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2021年10月18日 (月)

剪定は 樹木の特性 生かしたい

Img_2496

【写真を拡大すると、枝の多さが実感できます。】

 一昨日から樹木の剪定を私一人で行ってます。対象の樹木は大きくなり過ぎた金木犀です。先日まで庭に香りを漂わせ私に季節感を味わわせてくれました。樹齢は推定100年超える古木です。

 前に住んでた倉賀野町仲町の家の庭から今の庭に移植したのが前回の東京オリンピックの前年ですから58年前です。若かった私がリャーカーに載せて今の庭まで運びました。

 この金木犀は私が生まれた時より17年ほど前に他界した祖父が植えたらしいです。金木犀について、生前の父に訊いておけばよかったのですが、若気の至りで私は樹木に当時興味はなかったのでしょう。

 そんな古い金木犀ですが、驚いたことは、今でも枝と葉がとても緻密に茂っていました。上の方を剪定しただけなのに、枝は結果的に7束もあり、切り落とした重量はおそらく70~80Kgほどです。剪定しても、その後、枝を短く切ってごみ収集所に運べるように束ねなければなりません。これがまた一仕事で、昨日の夕方行いました。

 ところで、今まで私が見た金木犀のうち、群馬県内で巨樹として最も素晴らしいのは箕郷町の法峰寺境内に聳える金木犀です。高さ10mほどの見事な巨木で推定樹齢は数百年です。

 実は、この寺の住職が私の最初の勤務校の校長で、不思議なことに次を担う住職が私が昭和時代に教えた生徒さんです。このため、幾度も訪れてますが、金木犀は榛名山中腹の山寺に相応して堂々たる樹木です。

 このような立派な金木犀を見ると、樹木をやたら剪定してならないと感じますが、私の庭では、金木犀のすぐ隣に大きな枝垂れ紅梅があり、最近では、枝同士が接触してました。金木犀には申し訳なく、枝垂れ紅梅にとっての命である樹形を優先し、やむを得ず、金木犀を剪定しました。

 その代わり、来春には見事な開花が約束された枝垂れ紅梅に成長することでしょう。一方、金木犀の枝もたくさんあるので、来秋には再度、よい香りを放つでしょう。

 このように、たかが庭木であっても、私にとって両方が大切な樹木であることから、どちらかを優先しなければならぬことは樹木に限らず、人生途上では有り得ることです。しかし、その特質をよく考慮すれば、今回は、大きなしだれ紅梅の樹形を生かし、同時に、常緑樹である金木犀の香りを温存できるので、私は剪定に踏み切りました。今後、このようにいろいろ決断する時は、両方の特質が残せるように正しい判断をしたいと思います。

P1020399

【3月に撮影した枝垂れ紅梅・・・左の濃い緑が金木犀】

  

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