フォト
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

私のフェイスブック

日の出、日の入り時刻

現在の気象衛星映像

リアルタイム地球の姿

無料ブログはココログ

Persimmon Marsh  掲示板

« 暫くぶりに 今朝の気温は 冷えました | トップページ | 寒い時季 血圧管理で ウォーキング »

2021年12月20日 (月)

来年度 投資を扱う 高校家庭科 

Img_2684

 数年前に、隣のTさんから10cmほどの小さな枝を戴いたので挿し木にしておいたら、大きく成長し、植木鉢からはみ出てしまいました。このため、昨日、ご覧の通り、一回り大きな鉢植えに植え替えた「金の生る木」です。

 玄関に入ると、どっしりとして、目方は植木鉢ごとで20Kgほどあります。すぐ目につき「経済は任せておけとばかり」の風格が出てきました。

 そのTさんは2年前にこの世を去りました。半世紀以上、隣人としてお世話になり、また、広い意味で職業上、上司であり、それにも増して、人間味豊かなお人柄であったことから私は大切な人を失い、今でも誠にショックを受けています。

 この木が「金の生る木」と言われる所以は、葉がコインに似ていること。また、新芽が出るとき5円玉の穴に通すと、その後、金がなってるように成長することから多分俗称であり、正式な和名は縁紅弁慶です。しかし、ほとんどこのようには言わず一般的に「金の生る木」と言われます。ですから、一種の縁起物として広まったのでしょう。

 原産地はアフリカ東部のマダガスカル島と言われ、南緯20度付近であることから、日本の冬は寒過ぎて冬季に外で過ごさせることはできず、室内観賞用です。一般の植物と異なることは葉肉が厚いです。私は経済の守護神として育ててます。

 ところで、2022年度から学習指導要領が改定され、高校では「投資」を必修として学習することになってます。これは今の高校生が高齢者となる頃は、少子高齢化が急激に進むと予想され、それはまず年金の稼ぎ手が減り、誰でも退職後の収入を自ら確保する手段を持たなくてはならないからと考えられます。

 来年度から「投資」は、家庭科の中で勉強することになってます。今までも商業高校は別として、普通高校では経済を家庭科で教えてましたが、それは家計の負担を軽減することなど、支出を減らすことに重点を置く程度であり、それとは逆に収入を積極的にプラスにすることには触れてなかったわけです。

 しかし、今後50年後は、現代よりいっそう不確実な時代に突入する公算が大きく、高校生時代から投資について、着実に勉強しておくことになったわけです。

 ところが、教える先生は未だ現役教員のため、給料の来ない退職後の経済を経験しておらず、当面は知識として一般論を説明することになるでしょう。

 この現実を払拭するためには、時には証券会社から講師を派遣し、投資の専門の立場から、株取引、不動産投資、債券投資、投資信託などについて具体的に学習することになるでしょう。多くの勉強は机の上で行いますが、投資は実践無くして分配はありません。

 現実の株価はアメリカを中心とした世界経済と結びつき、それは政治情勢、今回のような感染症の危機など、いろいろな要因に関係して株価が連動し、価格が上下に変動することがつきものです。給料のように長く勤めていれば次第に上がるものではなく、投資は下がることがあるように常に大きなリスクを内包しています。

 しかし、一般論として、投資信託などは長い期間持っていれば有利であるといわれ、これは時間で稼ぐということです。高齢者に比較して、未来という有り余る時間を持っている若い人が有利であることは事実でしょう。そんなことから、高校生は学校で「投資」を学ぶことになったと考えられます。

 投資は勉強しただけでは何にもならず、実践しなくては結果が出ません。今後、今までの世の中と変わることがあるとすれば、高校生や大学生、あるいは社会人となった若い人たちが経済的に裕福になる場合も起こり得ます。リスクを最小限に食い止め、利益を出すにはそれなりの専門的勉強を生涯に亘り継続することになります。

  2022年度学習指導要領改訂で、高校の家庭科は、家庭基礎と家庭総合の2科目に再構成されるのですが、投資信託を含む部分を抜粋すると次のようになっています。

「家計管理については, 収支バランスの重要性とともに,リスク管理も踏まえた家計管理の基本について理解できるようにする。その際,生涯を見通した経済計画を立てるには, 教育資金, 住宅取得, 老後の備えの他にも, 事故や病気, 失業などリスクへの対応が必要であることを取り上げ, 預貯金, 民間保険, 株式, 債券, 投資信託等の基本的な金融商品の特徴(メリット,デメリット), 資産形成の視点にも触れるようにする。」

「生涯を見通した生活における経済の管理や計画, リスク管理の考え方については, 人生を通して必要となる費用はライフステージごとに異なることについて理解して生涯収支に関心をもつようにするとともに, 将来の予測が困難な時代におけるリスク管理の考え方について理解できるようにする。また, 生涯を見通した経済計画を立てるには, 教育資金, 住宅取得, 老後の備えの他にも, 事故や病気, 失業などのリスクへの対応策も必要であることについて理解し, 預貯金, 民間保険, 株式, 債券, 投資信託等の基本的な金融商品の特徴(メリット,デメリット),  資産形成の視点にも触れながら, 生涯を見通した経済計画の重要性について理解できるようにする。」

 

« 暫くぶりに 今朝の気温は 冷えました | トップページ | 寒い時季 血圧管理で ウォーキング »

私の経済展望」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 暫くぶりに 今朝の気温は 冷えました | トップページ | 寒い時季 血圧管理で ウォーキング »

カテゴリー