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2021年2月 4日 (木)

前高校歌の作曲者・中田章が作曲した「早春賦」

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 立春となり、ほんの少しばかり春の陽射しが感じられる今日この頃です。しかし、早春の風は未だ肌に冷たく、それでも、ご覧の通り、庭の紅梅は蕾が膨らんできました。太陽高度が高くなり、日照時間が長くなってることを自然に察知し、あと2~3日で咲きそうです。

 希望を感じさせ、早春を歌い上げる今の季節に相応しい日本的な歌の一つは吉丸一昌作詞、中田章作曲「早春賦」でしょう。歌詞は1番から3番まであり、1番と2番は早春の自然の微かな変化を歌ってるのに対し、私は人の心境を歌った3番がお気に入りです。

 長かった冬が終わに近づいてるのに、今までずっと寒さのため家に閉じこもって過ごしてましたが、次第に春と言う言葉を聞くにつれ、「一体、私は何から手をつけ、活動し始めたらよいか。」私は未だ炬燵から出たくない。どうしろと言うのか、冷たい外に出る気持ちに未だなれない。

1、春は名のみの風の寒さや 谷の鶯歌は思えど 時にあらずと声も立てず 時にあらずと声も立てず

2、氷溶けさり葦はつのぐむ さては時ぞと思うあやにく 今日も昨日も雪の空 今日も昨日も雪の空

3、春と聞かねば知らでありしを 聞けば急かるる胸の思いを いかにせよとのこの頃か いかにせよとのこの頃か

https://www.youtube.com/watch?v=y0sFQjf9bos  

 実は、この音楽はモーツアルト作曲ピアノ協奏曲第27番第3楽章のテーマに似てると言われてます。速さは全く異なりますが、聴いてみると確かに似ています。しかし、雰囲気は全く違うので、たまたま似てると言うことでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=NNfaZhuYLrY

 一方、森繁久弥作詞作曲の「知床旅情」の旋律が、今度は中田章作曲の「早春賦」に似てると言われてます。全く別の雰囲気を持つ音楽ですが、メロディーは確かに似ていると言えます。こうなると「知床旅情」はモーツアルトのピアノ協奏曲第27番の孫に当たると言えそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=6nhVj06DWMg

 いかがでしたか。

 ところで、私の最後の職場は群馬県立前橋高等学校でした。地元では前高と言います。私が初めて前高校歌を聴いたのは、実はカルカッタ日本人学校勤務であったインド滞在中で、1年後に前高出身の福田さんが赴任され、冬休みに彼と二人でインド北部のカシミールに旅行したときです。カシミールは現在パキスタンとの領有権で紛争中ですが、当時はスムースに旅行できました。

 現地は世界の屋根と言われる高い山岳から流れる出る水が溜まり、湖がたくさんあって「東洋の水の都」と言われました。ですから宿泊したホテルもハウスボートという名称で、湖に浮いてるホテルです。ホテル内を歩くと多少揺れ、ギシギシと音がします。

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 日本から8000K離れたダル湖の上で私たちは新年の乾杯をしました。と言っても現地は未だ12月31日午後8時30分です。日本との時差が3時間半あり、この時間が日本の新年です。お酒が入ると福田さんは気持ち良さそうに、赤城下ろしに送られて・・・と母校「前高校歌」を歌い始めました。このため、私が初めて前高校歌を聴いたのはカシミールの湖上でした。

 その後、帰国した私は数校の学校に職場が変わり、ついに最後の勤務校として前高に異動となり、授業では生徒さんたちに異国で聴いた前高校歌の思い出をよく話しました。実はこの校歌の出だしが少々「早春賦」に似てると感じてます。「早春賦」も「前高校歌」も作曲家は同じ中田章です。ですから、どこか似るのでしょう。中田章は「夏の思い出」「雪の降る町を」などで有名な作曲家・中田喜直の父です。

 

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