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2021年7月12日 (月)

英文を ローマ字式に 読みがちだ

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 一般的に、中学から高校時代の英語授業を通して、学習したことは主に英文講読とグラマーという名の文法であり、私は英語と音楽だけは他の教科より好きなこともあって、この二科目をより勉強したかもしれません。

 それがその後に運良く繋がり、最初の就職は全学年に音楽を教えに海外日本人学校へ行くことになりました。当時、日本人学校への条件は3つあり、1、音楽を教えられるもの、2、教員採用試験に受かってるもの、3、男子学生であることでした。

 条件の3番目は海外で危険が伴うと考えたからでしょうが、現代ではこれは通用しないことです。今ではすでに教育経験のある女性教員が数多く海外日本人学校で活躍しています。

 私の場合、たまたま教員免許が英語と音楽であったことから、採用試験官から見たとき海外ということで有利に働いたのかもしれません。しかし、前述の如く、講読と文法に主眼を置いた謂わばテストでよい点を取るための勉強と実践英語とは、格段の差がありました。

 実践英語では、主眼は音声が多く、人と人が会えば、文字ではなく、顔を見つつの口語英語です。当時は日本で事前に現地語であるヒンディー語を学ぶチャンスはなく、ヒンディ会話なるものも書店になく、現地語については、すべてがチンプンカンプンの状態であり、運良くインドの人たちは英語に長けてるため、英語でのやり取りをせざるをえませんでした。住居は日本総領事館内の宿舎であったことから、館内で働いてる人たちとも英語を媒介にして交流ができました。

 学校内では、日本人の小学生と補習としての中学生で、全員が数年して日本へ帰国する児童生徒ばかりで、言語は国内と同様で日本語のみです。学校職員には現地採用のインドの方も数人いましたが、これらの方々とは英語と次第に慣れたヒンディー語でした。

 ところで、私は現在でも英語を続けてます。それはネット社会で瞬時にして海外からは生きた英語に接することができる時代であり、そのつもりになれば、取り巻く環境は英文が溢れてます。時事英語では、いくらやっても目知らぬ英単語に出合い、今更ながら学習不足を痛感し、辞書と睨めっこの日々です。

 しかし、困ったことに「三つ子の魂100まで」が英語の発音上、誠に不都合になってると感じてます。遠い小学生時代に習ったローマ字学習が、その後の英語学習において、生涯に亘る災いになってます。当時、小学4年で初めて習ったローマ字が私には珍しいこともあり、夢中で読み書きし、夏休みには宿題でもないのに、毎日、ローマ字日記を書き、教師からは「よく頑張ったね。」と褒められ、嬉しかった記憶があります。しかし、このローマ字を学習したことが、英文を読む上でも、ついローマ字式に読む癖が生涯に亘って抜け切れず、非常な妨げになってます。

 このことは、あるいはローマ字を習った日本人の多くに言えることかもしれません。例えば、よく使われるAward(賞)は、アワードと読んでしまいがちです。実際の発音はアウォーdに近く、volume(音量)をボリュームと読みやすく、ネイティヴはバリュームに近いです。また、vicinity(近所・付近)をビスィニティーと読みやすく、実際はヴァスィナティーに近いです。このようなことは枚挙に遑がありません。

 つまり、私たち日本人は、小学生時代に習ったローマ字の読み方と、英語の発音は全く異なることを再認識すべきです。一つ一つの単語をローマ字とは区別して正確に発音する習慣を身につけなくてはなりません。残念ながら、半世紀以上経た今でもローマ字だけは勉強したことが英語発音にマイナスに振りかかっています。しかし、こんなことも人生には起こり得るもので、この事にへこたれず、前進したいものです。

 

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コメント

英単語の自己流学習法では、発音も、スペリングもローマ字のお世話になりました。ローマ字に頼った発音は、今日まで全く使い物になりませんでした。発音と文字の関係を扱うルール学習(phonics:音声法)が、我々の頃の英語学習に全くありませんでした。phonicsの分野の英語教育が進めば、自分で聞いたり、話したりできるようになるでしょう。
小生の英語は、ローマ字世代の化石でしょうか。「sometimes」を、ソメチメスと読んでも、ソクラテスとは読まなかった。

大文字さんへ・・・昔は先生方は発音に関して、厳しく指導してくれることはなかったように感じます。
 しかし、現代の若い先生は発音でも卓越してる方が多く、生徒さんはそのつもりになれば、ネイティヴともかなりスムースに交流ができるのではないでしょうか。
 大文字さん、人生100年時代は長いです。私は何事も一歩一歩、あるいは「三歩進んで二歩下がる」でよいから前進したいものです。

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