グラジオラス 蕾に見られる 幾何学模様
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半世紀以上に亘るレース鳩飼育から、三年前より趣味が植物の生育に変わったことから、言わば毎日、庭の植物を見て回りますが、昨今の気温の高さは植物にとっても暑く、水遣りが欠かせません。特に、植木鉢の植物は子供を育てるかの如く、丁寧に生育状況を観察しなければ、暑さと水不足から枯れてしまいます。
赤紫の藤は直径60センチほどの大きな植木鉢に植えてありますが、近年は樹木そのものが大きく広がり始めており、多量の水が必要で、特に夏季は最低でも朝晩の水遣りが欠かせません。手を抜くと葉が萎れて来ます。直植えすれば問題ないのですが、この藤は背が低いことから、直植えでは開花時に花が見難くなるので、大きな植木鉢に植え、しかも、ブロックを三段積んだ上に載せてあります。
ところで、春の花がすでに終わりを告げると、現在は数本のユリと、写真のグラジオラスに幾本も蕾が出て来ました。
それにしても驚きです。ご覧の通り、葉と葉の間が膨らみ始め、中から蕾が伸びて来ました。しかも、何と言う素晴らしい自然が織りなす紋様でしょう。それは幾何学的な紋様です。一枚一枚が狂いなく、花を包み込んでます。果たして何色のグラジオラスでしょうか。今のところ私にも分かりません。
球根を購入したとき、確か数種の色を組み合わせましたが、植えてからの1本1本は何色になるかまだ分かりません。植物としての勢いはよいので大きな花が咲くと期待してます。
こちらは「こでまり」です。今春の蕾でまるで星印のようです。
ところで、蕾の幾何学模様として、私が驚いたものに4月に咲いた「こでまり」があります。花が五角形であることから、蕾も五角形ですが、蕾の五角形は不思議な世界に見えます。このコデマリは私が子供の頃からあったので、戦前から我が家に咲き続けており、今後もずっと咲き続けるでしょう。
植物にはいろいろ驚かされることがしばしばで、前にも記しましたが、シャクナゲの葉の裏は殆どが黄緑ですが、葉の裏が黄土色でしたら、それは貴重な日本シャクナゲです。それ以外は西洋シャクナゲです。また、「源平しだれ」の花桃や、「想いのまま」と言った花梅は1本の樹木が紅白に咲き分ける品種で、これも不思議なことで驚きます。と言っても「ねむの木」の就眠運動ほど神秘なことはありません。
これからも植物を世話しつつ、同時に植物の生態をよく観察します。それでも私が最も素晴らしいと感じることは「洗練された花の色彩」です。次が植物の樹形美です。
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鋭い剣先の、子分のような葉。襟元を決め、肩のあたりを突き上げた筍の弥蔵親分の決めポーズ。
今日も真夏なみの太陽ですね。
冬に「雪見酒」があるように、今日は昼から、豚肉、新じゃがいも、新玉葱を甘辛く煮込んだ肉じゃがを肴に、レモンサワーで「陽見酒」をする予定です。
投稿: 家吞み安兵衛 | 2021年6月10日 (木) 11時01分
家吞み安兵衛さんへ・・・レモンサワーで「陽見酒」とは洒落てます。もちろんホステス付きです。
私は毎晩「夢見酒」です。果たして夢とは実現するものでしょうか。実は私には果たしたい夢がいろいろあるのです。
暑いので日中は水分補給をお願いします。
投稿: カッキー | 2021年6月10日 (木) 11時32分