「小雪」の 太陽の背景は 「さそり座」に
【南の空から睨みを利かせてる・さそり座】
今日11月22日は、語呂合わせで「いい夫婦の日」です。概して、日本人は私も含めて語呂合わせが好きで、また、これにより覚えやすいこともあります。
例えば、車のナンバーでは工藤さんは910にしたり、佐藤さんは310、西沢さんは2438、久美子さんは935であったり、電話番号でも、風呂屋は良い風呂と言うことで4126などです。
一人暮らしの私は「いい夫婦の日」は関係ないですが、二人の娘たちは仕事を持ち、日々、忙しい中にあっても夫婦間では会話が多く、いつもにこにこしている家族に見えます。何かの折、パーティーの席でスピーチを頼まれると、私は、夫婦とは「互いに目を見て話すことが大切」と話します。あさっての方を向いて用件のみ話すようであっては心は繋がらないでしょう。日々、しっかり会話でつながってる夫婦は心の結びつきが強いと感じます。
ところで、今日は二十四節気の「小雪」です。カレンダーを見ると「小雪」と書いてあるからではなく、カレンダーは天体の動きを観察して、今日を「小雪」としています。その大元である一年の基準なる1月1日午前0時は夜空で最も明るい「おおいぬ座」のシリウスが真南に来る瞬間です。このように天体の動きによってカレンダーはできてます。
復習になりますが、反時計回りに公転してる私たちの地球【惑星はすべて反時計回りに公転】から太陽を見ると、太陽の背景にある恒星たちは東から西へ、毎日約1°ずつ移動して見えます。太陽の背景とはもちろん大空間ですが、人類には想像もつかない遠方に星座があることから、その星座たちの中を、太陽は恰も西から東へ縫うように移り変わります。
実は、その太陽が丁度「さそり座」の前に来た時が「小雪」です。以下はその理由です。
運良く、太陽が進む道【黄道】の後方にはちょうど12の星座が並んでます。これを「黄道十二星座」と言い、これらの星座のうち今日「小雪」の日の太陽は「さそり座」の方向にあるわけですが、そこは天の位置で赤経240度付近です。
天の経度を示す赤経とは、春分点【魚座】のすぐ下の天の赤道を赤経0°として東へ向かって15°ずつ移動すると節気が一つ変わり、その位置を1hで表します。二十四節気の順番で「小雪」は16番目であり、太陽の位置も「小雪」の今日は赤経16hです。太陽の位置は15°×16hは240°となり、丁度「さそり座」と同じ位置になります。故に、「小雪」の太陽は「さそり座」の方向にあります。
一方、半年前の小満【5月22日頃】の午前0時に「さそり座」は真南にありました。これによっても今日の太陽は「さそり座」の方向にあることが分かります。
若き日、インド滞在中、夏休みの5月にベンガル湾上空に明るく輝いてた「さそり座」の勇壮な姿は半世紀経過した今でも脳裏に焼き付いています。
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