コンクリ減らし 緑の中に暮らす 熱中症対策
【近くにある倉賀野一大きな欅・・・幹に不思議な穴があいてる】
近年、私の家の近くには若い人たちの新築家屋の建設が目立ちます。徒歩10分ほどで高崎線・八高線の「倉賀野駅」があることから通勤通学に便利であり、公害が心配されるような大きな工場はなく、スーパーがあり、日常生活を送るには便利な町です。また、歴史を紐解いても、水害、崖崩れなど自然災害は皆無と言っても過言ではありません。
町の南を流れる一河川「烏川」は町の海抜から20mほど低い所を流れており、大雨が降っても氾濫したことは一度もなく、町内に降った雨は最終的にすべてこの烏川に流れ込みます。
ところで、私の住む倉賀野町は歴史的に古く、おそらく1000年以上前には、すでに倉賀野という地名ができていたと考えられます。その証拠は、町内を通る旧中仙道には、都があった奈良・京都に近い方から順に上町、仲町、下町となってる地名が現存し、この地区名は古の都の場所を示す名残と考えられます。
話を元に戻して、倉賀野を烏川の対岸である阿久津町方面から眺めると、東西およそ2㎞に亘って高さ20mほどの崖が延々と連なっており、その崖の上に、倉賀野があります。大昔は崖のこと、あるいは高い所を「倉」と言ったようです。それは例えば、魔の谷川岳にはアルピニストのメッカ「一の倉」と命名された断崖絶壁があります。ここでも「倉」が使われてます。
ですから、倉賀野という命名については、この烏川の崖(倉)の上に(野)原が広がってるおり、めでたい「賀」の字を入れて倉賀野と命名されたのではないかと想像できます。
ところで、やっと本題です。現在は一年の中でも正午の太陽角度が最も高く、およそ76°です【群馬県】。このため梅雨であっても晴れれば、気温はぐんぐん上昇し、暑さに慣れてない現在の私たちの身体は、熱中症になる可能性があり、大きくダメージを受けます。こまめな水分補給が欠かせません。
前述の最近できた多くの新築家屋の周囲にはコンクリートが広がり、近くの道路はアスファルトであり、中には家の庭全体をわさ゜わざコンクリートにしてる家が見受けられます。これでは照り返しで外気が高温になり、更に、エアコンの室外機からは熱風が吹き出ています。つまり、自然環境を益々高温にしています。
【室内から木漏れ日を見る・・・樹木に覆われ、コンクリートなし】
平素、倉賀野をウォーキングして感ずることは、殆どの家に樹木らしい大きな植え木が見当たりません。先ず、庭を含めて住環境を根本的に変える考えでないと、周囲はますます気温の上昇につながり、現代の人類は住み難い環境を子々孫々は残していることになりかねません。
これらのことを考慮し、私の家は個人としては、倉賀野一緑の多い環境をめざしてます。現在でも、おそらく、外部からは森の中に住んでるように見えるでしょう。緑が多ければ、木陰ができ、風が流れ、野鳥の聖域になります。人間も野鳥も涼しさと新鮮な酸素が欠くべからざるものです。
熱中症対策はいろいろあっても、先ず、各家庭で樹木を植える努力が必要であり、草が生えたら目の敵にせず、スズムシやコオロギの棲みかを作ってやり、もうすぐ来る初秋の鳴き声を楽しみましょう。庭をコンクリートにすることはもう止めましょう。
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