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ブログのコメンテーター「時計屋の隣さん」の文章が先日に引き続き、今日も群馬県の「上毛新聞」読者投稿欄「ひろば」に掲載されました。誠におめでとうございます。この内容だと達者の目に留まるのも当然と言えましょう。
つきましては、群馬県外の皆様にもお読み戴きたくブログに掲載いたしました。以下は彼の投稿文です。
タイトル・・・曲の背景と詞の理解から・・・
男命をみすじの糸にかけて三七(さんしち) 二一(さいのめ)くずれ 浮世かるたの 浮世かるたの 浮沈み
戦前、上原敏が歌った「流転」の一番の歌詞だ。落ちぶれた男の哀愁が伝わってくる。
天保年間、「勧進帳」で使う曲の間の変更を巡って弁慶を演じる市川海老蔵の驕慢さと三味線弾きの新二郎の意地が対立し、二人は袂を分かち、新二郎は出奔する。
芸の厳しさ、恋、ヤクザの身の上を絡めた井上靖の小説『流転』が映画化された時の主題歌と知った。
手の込んだ難解な歌詞だ。「かけて」は三味線に命を懸けてと、掛け算の掛けての掛詞になっている。「三七 二一」は3×7と「1から6のサイコロの目の合計」を表している。「二十一くずれ」は三味線の芸を離れ、ヤクザ稼業に身を落としたことを意味する。
「浮世かるた」は人生の浮沈の象徴だろう。曲の間奏に使われる三味線の激しい響きに新二郎の憤激が重なり、曲の背景・詞の理解が深まると、歌うことにひそかな喜びを感じるようになった。
今では、寄る年波のせいもあって2番の「どうせ一度は あの世とやらへ 落ちて流れて 行く身じゃないか」の歌詞の方に心がひかれるようになった。
今宵は暫くぶりに高崎の「バク」で一杯飲み、只今、電車で帰宅しました。3時間があっという間に過ぎてしまい、何故、楽しい時は時間が経つのが早いのでしょう。
友人の「時計屋の隣さん」も見え、元女子新体操選手も見え、ママさんと4人で尽きない話に顎が疲れるほどでした。お酒の量は控えましたので、と言ってもビールをジョッキーで2杯、日本酒を一合でしたので、お許しください。
明日から、心身ともに鞭を打ち、公園での朝のラジオ体操に始まり、続いて、100本ほどの植物の水遣りに始まる生活を送ります。それにしても、現在、庭に花木が咲いてる数では倉賀野一かもしれません。写真は数少ない日本シャクナゲです。おやすみなさい。
Dear my friends abroad who are a drinker the same as me
Tonight, I had a drink at the tavern named "Baku" in Takasaki-city for the first time in a while, and just now I returned home by train. I'm sorry. Why does three hours flew by so quickly.
I could see my friend "Watchmaker's Neighbor", former female rhythmic gymnast Ms. H, and the four of us had endless conversations that made my jaw burn. I refrained from drinking alcohol, so please forgive me tonight for having two jockeys of draft beer and one cup of Japanese sake.
After tomorrow, I will whip my body and mind, start with morning radio exercises in the park, and continue to lead a healthy life, starting with watering about 100 plants. Even so, the flowers in the garden are probably the most blooming in Kuragano right now. The photo is one of the few Japanese rhododendrons. Good night.
※上記の英文をネイティブの発音で聴くには英文をドラッグしてコピーし、次に貼り付けて下さい。なお、右上の欄を必ずUS Englishにしてください。https://ttsreader.com/ja/
このブログに度々コメントを寄せてくださる通称「時計屋の隣さん」の文章が、群馬県の上毛新聞読者投稿欄「ひろば」に今日、掲載されました。誠におめでとうございます。
つきましては、県外の皆様にも、ぜひお読み戴きたくご紹介いたします。以下は彼のユニークにして楽しい文章です。
・・・・タイトル「作品、作者名を逆に解答」・・・・
「おっちょこちょい」は上州の方言かと思ったが、実はれっきとした標準語で、辞書には「何においても不注意で、よく考えもしないで、行動して失敗が多い様。また、その人」とあった。
子どもの頃、粗相をした時は、母親からよく「このおっちょこちょいが!」と言われた。おっちょこちょいには滑稽な響きと、「どじ」「間抜け」とは違った憎めない愛らしいニュアンスがあり、親が子を諭すときの面白いはやし言葉のような役割を果たした。
「集合時間を間違えた」「既に買ってあるものと同じものをうっかり購入してしまった」「靴下の左右を間違えて履いてしまった」など、おっちょこちょいの失敗談は結構ある。その中でわが人生最大のおっちょこちょいは大学入試の時、有名作品の冒頭部分より作品名、作者名を答える国語の問題で、作品名を書く欄に作者名を、作者名を書く欄に作品名を書いてしまったことだ。「おっちょこちょい」は英語で「ケアレスミス」と言うようだが、その後の人生を少なからず左右した。
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