茶から学ぶ商いの心・・・上毛新聞「みんなのひろば」より
ブログにコメントをくださる「時計屋の隣りさん」の文章が群馬県・上毛新聞の読者投稿欄「みんなのひろば」に掲載されました。誠におめでとうございます。
つきましては、群馬県外の皆様にも彼の文章を紹介いたします。
タイトル・・・・「茶から学ぶ商いの心」・・・・
行きつけのお茶屋の主人は、商品への誇りと愛情を持ち、親切に接客してくれる。新茶を振る舞ってくれた際の会話は忘れられない。
「娘を嫁に出す親の気持ちで、商品をお客様に提供しています。私の大切な娘には、熱湯をかけないで下さい。優しくお湯を注いで下さい」と言いながら、湯冷ましで、湯加減を丁寧に調整し、最高の味と香りを引き出して淹れてくれた。
「二本下さい」と頼むと、「嫁さんは一人、茶は一本で十分です。茶は生き物です。買い置きをせず、こまめに買いに来て下さい」とアドバイスしてくれた。鮮度と品質を保つため、さらに、客とのコミュニケーションの機会を増やすための考慮のようだ。
少しでもエコに貢献したいと思い、商品を入れる紙袋を遠慮すると、憮然とし、「むき出しはいけません。嫁に出す娘を晒しものにする気ですか」と商品への敬意と配慮を促した。
商いの心とは、ただ商品を売るだけではなく、常に、商品に愛情と敬意を持ちお客との長期的な信頼関係を築くことにあると学んだ。お茶屋を後にした時、客として成長したような充足感を覚えた。
上毛新聞(令和6年・5・1)「ひろば」に掲載
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