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2020年9月 3日 (木)

50年ぶりに、亡き父母からの手紙を読み返す

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 現代では、手書きによる手紙のやり取りは殆どなくなり、その点では、いわば味気ない世の中でもあります。年賀状も手書きは少なくなり、多くは活字により印刷されたものに変わってます。平素は、携帯・スマホやパソコンにより連絡する時代です。

 これはこれで写真を載せられる利点もあり、何と言っても、瞬時に相手に届く優れものです。現代では、外国に住む人へのメールも、瞬時に届くのですから、昔から考えれば夢のような時代にあります。

 しかし、機械によるものは用事が済めば、いつかは消去されてしまい、ほのぼのとした文であったとしても後には残らないものです。また、忙しい現代にあっては用件のみになりやすく、概して短文です。

 以前は、手書きによって書き手の人柄を感じたり、また、それに対し返事を書くことで、互いの心のつながりに深い絆が感じ取れるものでした。

 タイトルの如く、私は両親からや今は亡き一番上の姉などから上の写真の如く150通余りの手紙をもらったことがあります。半世紀の間ずっと仕舞ったままになってましたが、最近、思い出し、今朝すべてを写真に収めました。それに対し、私が返事を書いたものもある筈ですが、それらは見当たらず、違う場所に仕舞ってあると思われます。

 ところで、私は大学を卒業すると同時に就職したのはカルカッタ日本人学校です。それまで、下宿で家から離れたことがなく、いきなりの外国生活で、両親とも離れ、初めての巣立ち、初めての教員生活、初めて外国語の中で暮らし、英語やヒンズー語が飛び交い、日本の言語生活とは別世界です。

 また、日本では考えられない宗教上の仕来たり、日本食のない食生活の世界に飛び込み、それでも、若かったこともあり、日に日に生活に溶け込んでいったもので、暫くするとインド人の友人ができ、彼らに日本語を教えたりし仲良くなりました。

 この間、日本の両親からや、姉たちからの手紙は本当に懐かしく、嬉しく、当時は日本からおよそ3日で着きました。その手紙は帰国時にすべて持ち帰りましたが、帰国後、今まで再度読みかえすことはなく、半世紀が経過してます。

 ただ、手紙の数が多いので一度に読み返せるものではなく、これから時々読んでみようと思います。概して言えば、父からの手紙はプラス思考で、二度とないインド生活を何でも挑戦し、見聞を広めることを勧める内容と「暴飲暴食に気をつけよ」でした。こんこともあり、私は結構、積極的にあちこち出掛け、音楽会もよく行き、オーケストラの指揮者の先生とも親しくなりました。また、インド国内旅行も同僚と雪の降るカシミールや、広大なデカン高原、そしてヒマラヤ山脈のネパールに行き有意義でした。

 一方、母は比較的マイナス思考で、私の健康を心配してたり、いつも「インドの方向である西南の空を眺めている」など帰国の日が待ち遠しい旨が綴ってありました。

 実は、母は私のインド行きを、暑いことと衛生状態、社会不安などの理由で、危険だからと私の健康を心配し反対してました。父は千載一遇の機会と大賛成でした。今思えば、父と母の意見はそれぞれ有難かったと思います。

 現在の私は日々、有り余る時間にあり、今後、一通一通、読み返し、昭和時代に亡くなった父母や20年以上前に亡くなった姉の気持ちに会えるようで嬉しいです。

 

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心の温かさ」カテゴリの記事

コメント

カッキー様
こんにちは
愛知県のカワイです。
コメントにお邪魔するのは2度目です。
先日はコメントへのお返事、ありがとうございました。
私は、愛知県の豊橋というまちで暮らしています。
(そうです、あの古関裕而さんと妻・金子さんの…
エールにも登場したまち、金子さんの生まれ故郷です)

今回のブログは、
手紙の束のお写真を拝見して
なんだか涙がでてしまいました。
手紙…この現代社会では
手書きのものを見ることがほんとうに少なく
相手の気持ちがこもったものを見ることも少なく…
便利な分、味気ない世の中だなぁ、とも感じます。

私の亡くなった父も
よく手紙をくれたなぁ…と思い出し。
昔の手紙を読むときは、書いた人は生きているような
気持ちにもなったりします。
心のタイムトンネルみたいな感じでしょうか。
その時は理解できないものも
今読んでみると
親の気持ちが伝わってきて。
こういう気持ちを思い出させてもらえて
カッキー様、ありがとうございました。
季節の変わり目、お身体に気をつけてくださいませ。
長々と失礼致しました。では。

投稿: カワイ | 2020年9月 7日 (月) 11時23分

カワイさんへ・・・メール有難うございます。私の長女の主人は豊橋技術科学大学の出身と聞いております。元々は旭川の生まれですが、そちらでお世話になったようです。
 ところで、朝ドラ「エール」は私が高校音楽教員であったことから、私の若き日とダブることがあり、毎朝、楽しみに拝見しています。金子さんの出身が豊橋ですね。もう少し経ったら、愛車で福島県の古関裕而記念館を訪れます。
 仰せの通り、昔の手紙を読むと書き手に再会したかのような気持ちになります。
 人生においては、味気ないことが最も寂しいですから、私もブログを通じて、二度とない人生の後半戦を生きる意味を考えつつ、人間らしく、自分らしく生きるために大切なことが考えられる人間になりたいと思います。

投稿: カッキー | 2020年9月 7日 (月) 21時41分

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