日本間は 心休まる 先人の知恵
近年、日本では生活様式が徐々に変化しつつあり、写真のような日本間で膝を交えての生活は少なくなりました。高齢者も平素から椅子で食事したり、テレビを見たりします。医学的見地からも、腰や膝の健康、及び身長の伸びを考えると正座はよくないかもしれません。私は一人での生活なので、この部屋を使うことはもうなくなりました。
しかし、日本の伝統文化である畳の部屋は幼い子にとって、転がっても痛くないし、冬は暖かく、ベッドがなくても布団を敷けば寝られます。一昔前なら、ここで友人数人と、あるいは近所の人たちと日本酒を酌み交わした「花見の会」は楽しかったものです。正座はよくなくても、日本間はほっとします。日本的文化は年々、どこへ行ってしまうのだろう。
In recent years, our lifestyles have been gradually changing in Japan, and the number of people living with approaching their knees each other in Japanese room as shown in the photo has decreased. Elderly people also usually eat in chairs and watch TV. From a medical viewpoint, sitting by bending needs is not good considering the health of our lower back and knees, and for children's stature, it will be avioded. So I no longer use this room either.
However, the tatami mat room which is one of the traditional Japanese cultures, does not hurt even if baby rolls, and it is warm in winter, so even if there is not a bed, we can sleep on a futon mat. A long time ago, it was fun to have a "Flower seeing party" where we could have a drink with a few friends or neighbors. Where does Japanese culture go year by year?
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コメント
日本間の主役は畳ですかね。敷かれて畳の枚数で部屋の広さを表します。壁は塗壁、障子・襖。このほかの部位の凝った名称も、無形文化財ですね。何といっても、寛げますね。
投稿: 地窓 | 2021年6月13日 (日) 11時33分
地窓さんへ・・・ここへ来て、私の家の近くでも若い人向けの家屋が増えてます。
しかし、日本瓦の家屋は一軒もありません。もしかして、重いので地震対策かとも思われますが、藤岡瓦などはとても品格が感じられます。
仰せの通り、障子、欄間や襖と言った和風文化も畳同様に減少しつつあるように思います。文化は時代と共に変遷して行くものでしょうが、子々孫々の時代まで日本的な文化は継承しておきたいものです。
投稿: カッキー | 2021年6月13日 (日) 13時54分