カテゴリー「高齢化社会」の12件の記事

2019年4月25日 (木)

多様性と意外性に満ちた日々に

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 間もなく、平成が終わり、令和になろうとしています。私が住む群馬県では高齢者のみが暮らすいわゆる限界集落が山間部に散在してます。また、近年、高等学校の統廃合が進み、新たな名称の高校が数校生まれました。今後もこの他に数校で統廃合が計画されてます。これらは極めて少子高齢化が進んだ結果です。

 令和になれば、いっそうこの傾向が進むと考えられます。一方、特に今年から介護職や外食産業、建設業などを中心として外国人労働者の急増があります。急変しつつある社会がこのまま推移すると、一体、21世紀後半の日本はどうなるでしょう。

 もっと深刻な観点から少子化が続く日本民族はどうなるでしょう。予想を超えた社会構造の展開がすでに始まってます。

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【今が盛りのコデマリ】・・・拡大してご覧ください。

 この急激な変化にあっても、私たちは年々年齢が嵩みます。このような社会でも、私たちは「より人間らしく日々の生活を送る必要」があります。一体どんなことに気を付け、何をめざして一日一日過ごすか、これこそが私たちの人生そのものになります。

 若い時は何か一つ得意なことを見つけ、それを職業に結びつけて暮らせば「その道のプロ」といわれました。しかし、40年ほど続けた職業から退き、いつの間にか年金暮らしとなり、ついに子供の独立を迎え、私のように配偶者と永遠の別れなど、意外と早く一人暮らしになる可能性が存在します。

 私が考えるこれから高齢時代に生きる大切な基盤は、何をさておき先ず健康です。それには適度な運動により血液循環をスムースにし、他方、筋肉量の維持(サルコペニア対策)です。その次が心の持ち方です。具体的には如何に近隣との交流があるか、社会との繋がりを持つことであり、最も避けなければならないことが引籠りです。

 さて、高齢になって若い現役時代と異なるポイントは、一つのことに専念するより「多様性を持つ生き方」ではないでしょうか。これは今までにない喜びの発見につながり、折角生まれてきた人生、二度とない人生です。一つのことのみでなく多くの面で喜びを実感できるほうが、新たな人との出会いも含め、明るく上手く高齢期を生き抜けられるでしょう。

 日々、同じルーティーンに陥らず、人との関わりを大切にしながら、今まで同様、生涯変わらぬ挑戦は維持しつつ、更に、新たなことへのチャレンジ精神は「脳の活性化にプラス」です。ここで意外なことに出くわしたり、つまり、体験したことのない新たな場面、新たな刺激、新たなど感動、新たなものの見方など今まで体験したことのない「新鮮な喜び」が生ずるでしょう。

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【平地では貴重な日本シャクナゲ】・・・拡大してご覧ください。

 上記の「多様性と意外性」に満ちた人生こそ、孤独感から解放され、毎日が生き生きワクワクする楽しい生活の基盤になるでしょう。皆さん、二度とない今日という一日を、充実して過ごしましょう。

  

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2017年2月23日 (木)

身体が不自由な方や高齢者に手を差し伸べたい

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 昨日、所用のため倉賀野駅から大宮駅までJR高崎線に乗りました。倉賀野駅で途端に目に入ったのは高齢女性が重い荷物を持って階段を下る姿です。ゆっくり一歩一歩の姿は痛々しく、すぐにホーム下まで荷物を持ってあげました。
 
 倉賀野駅の構造はエスカレーターやエレベーターがなく、しかも階段が高く、長くて健康な人でも昇り降りは体力が要ります。増してや高齢者は一苦労です。
 
 昔の倉賀野駅は階段を上がらなくても1番線のホームに行けましたが、半世紀前から上り方面へも、下り方面へも必ず最初は二階へ上がる構造になりました。
 
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 そのためでしょうか。日々、高齢者の乗降客を見ることは稀になってます。車の運転をしない人は仕方なく、電車を使いますが、階段の上り下りが誠に難所と感じます。その高さは二階建て和風住宅の屋根まで登るに等しいです。
 
