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2020年11月 7日 (土)

天秤座について・・・今日は「立冬」

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【榛名山から見た私の最後の職場・・・・前橋市の景色】

 太陽が通過するように見える黄道にはその背景に12の星座がほぼ等間隔で並んでいます。1年かけて反時計回りに公転してる私たちの地球から見ると太陽は、およそ1ヶ月ごとにそれらの星座の前を東へ東へと移動して行きます。1年が12ヶ月あるのは、これに起因すると私は考えてます。

 黄道十二星座には、どんな星座であるかと言えば、春分点がある魚座に始まり、東へ順に牡羊座、牡牛座、ふたご座、かに座、獅子座、そして、秋分点がある乙女座、天秤座、さそり座、射手座、やぎ座、水がめ座です。

 実は、本日11月7日【立冬】に、これらの星座のうち太陽は地球から見て「てんびん座」の前にあります。実際には眩しくて日中これを確認することはできません。

 それなら、何故それが分かるかと言えば、半年前の立夏【5月5日頃】の晩の午前0時に「てんびん座」が真南にあったからです。来年の立夏の晩にも「てんびん座」が真南にあるでしょう。

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【地球の公転軌道と太陽、そして天秤座の位置関係】

 しかしながら、21世紀の現代はこの通りであっても、地球の歳差運動により、これらの星座の位置は少しずつ変化し続けています。それは約27000年の周期で元に戻ると計算されてます。この運動はコマを回すと次第に首を振ることに似てると言えます。

 黄道十二星座を初め、現在の星座名は紀元前バビロニア時代に命名されたと考えられ、この時代と現在では前述の理由で、星座の赤緯【南北の位置】が変化しており、「てんびん座」と命名された時代に、この星座は赤緯±0°にあったと言われてます。つまり、天の赤道上にあったとされ、「てんびん座」に秋分点があったことから、北半球と南半球を天秤で量るかの如く命名され、同時に昼と夜を等しく天秤に計る星座として命名されたと考えられます。現在では「てんびん座」の赤緯は概略-15°で、南半球にあります。

 この他に、このように紀元前バビロニア時代の命名が今でも名残として存在するものに南回帰線という名称があります。それは英語名でThe tropic of Capricorn【やぎ座】です。現在の実際の位置とずれてる例です。つまり、現在、冬至の日に太陽は「やぎ座」にありません。また、南回帰線の頭上に「やぎ座」はありません。現在の冬至点は「射手座」付近です。

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【天秤座】

 今日は二十四節気の一つ「立冬」です。公転してる地球から見る今日の太陽は「てんびん座」の方向にあります。このことは上図で示してあるように半年後、立夏の午前0時に真南に「てんびん座」があるので確認できます。

  

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