秋本番 朝から除草 汗びっしょり
【集めた草・・・これでもまだ半分】
私の庭は、亡父が前回の東京オリンピックの前年(1963年)に購入し、当時は1坪6000円ほどの安さのため170坪ほどの広さでした。周囲が水田でも、たまたま私の土地だけが畑でした。このため地盤はしっかりしてます。場所によっては天明3年の浅間の大噴火による灰を集めたいわゆる灰塚の層があります。近年、私が地続きの東隣の土地を少々購入したので、全体の土地面積は200坪ほどの広さがあります。
私が考える理想の住まい環境は樹木に覆われた森の中で暮らすことです。しかも、樹木はすべて花が咲くものにしてあり、2月の花梅に始まり、現在でも大きな百日紅が咲いてます。おそらく10月上旬まで、文字通り100日間咲くでしょう。
一般家庭として、庭が広いと7月から9月にかけては庭の隅々まで草が繁茂します。でも、私は自然でよいと考えます。一般的に、人間は各種の草を雑草と呼び、嫌うものですが、よく観察すると、どの草も花が咲き、虫によって授粉し、光合成によって私たちの生命維持に欠くべからざる酸素を生じ、スズムシやコオロギが一晩中、心休まる虫の音を聞かせてくれ、晩夏から秋にかけて滝廉太郎作詞作曲の「秋の月」に似た、しみじみした気持ちになります。
それにしても、大量の草は季節的に今ではほぼ成長が止まり、丁度、今日は9月最後の日なので、珍しく私は早朝から意気込んで草刈りに励みました。一人暮らしゆえ、手伝ってくれる人はいません。その間に地区のラジオ体操会に参加し、朝食を作り、その後、ごみ収集車が来る日なので、車に草を詰め込んで一人暮らしの女性宅のゴミも収集し、指定収集所にすべて運びました。もちろん、毎朝行ってる地元・倉賀野小の児童が家の前を通過するので、8時前に彼らの校歌を演奏しました。
写真の草は今朝運びましたが、裏庭にはほぼ同量の草がすでに刈ってあり、こちらは次回のゴミ収集日に出す予定です。私としては、草刈りでは、如何にして腰を痛めないか工夫してます。
その第一は「前屈みになって物を持ち上げないこと」です。腰痛は癖になるので気をつけてます。その第二は「尻を突き出す姿勢で、膝を曲げます。」その第三は「猫背で物を持ち上げないこと」です。その第四は、二本の足を平行にせず「どちらかの足を前に出します。」
昨日、菅総裁が退陣のスピーチで総理として在任中「緑について取り組み、一定の成果が出た。」と話されことが私には印象に残りました。気候変動が叫ばれ、この地球環境を守ることこそ政治家が取り組まなければならない大きな課題です。
かけがえのない地球環境こそ私たちは子々孫々が平和に健康に暮らせるために残さなければなりません。なるべく庭をコンクリートにせず、植物を植え、虫が多く棲める庭作りこそ人間を含めた全生物にとって大切なことはありません。こんなことから、我が家でコンクリートを使ってるのは家の土台のみで、あとはすべて土のままです。明日から、また、スズムシなどがかわいそうでも、草むしりを続け、一部の草は残します。
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