 しかし、他の駅に比較し、倉賀野駅は乗降客の数が少なく、常に動いてるエスカレーター設置は不可能であり、使用者がいないとき停止してるエレベーターについても、南口、北口、そして二つのホームに設置すると計4基になります。仮に西口と1番線のみ2基を設置しても費用は数億円以上と考えられ、乗降客が少ないことから今のところエレベーター設置は不可能と考えられます。
 
 車を運転しない高齢者が隣の旧・高崎市街地へ行くにも、タクシー以外に交通手段はなく、「ぐるりん」があっても、私も未だ乗ったことがありません。以前は高崎行きの上信バスが日に何本も走ってました。その点、現在の倉賀野は高齢者にとって住み難い町かもしれません。
 
 故に、いわゆる「買い物難民」が多くなり、倉賀野の街中から大型スーパーへは歩いて行ける距離ではありません。ただ一つ「ベイシア」のみですが、刺身や惣菜など生鮮食料品は限られてます。倉賀野町には昔、町長がいたし、町会議員も多数いたので要望の実現も可能でしたが、高崎市に合併してから町に活気がなくなり、たくさんあった祭りも姿を消しました。
 
P1020387【紅白に咲き分ける思いのまま】
 
 この現状を鑑みるとき、私たち健康で動けるものが、高齢者はもとより、目の不自由な方、耳の不自由な方に対し、多面に亘り手を差し伸べ、心身の負担軽減になるよう、社会全体で安全に導くことが大切です。
 
 私はかなりJRの電車を使いますが、混雑してる高崎駅構内では時折、目の不自由な方を見かけます。できる限りそばに行き、「どちらへ向かいますか」と訊いて案内してますが、手助けする人がいないと、複雑なホームや階段の位置が難しいと感じます。他の人と接触することも起こりうることです。
 
 【特にホームで目の不自由な人を見かけたら、周囲にいる人が必ず手を差し伸べなければなりません。】
 
P1020390【しだれ紅梅】
 
 人は誰でも年齢と共にいずれ動きが鈍くなり、目の疾患も年齢とともに増します。誰もが社会の中で心配なく暮らせるには、一人ひとりが互いに手を差し伸べることが求められます。 
 

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2016年1月 4日 (月)

男性も食事を作れることが生きる基本

P1000342 【6㎞ウォーキングコース・群馬県鏑川の土手】Enlarge the image!

 高等学校のカリキュラム【どの科目を週当たり何時間(単位)行うか】では平成6年頃より男子に家庭科が2単位の必修になりました。これは、いわゆる進学校も例外ではありません。

 一方、1週間の総時間は以前と変わらず、併せて、13年ほど前から週5日制が施行され、土曜が休日では総授業時間数はますます少なくなり、この状況下で家庭科の必修は行われてます。

 これにより1週間の総授業時間数が増えない枠の中で、他の教科が単位数減になったり、学校によっては芸術科目などは選択制を余儀なくされました。本来ならば、美的感性が発達する年代であり、すべての生徒が音楽、美術、書道、工芸が学べるカリキュラムが理想です。

 また、いわゆる進学校によっては今まで50分の授業時間を65分に伸ばし、1日の時間割を5時限にし、結果的に1日当たり25分増やし、1週間で合計125分の時間を生み出し、総時間数が多少でも減らない工夫をしました。

 当時、家庭科がそれほど重要であるとは進学をめざす男子校など現場では受け入れにくい状況下でも、文科省通達により男子に家庭科が必修になりました。

P1000338 【今日の朝食・・・大腸に良いと考え麦ごはんカレー、豆腐・シメジ・ホウレンソウ入り味噌汁】

 ところで、私の親戚など周囲を見回しても、食事を作れる男性は少なかったです。たまたま、彼らは妻より先に旅立ちましたが、逆であったら毎日の食事作りはどうしたのであろうかと思います。

