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2021年9月 3日 (金)

稲葉の露の「猿子」に感動・上毛新聞「ひろば」より

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 このブログのコメンテーター「時計屋の隣」さんの投稿文が群馬県の地方紙・上毛新聞「ひろぱ」に掲載されました。誠におめでとうございます。ぜひ、群馬県以外の方々にもお読み頂きたいと思います。以下はその文章です。

 早朝5時に散歩に出ました。田んぼは稲穂が出そろって、稲の葉のあちこちに、しっとりした露が宿っていました。「稲葉の露」と呼ばれます。中でも、まっすぐに伸びた葉のてっぺんに結んだ完璧なまでの丸い白露は、一国一城の女王のようです。緑の大気を呼吸しながら、葉の中できらめき合う露の競演に魅了され、見つめました。目を空に向けると、白い下弦の月がぽっかり浮かんでいました。

 露は、月のしずくでしょうか。いいえ、そうではありません。稲の根から吸った水分が、葉の小さな穴からにじみ出たもののようです。露が、葉先に上がっているのを不思議に思っていました。重力に反して水滴が上がる「猿子」という現象だそうです。昔の人は、稲の葉を登っていく露を猿の子に見立てて「稲葉の猿子」と呼んだのでしょう。けなげでほほえましい感じがします。

 宝石のように光る一つ一つの稲葉の露は、みずみずしい稲の穂「瑞穂」の妖精のようです。この時季、散歩のナイススポットが増えました。明日も会いにゆきます。稲葉猿子さんに。

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上毛新聞に掲載」カテゴリの記事

コメント

いつもながらご紹介いただき恐縮です。投稿文は「ネタ」の発見と、観察、さばき方が妙味です。葉の上にのっている露は、朝顔の葉の露、芋の葉の露などいろいろあります。散歩した日の前後は残暑厳しい晴天でした。田んぼには、水が張ってありました。この時期の田んぼの水を「花水」と言うそうです。「猿子」も初めて知る言葉でした。

投稿: 時計屋の隣り | 2021年9月 3日 (金) 16時44分

時計屋の隣りさんへ・・・「ひろぱ」に掲載され誠におめでとうございます。新聞は隣のT家からお借りしました。
 子供の頃は両親が裏庭で里芋を作ってましたので、大きな葉の上に溜まった露でよく七夕の短冊の文言を書きました。
 ところで、今回のお祝いはどこでしましょうか。

投稿: カッキー | 2021年9月 3日 (金) 16時55分

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