「穀雨」の日 地球の公転 実感したい
【星空はウィキペディアより出典】
最近の早朝に南東の方角に出てる明るい星は木星です。地球のすぐ外側の惑星は火星であり、木星はその外側ですが、火星の数倍の明るさです。木星がいかに大きいかが分かります。当分の間、毎朝、木星のすぐ西に橙色した火星も見えます。
今日は二十四節気の一つ「穀雨」です。太陽から平均約1億5千万㎞の距離を保ち、やや楕円形に公転してる地球の一年間の公転距離は約1.5億Km×2π=「約9億4千万㎞」です。ですから私たち地球人は宇宙に浮いてながら1年間でこれだけの長い距離を絶え間なく宇宙旅行しています。
ところで、二十四節気は地球が15°反時計回りに公転すると次の節気になります。この次は5月5日子供の日で立夏です。
二十四節気について、節気と次の節気では地球から見る太陽の背景も同じく15°東へ移動します。一ヶ月前は春分の日でしたから、それ以来30°東へ移動しました。上の図で最も右の太陽が春分、中央が清明、最も左が今日の穀雨の太陽の背景で、星座名は「魚座」です。
「魚座」は黄道十二星座の一つで、ご覧の通り、インドの形に似ており、夏から秋にかけ、夜間にほぼ頭上に大きく見えます。しかし、現在は日中ですから、眩しくて確認できなくても、太陽の背景は今後は次第に「魚座」から東へ離れて行きます。
空気が澄んでる広大な砂漠や海では、日の出直前に東の空に「魚座」が見える筈です。後一ヶ月もすれば更に、日本でも早朝、東の空に「魚座」見えるでしょう。
しかし、どこででも確認できるのは6ヶ月後の「霜降」の午前0時に「魚座」が真南に見えることで上記についての事実が分かります。
【穀雨に咲いてるピンクの牡丹】
私たち地球人は、どの国に属していようと、民族が異なっていようと、主義主張が異なっていようと、宇宙空間に浮いており、秒速約29キロで公転してる地球上で生きてます。いわば掛けがえのない地球に住む運命共同体です。未来の人類のために大切なことは地球環境をより良くして、次代にこの素晴らしい地球を引き継ぐことです。
今日が二十四節気の一つ「穀雨」であることを考えるとともに、今宵、星空や上弦の月を見て、現実に自分自身が宇宙空間に浮いてる感覚を持ちましょう。
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久々に心地よい穏やかな日和になりました。
山霞み 風は眠りの 穀雨かな
天体、植物等の知識を持つことは人生を豊かにします。多少、知識があると☆、🌸を楽しい気分で見ることができます。星や月を見て、超高速で動いているものを、自分の体の中で宇宙空間に浮いてるように感じるなんてすごい。全ての天体より超高速の動体視力を持つ宇宙の神様です。
投稿: 時計屋の隣り | 2021年4月20日 (火) 11時26分
時計屋の隣りさんへ・・・どうしたことでしょう。うっかりして、二日続けて長いブログを書いてしまいました。
長いブログは月曜と木曜に書くと決めてますが、勘違いは起こるものですね。
ところで、最近は自分は大宇宙の大空間に浮いてる実感がしてなりません。これを感じると本当の怖さを感じると共に、これこそ現実なんだと思い知らされます。
しかしながら、この浮いてる感覚を持つことで、特に地球が太陽系の一員として動いてる現実が昔より、よく理解できるようになりました。今度の満月【旧暦3月15日】は毎年必ず大安です。
投稿: カッキー | 2021年4月20日 (火) 14時43分