 今後、何らかの理由により、女性が食事を作れない状況になった場合、すべての男性は三度三度の食事支度ができるでしょうか。

 先進国になった日本は典型的な少子高齢化社会であり、高齢になってから離婚や配偶者の死別によって一人暮らしを余儀なくされる男性はますます多くなります。現代は子供との別居が殆どであることから食事を作れるか作れないかは、その後の寿命に著しく影響することになります。

 足腰が悪くなると毎食すべてをコンビニで済ますことは不可能です。自分で食事を作れる人が健康で生き残れるでしょう。

Photo 【年末の餅つき・・・昔取った杵柄は生きている】

 翻って私の場合、昔から食事を作ることに慣れてます。これは仕事を持ってた生前の妻に協力し、妻が仕事で帰宅が遅いとき幼い二人の娘に食べさせてたことが、一人暮らしとなった現在、非常に役立ってます。

P1000348【昼食は大和芋のとろろうどん】

 すでに1万2千回の孤食の体験は、どんな状況になっても食事の用意ができる自信につながってます。

P1000350 【夕食の一品はキャベツの肉入り野菜炒め・・・キムチ味】

 ところで、昨年末は暫くぶりに伝統的な方法で餅つきを行い、娘たちも来て、近所の人たちと共に餅つき大会をしました。久しぶりに代わる代わる皆でつく餅つきに楽しさが溢れ、今後は毎年末、餅つき大会することに決めました。出来上がったときの辛味餅の美味しさに皆、笑顔でした。私がつくと響が違うと周囲は感じたようです。何せ小学生時代からついてました。

 ところで、男性が日々食事を作る場合の留意点として、好き嫌いにより栄養が偏らぬことです。また、糖尿病対策に厳しく対応した料理法がポイントで、特に動物性脂肪を極力体内に入れないよう、先ず【湯掻く】こと、及び【食事量は少なく、種類を多く】です。これが身体を病魔から防ぐ基本と考えます。

 実は、毎日直面してることは衣、健康、食事、家庭経済であり、これは家庭科の内容そのものです。誰でもいつかは高齢になって、一人で生きる可能性があり、男性にとって家庭科こそ必須科目であると思うようになってます。  

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2013年12月23日 (月)

恋愛は人生をやり直すエネルギーになるか

Dscf0259_2 ★この文章は現在、一人暮らしを余儀なくされている人のために書きました。

 戦後は人生50年と言われたが、現在は人生90年になろうとしてます。

 今年100才以上の人は全国で55000人(厚生労働省)を数え、99才や98才の人が目白押しであることから、亡くなる人を差し引いても、100才以上の人は来年中に60000人を超えるでしょう。そして、近未来には100000人になると予想されます。

 現在、わが国の65才以上の人の割合は総人口の21%を超えてるといわれ、これは国民の5人に1人が65才以上であり、WHOの定義により日本は超高齢化社会に突入してます。

 これに伴い、人生の途中で伴侶を亡くす人が増加したり、80才の女性の約半数は夫を亡くしているといわれます。また、離婚率は34%といわれ、これは結婚しても3組に1組は離婚ということです。

 一方、前述の人口動向により、今の人は若さがあり、昔の人の同年齢の70%程といわれ、例えば、現代の100才の人は昔の70才前後であり、現在70才の人は昔の49才ほどに精神も肉体も若くなっていると考えられてます。

P1040485  このようなことから、離婚や死別によって一人になっても、今後の人生を本当に幸せに、しかも有意義に暮らしたいと切望する男女は増えるでしょう。超高齢化社会は意外な面が進展するようです。

 一方、長期にわたる経済不況や、面と向き合ったコミュニケーションに不慣れなことから、若者の晩婚化が進んだり、また、核家族化が進み、親子の気持ちがバラバラになっていたり、特に親子同居の場合は、若者の晩婚化で長くなった家族同士の人間関係がうまく対応できているとは限らないようです。

 こんなことから、若者も高齢者も「配偶者なし」という人が多くなり、特に、一人暮らしの高齢者においては日々の食事に困ったり、寂しさから恋愛感情が芽生え、そして、今更ながら男女関係に悩むという今まであまり起こらなかったことで右往左往し、戸惑ってる人は多い筈です。

