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2021年2月25日 (木)

まるで倉賀野梅林

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【写真はクリック拡大するといずれもピントが合います。】

 真冬に戻ったり、春の気配を感じたり、三寒四温を繰り返しながら、少しずつ春本番へ近づいてることを庭の5種類の花梅の開花状況で感じる今日この頃です。玄関前で枝を垂れ下げながら咲く大きな白梅も満開になりました。

 先日は、隣の家族を呼び、庭で花見をしました。母に連れられて来た小学生の二人の娘さんと保育園児の男の子は花より団子で嬉しそうに花梅の咲く庭をぐるぐる回りながらはしゃぎ回ってました。疲れを知らない子供たちです。お母さんと私は屋外のテーブルでビールを飲み、ゆったりした解放感に浸ります。自然とは、人間の気持ちを互いに打ち解けさせ、あれこれ会話を弾ませます。

 午後4時からの花見は続き、次第に暗くなったので今度は家の中に入り、私がピアノで東北震災支援曲「花は咲く」を弾いたりして、結局3時間も愉快な交流は続きました。私も毎日一人のため、珍しく賑やかなことに気持ちがリラックスし、思い出に残る花見になりました。

 しかしながら、JRにお勤めのご主人は泊まりで仕事とのことで申し訳なく思いました。次回は彼も入れて「源平しだれ桃」を見る会を行ないたいと思います。

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 ところで、梅の木は、たくさん水を与えると花が生き生きし、誠によく咲きます。亡き両親が井戸を掘っておいてくれたお陰で、今では、蛇口を捻ればスイッチが入りポンプにより無尽蔵に出てきます。ですから水道代はかかりません。

 私の日課は、朝起きると庭に出て、20分ほどすべての植物に水に遣ることから一日が始まります。これこそ朝飯前です。庭には50本ほどの樹木と、水仙、チューリップなど球根類が芽を出しており、水を欲しがってることが分かります。これらの植物には私の朝食より先に根を潤してやります。

 近年まで半世紀以上に亘り、レース鳩を飼育していたことから、鳩が今何を欲しているかが分かるようになってました。塩土や鉱物飼料を与えるとすべての鳩が集まり、啄ばみます。植物を見ても次第に同様の気持ちが分かりつつあります。動物も植物もよく観察することが基本と思います。

 ところで、梅の木の管理について、大切なことは花の「色彩の濃さと樹形の魅力」ではないでしょうか。色彩については水と、ごく稀に与える肥料です。特に土が乾いてるときはたっぷり与えます。根は私たちの想像を超え、地中の四方八方に広がりを見せることから、十分に水を与えなくてはなりません。肥料については遣り過ぎないことが肝心です。

 樹形については剪定です。これだけは自然に任せておかず、人工的に手を加えます。剪定には二種類あり、余分な小枝を切り落とすもの、もう一つは比較的大きな枝を大胆に切り落とすものです。これにより新たな芽が吹き出します。

 梅の特徴は桜と異なり、剪定により生まれ変わったように生き生きしてきます。結果的に今までと樹形が改善する植物です。注意点は、花の咲かない時季でも、樹形は一年中楽しむものですから、必ず、5メートル以上離れ、四方八方から眺めつつ行なうと失敗がありません。

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 こちらは1本の梅でも紅白に咲き分ける品種名「思いのまま」です。おそらく幼木のとき、植木職人が遊び心で白い梅の木に紅梅を接ぎ木したのではないでしょうか。紅白共に花の形や大きさは同じです。お近くの方は見学にいらしてください。駐車場完備。

   

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