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2021年8月 7日 (土)

今日立秋 秋の気配は すぐそこに  

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【太陽の背景は、かに座である立秋】 

 月日の経つのは誠に早いもので今日は二十四節気の立秋です。2月4日の立春から半年経過しました。立春ころ見た太陽の遥か後ろ側の宇宙空間に今の私たちはいます。つまり、立春の位置から今日は約3億Km(2天文単位)離れた遠い位置に私たちを乗せた地球は浮きながら、しかも、秒速およそ29㎞の速さで太陽の周りを反時計回りで公転してます。

 多少、楕円である公転軌道一周の距離は【直径約3億キロ×3.1416≒9億4248万Km】ですから、宇宙船地球号は常に宇宙大旅行の真っ最中であり、地軸の傾きは約23度26分と当分は不変であり、今の時季、北半球はもろに太陽の日差しを浴び、結果的に連日猛暑です。

 今日の地球は立春から公転軌道を180°周遊し、今日は夏至と秋分の日のちょうど中間であり、立春から計って太陽黄経135°の立秋に差し掛かりました。地球から見た太陽の位置は赤経9hです。

 上の図のように、公転中の地球から見る太陽は「かに座」の前面に来ています。実際は眩しくて確認できませんが、これを証明できるのは、半年前の立春の午前0時に「かに座」が真南にあったことです。

 立秋となると、山岳地帯はすでに初秋が感じられ、平地でも朝晩は次第に涼しく感じられるようになるでしょう。群馬県高崎市では6月21日(夏至)の日の出は4時26分、日の入りは19時05分で、本日8月7日(立秋)の日の出は4時55分、日の入りは18時44分で、夏至に比べ、立秋は日の出はすでに29分遅くなり、日の入りは21分早くなってます。 

 ところで、話題は変わりますが、あと一週間後の8月14日が、今年の本当の意味での七夕です。前にも書きましたが、七夕の七は星のことを指すのでなく、月の満ち欠けが「七」日目の「夕」刻を指します。

 「七夕は月の形が肝心」で、この晩は上弦の半月です。午後6時には真南にあっても、地球の自転により、星が見え始める午後8時から10時にかけては、月が南西~西南西にあって、上部が次第に右に傾き、お椀の舟のようになります。

 この瞬間こそがポイントで、天の川を挟んだ織姫(琴座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)が、ほぼ頭上にあり、あたかもこのお椀の舟に乗り、年に一度会うことが許される夜空に描かれる天体の絵巻です。

 ですから、現在、主に都会で行われる太陽暦の7月7日や、主に地方で行われる月遅れの8月7日は七夕として天文学上、意味を持ちません。特に現行暦の7月7日では梅雨の真っ最中で、晴れても、織姫星も彦星も東の空に低過ぎて絵になりません。これでは、月の満ち欠けは七日目でなく、毎年異なります。

 原因は明治6年、旧暦から新暦に移行するとき、江戸時代と同様に、単純に7月7日を七夕としたことに起因します。天体に対しては正確な配慮が必要でした。150年経過した現在まで、未だにそれが尾を引いてます。「仲秋の名月」【旧暦8月15日】が毎年、現行暦で変化するように 【今年は現行暦9月21日】、七夕も年によって変化するカレンダーにしたいものです。七夕とは旧暦の7月7日です。

 以前に、私の家の前には小さな老人ホームがあり、七夕が飾られていました。90才を越えた女性のお年寄りの短冊には「昔の彼に会いたい」と書かれていました。これには驚きました。

 いつになっても、人には彦星や織姫星の気持ちがあるのですね。それより年令の若い私は勇気が湧いてきました。

 

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コメント

 暑さが厳しく、日差しも強い夏本番の時期に立秋。「涼風至」、時折涼しい風を感じたい。

 七夕の宵、彦星が、織姫星にプレゼントする花は何でしょう。朝顔です。朝顔の異称に「牽牛花」があります。

 

投稿: 七夕と朝顔 | 2021年8月 7日 (土) 07時22分

七夕と朝顔さんへ・・・暑い暑いと言ってるうちに、暦の上では今日から秋です。正午の太陽の角度は夏至では77°でしたが、今日の秋分では70°になってます。これから冬至の30°に向かって太陽はどんどん低くなります。
 これから秋になっても脳と身体が錆つかないよう、今日もこの両方に鞭打って過ごします。
 某所でお会いするのは9月からかもしれませんね。コロナよ収束せよ。

投稿: カッキー | 2021年8月 7日 (土) 09時01分

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