動して見えます。
今後、夜間に星座たちを見るとき、私たちは宇宙船「地球号」に乗って公転してる感覚を大切にし、それによって宇宙の理解が深まるでしよう。
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