辞書に親しみ新たな出合い・・・上毛新聞より
ブログのコメンテーターである時計屋の隣さん(通称まっちゃん)が、本日、上毛新聞の読者投稿欄「みんなのひろば」に掲載されまた。誠におめでとうございます。
つきましては、広く群馬県外の皆様にもお読み戴きたく、ここに投稿文を掲載いたします。
タイトル「辞書に親しみ新たな出合い」
国語辞典は『広辞苑』を愛用している。辞書を開くと、一つの言葉にたくさんの意味があることが分かる。隅々まで目を通すと、思いもよらない言葉の意味に出くわす。
「死体」との区別の仕方が気になって「遺体」を引くと、①(「父母の残した身体」の意から)自分の身体②人のなきがらー、とあった。両親から受けた身体髪膚(はつぷ)であることから①の意味があると知って驚いた。
現代語とかけ離れているといえば「便利」。「大小便をすること」の意味もあることを知り、独り笑いした。
言葉の裏メニューのような意味を探そうと、説明を余さず丁寧に読むようになった。辞書には意味や用法のほか、類似語や対義語、用例なども出ている。見出し語の漢字表記も一つとは限らない。例えば「なみだ」の漢字は「涙・泪・涕」がある。漢字学習への興味など、辞書にじっくり向き合うことで新たな楽しみも見つかった。
「生い先」と「老い先」が順に並んでいた。読み方が同じなのに、双方には大きな違いがある。意味を読み比べるうち何だか心細くなってしまった。
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コメント
辞書は机上の師であり、友である。
「遺体」に、自分の身体であるという意味があるのを知って驚くとともに、話の種になると思っていた。
出典『礼記』祭義:曾子曰「身也者、父母之遺体也。行父母之遺体、敢不敬乎。」要するに、親からもらったこの体、大切にしなさいという意味のようだ。親の齢を越して生きたなら、実践できたことになるだろう。
投稿: 時計屋の隣り | 2022年3月23日 (水) 15時23分
時計屋の隣りさんへ・・・今宵は「バク」で、よろしくお願いいたします。話は弾むことでしょう。
お会いするのは誠に暫くぶりです。2ヶ月ほどでしょうか。覚えがありません。
私が両親の年を超えるには未だ10年あります。それまで、国語辞典を毎日見て、つまり、引くだけでなく、辞書を読む態度を身に付けたいと思います。
投稿: カッキー | 2022年3月23日 (水) 15時50分