痩せ過ぎでは?初サンマ。上毛新聞「ひろば」より
本日の上毛新聞の読者投稿欄「ひろば」に、このブログのコメンテイター「時計屋の隣さん」の文章が掲載されました。誠におめでとうございます。
実は、こんなことになるとは知らずに、昨夜は彼と私は高崎市の小料理屋「バク」で一緒に飲んでました。このため、結果的に昨夜は前祝になりました。
つきましては、県内外の皆様にもご覧いただきたいと思います。タイトルは上記の通りです。
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楽しみにしていた今年の初サンマは期待外れだった。不漁の上、今まで見たことのないほど小ぶりで痩せている。定番の塩焼きにしてみたが、下から盛り上がってくるような皮のパリッと感が乏しい。身の張りも、物足りない。サンマにガッツがないのだ。
「さんま、さんま、さんま苦いか塩っぱいか」。佐藤春夫の詩『秋刀魚の歌』にあるような、はらわたの苦さも薄かった。不慣れさもあったのか、焼いたサンマは腹の辺りがもろくも焼け落ちて「刃こぼれ」のようなありさま。どうみても「秋刀魚」とは不似合いだった。
近年、サンマの不漁は続いていたが、今年の、サンマはことのほか悲しい。スリムになったのは、餌となるプランクトンをいっぱい食べられなかったせいだろうか?なにしろ魚体が小さい。
「缶詰などの加工に回すサイズのものを提供せざるを得ないほど深刻です」と嘆く関係業者さんの声をテレビが伝えていた。おしなべて、初物の感動からは程遠いものだった今年のサンマ。
大衆魚として長く日本人の胃袋を満たし、丸々と太り、脂が乗り朦朦と煙を上げた秋刀魚が恋しい。
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早速の御紹介をいただき誠に恐縮です。
魚専門の定食屋さんへいったが、メニューにあったのは、「特大サンマの開き定食」(950円)でした。
今朝のJアラートには驚きましたね。「北ミサイル、太平洋へ通過!」と画面表示がありましたが、「太平洋へ通過」の日本語の使い方は何か変です。関係機関の日本語力がさむ~い。
投稿: 時計屋の隣り | 2022年10月 4日 (火) 16時09分
時計屋の隣りさんへ・・・こんにちは!
貴殿の文章が、上毛新聞に掲載され誠におめでとうございます。
今朝のJアラートには誠に驚き、私も逃げようと思いましたが、未だ地下室を作っていません。
皆さん、慌てふためいたので、正しい日本語を考える余裕がなかったのでしょう。
投稿: カッキー | 2022年10月 4日 (火) 16時16分