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2020年11月 2日 (月)

人間は長い間、寝たきりになると歩けない

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【群馬県嬬恋村から見た浅間隠山・標高1757m】

 ブログで亡き妻のことを書くことは殆どありません。二人の娘たちも16年も経過すると、日々自身の仕事や家庭生活で多忙であり、特に子育てに追われているので、実母のことを悲しんでいる様子は見受けられません。それどころか、毎日が充実しているのでしょう。いつ会っても楽しそうな顔をしてます。私はそれはそれで素晴らしい生き方をしてると思います。

 私自身も両親が亡くなったのは昭和時代であり、毎朝、仏壇に手を合わせることは日課にしてますが、もう悲しいと思うより、平素の時間帯は忘れているかもしれません。命日や、お盆、彼岸には人並みに墓参りや、線香を手向けます。

 若き日、陸上競技女子短距離の群馬県選手として和歌山国体に出場した妻でしたが、人生は分からぬもの。50才台前半に病が生じ、入退院を幾度も繰り返し、最後の頃、一旦家に戻りましたが、病院に戻った際、妻の要望で廊下から病室まで私は初めて車いすに乗った妻を押してやりました。群馬県の女性では100m走が最も速かったのに、何故、車いすに乗ることになったのかなど振り返る余裕はなく、目の前にある回復したい気持ちの一心で、混んでる病院内を通過しました。

 病室に着くと妻はすぐにベッドに横になりました。つまり、病状もありますが、もう歩けなくなっていたのです。長い期間、入院し、歩かないでいると足の筋肉が不足して立ってもいられなくなったのでしょう。それにしても、病院内を車いすを押したことは私も初めての体験で忘れることはありません。夢中で押したのでしょう。

 このことからも、16年間一人暮らしを余儀なくされてる私は平素、歩けることが生活上、最も重要であることを認識しました。ですから、1週間も寝ていると、ルーの法則により、若い人でも足の筋肉が減少し、これは最近耳にするサルコペニアの状態です。筋肉が減少してしまい、身体を動かせなくなり、先ず、立てなく、そして歩けなくなります。

 このことからも人間は筋肉によって活動ができていることをしっかり認識すべきで、年令が増す程、やせ過ぎてはなりません。私は十分な筋肉があってこそ、いつまでも自分らしく生きられると悟ります。

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【木部町・鏑川の土手】

 このために特別な運動は要りません。生れてこの方、続けてきた歩行によって下半身の筋肉を意識してつけましょう。それらは太腿、その後ろ側のハムストリング、そして脹脛です。脹脛の役割は歩く運動機能の他に、脹脛の静脈内の血液を高い位置にある心臓まで押し上げるポンプの役目もしてます。ですから脹脛は太くて筋肉が充分あることこそ血流がよくなる基盤です。血流の良さにより全身の臓器や筋肉に栄養や酸素が行き渡ります。

 私は以前からウォーキングしてますが、昨今は改めてウォーキングの価値を見直してます。ウォーキングは足腰のためのみならず、生命を維持する心肺機能の活性化を念頭に入れて歩きます。健康的なウォーキングのため頭に入れておくべくいくつかの方法があります。

 先ず、背筋をピンと伸ばした姿勢で、25mほどの遠方を見て歩きます。両肘を少し曲げ、前後に振ります。これで肩周辺の関節と筋肉が大きく動くと共に、姿勢の良さに結びつきます。一方、太腿の力のみでなく、つま先で地面を蹴る意識を持つとスピードも速くなります。試してみてください。ウォーキングではある程度のスピードが効果があります。ですからウォーキングは散歩と異なり、スポーツです。

 このように、私たちは健康増進と共に、仕事や趣味など他の分野においても、今までより上を目指すと喜びに繋がります。これは脳活動です。今まで、あまり興味関心がなかった分野でも、新たなことに出合い、新たな知識を得ると喜びです。内面の一歩一歩の向上こそ、今までにない自分に出会えると言えるのではないでしょうか。その基盤はすべての活動の源となる筋肉を減らさないことです。私はサルコペニア対策こそ年令が嵩むほど重要と考えてます。

  

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コメント

 カッキーさんが常日頃、歩けることの重要性を説かれ、歩けることに特別な思い、喜びを感じるかが、本日のブログで語られた秘話で頷けました。

 冬枯れの庭に咲き残る白菊を歌った唱歌『庭の千草』

   庭の千草も 虫の音も
   枯れて淋しく なりにけり
   ああ 白菊 ああ 白菊
   ひとりおくれて 咲きにけり
 
 には、どちらかに先立たれ一人残されても、白菊のように力強く生きていこうという意味もあるようです。

 寒さに耐える菊を「傲霜(ごうそう)」というそうです。

投稿: 時計屋の隣り | 2020年11月 2日 (月) 16時46分

時計屋の隣りさんへ・・・人間が他の動物より長命なのは、もしかして二足歩行になったからかもしれません。これは四足歩行より体重が脹脛にかかって発達し、第2の心臓として働くようになったのではないでしょうか。
 それにしても、最近のコメントは詩歌の詠みがずいぶん見られ、改めてこのような芸術の深みが分かります。
 

投稿: カッキー | 2020年11月 2日 (月) 17時31分

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