北極、南極、赤道に於ける春分の日の太陽の動き
【地球が公転してることにより、春分の日の太陽は魚座のすぐ南にあり、ここが春分点です。実際は眩しくて確認できない。半年後の秋分の日の午前0時に魚座が真南にあることで分かる】
今日は二十四節気の一つ「春分の日」です。今日、太陽が赤道上に来る時刻はUniversal Time【イギリス・グリニッチ時間】で午前9時37分と計測されており、これは日本時間で18時37分の瞬間です。
この瞬間の太陽の位置は天空のすべての位置を表す基準点となる赤緯0°、赤経0°です。太陽の位置は今まで赤緯-でしたが、この瞬間以降、赤緯は+に転じ、赤経については、今まで23h台でしたが、この瞬間以降、0hに転じます。
ところで、今日の太陽は私たちの地球から見ると上図の通り、インドの形に似てる「魚座」のすぐ南の天の赤道上にあり、ここが赤緯+-0°、赤経0°の春分点です。
さて、今日の太陽の「日の出」及び「日の入」の方角は北極と南極を除き、世界中で真東から上り、真西に沈みます。
一方、日の出・日の入り時刻については、根室では5:21・・・17:30、群馬では5:21・・・・17:30、沖縄では6:34・・・18:41(国立天文台)であり、どの地域でも昼の時間は12時間と7~9分で、若干、昼の時間が長いです。
本来は同じ筈ですが、これは日の出・日の入りの時刻の定義について、太陽の上辺が地平線に一致する時刻となってます。また、太陽光の屈折もあるからと考えられます。もし、太陽の中心を日の出・日の入り時刻とすれば、春分の日の昼の長さと夜の長さは12時間ずつで同じと考えられます。
ところで、今日、春分の日の太陽の動きは地球上の場所によって異なる動きをします。赤道上で見ると太陽は真東から上り、真上を通過し、真西に沈みます。
北極点での太陽の動きは一日中、水平線に顔を半分出したままで、東~南~西~北へと回ります。今後、太陽の位置は水平線より次第に高くなり、太陽が出たままで夜がない状態が約半年続きます。
それに反して、南極点に於ける春分の日の太陽の動きは一日中、地平線に半分出たままで、進むその方向は北極とは逆で東~北~西~南と回り、太陽の位置は次第に低くなり、数日すると地上に出なくなり、半年近く夜の状態が続きます。
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昨夜はお世話になりました。
春分の日は太陽が南から北に向かって赤道を通過する日。日本では、太陽が頭上を通るのを経験できないのが残念。
投稿: रवि | 2021年3月20日 (土) 11時52分
रवि=太陽さんへ・・・久しぶりの「バク」は心底から楽しかったです。「かき菜の会」も発足し、今後行くときは金曜か土曜に変更したいです。
ところで、日本で太陽が頭上を通過するのは西表島あるいは南硫黄島まで行けば、夏至の日にほぼ真上を通過します。
私がいたカルカッタ市(現コルカタ)では5月頃は頭上に太陽が出ることから外にいても自分の影ができません。影は自分で踏んでいました。ここは北回帰線の少し南なので北緯22度でした。
投稿: カッキー | 2021年3月20日 (土) 14時30分