P1040491  度々地震が起こったり、不透明な時代では「男性の不便」と「女性の不安」から年齢が増しても、「誰かと共にいたいという願い」はこれから増えるように思われます。

 もちろん、現在、夫婦で幸せに生活していても、人生には宿命があり、いつかは必ず片方が残されることになります。そんな境遇になっても、夢を持ち、残された人生を有意義に生きなければなりません。

 また、経済不安や性格の違い、会話不足から嫌でも一緒にいなければならない夫婦も含め、家族の関係が崩壊したり、益々、親子ともども高齢になることから、これからの生き方は以前に比較して、暗雲が漂ってるようにも思われます。

P1040489  しかしながら、高齢で一人になっても、若くして離婚しても、一度しかない自分の人生です。

 心が通じ、馬の合った配偶者を求めることは幸せへの基本です。従来の常識に捉われない恋愛や、年齢差や地域性などで条件を広げれば、自分に合った「いい人に出会える確率」は高くなると思います。

 運良く、素晴らしい出会いがあって今までの苦しかった心境から解放されると、その後は見違えるように日々の生活にエネルギーが湧いてくるでしょう。  

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2013年4月29日 (月)

ワクワクする期待感につなげたい第二の人生

P1030639 【亡父の植えた八重桜】

 昨年9月発表の総務省統計局によると、終戦直後に生を受けた「団塊の世代」が65歳に達し始め、65歳以上の人口は3000万人を超え、総人口に占める割合は24.1%で過去最高となり、ほぼ4人に1人が65歳以上の高齢者となってます。

 高齢者にとっては、若いとき以上に健康維持と経済安定が大きな二つの車輪であっても、同時に毎日の生活における「心の充実」が明るい暮らしに結びつくと考えます。

 一方、私の周囲でも、圧倒的に女性を中心に一人暮らしを余儀なくされている方が多く見受けられます。男性の一人暮らしは比較的少ないと想われますが、そういう私は男性で一人暮らしです。そんな状況でも、何か期待感があればこそ「元気に生きられる」ものと実感してます。

P1030548 【源平しだれ桃】

 「心の充実」とは人それぞれです。例えば、家庭菜園による収穫の喜びや、料理の腕前など実益を伴うものから、写真撮影の楽しさ、美術観賞、絵画や書道に打ち込んでの発表、音楽鑑賞、ピアノやギターなど楽器演奏と発表、中低山の登山、サイクリングなどスポーツの上達、犬など動物飼育、野鳥観察、草花庭園づくり、花木の世話と研究、温泉巡りや新たな地への旅行、歴史探訪、語学学習、ドライブなどは、その人にとって喜びや生甲斐につながり、充実した時間になります。

 これらはどれも最初は初歩から次第に本格化し、より高度へと挑戦があるもので、成績が上がるとそれが励みとなり、いっそう集中する気持ちが生まれます。このように好きなことに集中したり、時間を忘れ没頭できることが実は「心の充実」と言えるのではないでしょうか。

P1030668【薄紫ツツジ】

 拙いブログでは季節柄もあり、最近、花木の開花をアップしてます。花木を育て良く開花させることは私には「充実」につながってます。来年はもっときれいに咲かせようと張合いが出て、再び頑張る力が湧いてきます。

 「咲かないのか」とがっかりしてた赤紫の藤が、「夏における蔓の剪定法一つを知っただけ」で数年ぶりで今春200個も開花したときは夢のようで、失望から工夫へ、そして歓喜へ至りました。やっと、剪定方が分かり益々きれいな花を咲かせる期待感に変わっています。植物を育てることは反省や創意工夫が必要で諦めてはならないことを藤から教わりました。

P1030671 ところで、高齢化社会での健康維持の基本は「運動と食事」が中心で、薬は補助的にしたいものです。自らの気持ち次第で出来ることは週1回スポーツで汗をかくことです。これは大切な新陳代謝=metabolismになります。

