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2020年12月 3日 (木)

見よう見まねで美味しい「かぶの塩揉み」

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 最近、人生100年時代と一見素晴らしい言葉が聞えてきます。もちろん、それには心身ともに健康の上、経済的に困窮することなく、精神的にも自分らしく生きられ、家族に囲まれていれば、こんな幸せなことはありません。

 ところが、現実には長生きすればするほど長い期間一人暮らしに陥る可能性があります。概して、一人暮らしになる確率は女性が圧倒的に多いと考えられます。私はすでに16年間一人暮らしを続けてます。

 一人暮らしで最も不足するのは、家の中で話し相手がいないことです。その上、私のように男性が一人で生活するとなると、すぐに起こる問題は食事の用意です。それも三度三度ですから、16年間の孤食の回数は単純計算でも17520回になりました。今まで、よく一人で頑張って食事を作ったものです。

 と言っても、昨今は有難いことに、すべてを料理しなくても、スーパーではかなり出来合いの食品を売ってるので、家でオープンで温めれば食べられ、手間が省け、朝食でも、昼食でも、夕食でも約20分あれば食事の用意できます。また、食事の準備は大変でも、本来、食べることは楽しいので、それほど大変に思ったことはありません。

 ところで、若き日に「結婚とは尽きない会話である。」と聞いたことがあります。一方、一人暮らしは気を遣わず済むからいいと言う人もいます。しかし、言葉を話すことが第一の特徴である人間にとって、会話がないことくらい本質的に寂しさことはないでしよう。話すことや聞くことは結構、頭を使うので、会話がないと脳にマイナスかもしれません。

 本題に戻ります。写真はかぶです。以前はかぶの料理の仕方が分からず、どう使うのか買ったこともありません。ところが、今から数年前、高崎駅前の飲み屋さん「炙りやどんどん」でのこと、最初のお通しで「かぶの塩揉み」が出ました。このときほど、お酒の摘みにこんな美味しいものがあるのか、と初めて知りました。早速マスターに作り方を訊いたら「薄く切って料理用の袋の中に入れ塩で揉むだけ」と教わりました。

 これと同様のことは、「枇杷酒」についても、あまりの美味しさに感銘し、たまたま私の庭に枇杷の木があり、種だけを取り出し、マスターに教わった通りに作ったら、誠に美味しく飲めました。それ以来毎年、枇杷酒を作ってます。

 かぶは値段も安く、火を使わわず簡単にできます。「かぶの塩揉み」はかぶをよく洗い、葉の軸も1㎝程に切り混ぜます。本体はあまり細かく切らず、要領は大きめで薄切りです。これらをナイロンの小さい料理用袋に入れ、塩を少し塗し、手のひらと指で1~2分ほど、しっかり揉むだけで完成です。歯ごたえはよく、酒のつまみには最高です。毎晩食しても飽きません。

 それでも、本来、食事とは家族全員そろって、一日あったことをあれこれ話しつつ、笑いの絶えない食事ほど美味しいものはありません。

 

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