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2021年11月26日 (金)

細菌の 巣となっている 口の中

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【春を待つ日本シャクナゲの蕾】

 内科医院と歯科医院は別々に存在することから、私たちはややもすると、この二つは互いに関係ない医療機関と思いがちです。

 ところが、多くの重篤な病変は、口腔内に存在する細菌が原因となることが多く、特に歯周病菌は血液中に入ると、意外にも動脈硬化、心臓病、糖尿病、腎臓病、脳梗塞を引き起こす原因になるとも考えられてます。

 ですから、食後の歯磨きが健康のために極めて重要であることは、「歯の健康のため」はもちろん、「全身の臓器の健康維持」に欠くべからざるものと言えます。ぜひ、歯磨きを疎かにせず、三度三度の食事後に歯磨きを励行ましょう。

 歯周菌が血液を媒介にして脳内に入れば、アルツハイマー型認知症に結び付いたり、海馬に入れば記憶力の減退に結び付いたりすることから、若い時からしっかり歯磨きし、併せて、食べ物のカスが付着している舌苔も清潔にしておかねばなりません。

 つまり、昔から言われる「病は気から」より、現代では「病は口から」と言うのが事実と言えます。

 食事で気をつけるべきは、私たちは概して砂糖を摂り過ぎてることから、これは口の中を汚します。ですから、糖類を摂取し過ぎない工夫が大切です。日常食品の中では、飴にも多くの糖分があり避けるべきです。果物にも糖分が多く含まれ、摂り過ぎに注意です。

 このほか、いわゆる隠れ糖類があります。その代表例はケチャップです。また、多くのペットボトルの中身も肥満の原因にもなり、私たちはバランスの良い食事を心掛けるべきです。

 前述の通り、口の中の細菌は口の中に留まることなく、特に歯周病菌は血液内に入ると全身に悪影響を与えると考えられています。私たちは歯と歯茎、舌を中心に口腔内を清潔にすることが、全身の健康の基盤であることを肝に銘じましょう。

 歯間には、歯磨きしても取れない歯石が残ることから、これを取り除いてもらうため歯科検診は3ヶ月に一度が基本です。

 

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口腔衛生」カテゴリの記事

コメント

「ウィズコロナ」という言葉に、当初、違和感を覚えた。「細菌の 巣となっている 口の中」のブログを目にして改めて人間の体のいたるところに細菌が巣食っていることを再認識した。人間は、元々「ウィズ細菌」の宿命を負う存在なのだ。善玉菌、悪玉菌が同居しているところが、造化の妙だ。
 口腔内に存在する細菌、特に歯周病菌が血液中に入ると、意外にも動脈硬化、心臓病、糖尿病、腎臓病、脳梗塞、アルツハイマー型認知症を引き起こす原因になるとも考えられているようですね。
 歯磨きで、かなりのリスクコントロールができるという心強いメッセージを頂きました。
 パスカルに「人間は考える葦」であるという有名な言葉がある。これは人間の本質を突いている。人間は物事を恐れ、常にびくびくしている植物の葦のごとき弱い存在だけれど、考えるという武器を与えられている。コロナウイルスという病源菌という難問に直面し防衛本能を研ぎ澄まして、コロナワクチンを開発した。
 病気にならないための一番大事な事は、歯磨きを始め、正しい食習慣、運動などの日ごろの心がけだ。

投稿: 大臼歯 | 2021年11月27日 (土) 08時00分

大臼歯さんへ・・・おはようございます。予報によると、今日は午後になると風が吹き、もしかして「木枯らし一号」が吹くらしいです。
 ところで、私が若き日の頃に出会った職場の先輩諸氏の多くは病魔に侵され、この世から姿を消しています。
 口の中は一見、見難いことから清潔にすることが疎かになりがちです。
 実は上記のことを私は自ら考えてますが、たまたま「健康ライフ」の番組でこれを取り上げてくださり、口腔内の衛生についての考えに、私は全く同感し、概して気づき難いことなので、ブログに書いて、世の人のためになればと思ってます。
 まさに、「人間は考える葦」です。これからも本当に大切なことを気づきたいものです。いろんな角度から、物事の本質について、ご指導をお願いいたします。

投稿: カッキー | 2021年11月27日 (土) 08時55分

 
 11月22日は「小雪」でした。雪の降る気配もなく、雪とは無関係のようです。
 11月27日は、72候では「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」。言葉通りに、時たま、朔風強く、地面を黄や赤に染めた落ち葉の絨毯をサーっと吹き払っていきます。木枯らし一号、いよいよ、本格的冬に突入か。

  冬が来た 高村光太郎
きつぱりと冬が来た
・・・・・・・・・
冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

投稿: 大臼歯 | 2021年11月27日 (土) 09時58分

大臼歯ささんへ・・・一日に二度もコメントを賜り恐縮です。
 二十四節気は元来、中国の黄河流域の地方を中心に考えてできたものと伝えられ、そのまま日本にやってきたと言われます。このため、その緯度に相違があり、季節が合わなかったり、また、二十四節気の名称の中には、日本に馴染みがないものもあると考えた人たちによって、15年ほど前に、名称を変える試みがありましたが、結局、日本列島も南北に長く、地域によって異なり、例えば「小雪」には北海道や東北地方では雪が降り、また、どの表現も美しいとの結論に達し、結局、日本流に変えないことになった経緯があります。
 私はブログで二十四節気を度々扱いますが、特に、美しい表現と感じるのは「雨水」「啓蟄」「小満」「芒種」「白露」「霜降」などです。

投稿: カッキー | 2021年11月27日 (土) 14時06分

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