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2022年1月 9日 (日)

降りる霜、立つ霜柱・・・上毛新聞「ひろば」より

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 群馬県の地方紙・上毛新聞の読者投稿欄「ひろば」に、このブログのコメンテイターである「時計屋の隣」さんの文章が、本日、掲載されてます。誠におめでとうございます。私も嬉しく思います。

 つきましては、群馬県内外の多くの方々にもお読みいただきたく、ブログに掲載させていただきます。

タイトル・・・降りる霜、立つ霜柱  

 一段と冷え込んだ朝方、霜柱の立った道を歩いた。平らな部分と、ぼこぼこ穴のあいてる部分がある。平らな方は、サックサック、穴の方はザックザック。麦踏でもするように踏みしだく音は小気味よく、きっぱりと冬を感じる。足元の枯れ草にもうっすら霜が降りていた。

 天気予報では「霜が降りる」と言う。その言い方に、私の中で多少の混乱があった。そもそも、霜は地上付近の空気中の水蒸気が冷えて凍ったもので、雨や雪のように雲から降ってきたものではない。もしかすると、大昔の人は霜を天から降りてきたものだと素直に勘違いしていたのかもしれない。

 「霜柱」は、土中の水分が地表にしみ出て凍結し、細い柱状群となって上方に成長し、表土を押し上げるもの。霜柱は立つという。

 地表の水蒸気が氷結して降りてくる感じがするのが「霜」、土中の水分が凍って上がってくるのが霜柱。

 冷蔵庫内に付着する氷の結晶も、霜と呼ぶ。「頭に霜をいだく」と言うように、白髪の比喩にも使う。変幻自在な「霜」も白い色だけは変わらない。 

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上毛新聞「ひろば」に掲載」カテゴリの記事

コメント

 拙文をご紹介いただき恐縮致しております。僭越ながら掲載された文には意を尽くせぬ部分があり、下種の後知恵と申しましょうか、以下のように推敲させて頂きました。比べてみてください。
 
    降りる霜、立つ霜柱
 一段と冷え込んだ朝方、霜柱が真っ白に生えたような道を歩いた。卵の殻を踏むような感触を楽しみながらのザクリザクリの踏みしだく音は小気味よく、きっぱりと冬を感じる。足元の枯れ草にもうっすら霜が降りていた。
 天気予報では「霜が降りる」という言い方をする。多少の混乱を覚えた。そもそも、霜は地表付近の空気中の水蒸気が冷えて凍ったもので、雨や雪のように空から降ってきたものではない。「霜が降りる」は、古くは、雨、雪などと同じく空から降るものと考えられていた名残りの言い方だろうか。「降霜」という漢語が日本語化し「霜が降りる」になったのだろうか。
「霜いと白う置ける朝(あした)、遣り水(や  みず)より煙の立つこそをかしけれ」(徒然草・19段)の「置ける」は、霜が降りている意味。現代語の辞書で「置く」を調べると、最後の方にこの意味が紹介されていた。現代語にも「頭(かしら)に霜を置く」と言う形で残っている。
「霜柱」は、寒冬、土中の水分が地表にしみ出てきて凍結し、細い柱状群となって上方に成長し、表土を押し上げるもの。霜柱は立つという。
 日本語の慣習的な言葉の組み合わせ(=コロケーション)では、「霜が降りる」、「霜柱が立つ」である。テレビで「霜が張っています」と寒さをレポートしているのを耳にした時は耳を疑った。

投稿: 時計屋の隣り | 2022年1月 9日 (日) 16時36分

時計屋の隣りさんへ・・・今日は私自身も早朝から初めて3つの文章とその英訳を書きました。
 その後、プラスして貴殿の投稿文を掲載しましたので、計4つの文章になり、これは珍しいことです。
 これからも平素の生活の中から、こんなこともあるのかと感じたり発見した事象について、文を書くことを媒介にして、多くの人たちにそれを伝えられることをめざします。
 今日は充実していて、天声人語も3日分を読み、そこに出た漢字や英単語も学びました。しかし、なかなか私の血や肉にはならず、憶えては忘れ、忘れては憶えての繰り返しです。でも脳とはこの繰り返しで次第に定着するものと思っています。果たしてどうでしょう。
 もしかして、これからも暫くこの作業【学習】は続けます。
 

投稿: カッキー | 2022年1月 9日 (日) 19時55分

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