 食事は「朝食中心主義」が健康的と考えます。夕食は「種類は多くても量を少なくすること」が基本で、これにより翌朝の朝食が待遠しくなることにつながります。

 経済では、「アベノミクス」は以前に比較して未だ円高です。より円安へ向かい、1ドル120円を期待し、経済状況から目を放さないようにしたいものです。

「健康維持の運動」、「経済安定の研究」、「好きなことに集中」は高齢化社会を生きる「三本柱」と言えそうです。

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2011年9月19日 (月)

中乃嶽神社の石段が登れれば高齢者ではない

521  ここは群馬県富岡市にある貫前神社の石段です。ここで富岡東高校陸上部の練習風景が地元紙に大きく掲載されたことがあり、今でもその光景が脳裡にあります。

 今回、私は初めてこの石段を登ってみました。75段ある石段はよく整備されており、一段一段が安全で足腰を鍛えるには最適です。大晦日から元旦にかけ、初詣での賑わいは県内でも有数といわれます。

 これは石段の上から見た光景で、愛車Audi TT Quattroが小さく見え、石段の高さが想像できるでしょう。近年は迂回道路により神社近くまで車で行けるので、平素この階段を上る人は少ないです。しかし、足腰を鍛えるには理想的な環境と確信しました。

 この他、群馬県内の名所旧跡には長い石段が多くあります。  例えば、山の上の碑、また、少林山(しょうりんざん)達磨寺です。ここは予約により朝5時から座禅の修行ができます。

 藤岡市には石段ではありませんが、木で出来た二千階段が有名です。こちらは樹木の中を延々と登り頂上は見晴らし最高です。

 群馬県内における階段の長さ比べでは、上越国境に聳える平標山(1984m)山頂への木造階段が標高差300メートル強あり群を抜きます。

 昨日は貫前神社を経由してから、上毛三山の一つ妙義山の西方に位置する中乃嶽神社に行きました。この地点は海抜700メートル付近と推測され、ご覧の通り、百日紅が満開です。古い岩石で構成される妙義山はいつ見ても人間を寄せ付けない風貌を示し、数億年前からの厳しい自然を露呈してます。

 轟岩(とどろきいわ)のすぐ下に神社があり、ここに到達するには石段が150段(写真下)ほどあります。幅は1メール50㎝ほどの狭いもの。しかも傾斜角度は約30度と急なもの。高低差は50~60mほどで、これだけの傾斜を下から見上げると「登れるかな」と尻込みします。

527  周囲は太い杉の木立に覆われ、杉の根が石段を持ち上げてる所も見受けられ、石段は所々曲がってます。登る人も少なく静寂そのもの。手すりがあり、これがないと下まで転がり落ちる危険性が潜みます。

 私は手すりに頼らず、大腿筋とhamstring(太腿筋の裏側の筋肉)、ふくらはぎの動きを意識して一気に登りましたが、これほど心肺機能が鍛練できる階段は少ないでしょう。

 見方によれば、足腰の強さや心肺機能が正常か確かめられ、「中乃嶽神社の石段は健全な肉体であるかどうか」の試金石といえるでしょう。 

 タイトルが示す如く、この石段を登れるなら、まだ高齢者とは言えないでしょう。筋肉とは平素、鍛える習慣を持たなければ、加齢と共に衰えます。

 昨今は歩くことが健康に良いと言われます。これは正しいです。しかし、【階段を上る筋肉と平地を歩く筋肉は別です。】時々は長い階段を登り、足腰を鍛錬すれば老いは遠ざかるでしょう。

 群馬県高崎市には観音山丘陵があり、その中心は白衣観音です。ここへ徒歩で登るには高低差150mほどの石段があります。やはり樹木に覆われた石段で延々と続きます。時々は自転車で麓まで行き、長い石段で足腰を鍛えます。

 年齢を理由に足腰の鍛練を避けたら、一度きりの人生がもったいない。

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2009年3月23日 (月)

言ってはいけない言葉・・・・・「もう年だから」

 97才現役医師・日野原先生がラジオ深夜便に登場され、余りにも溌剌としたお声で含蓄ある言葉を述べられていましたので、眠い目をこすり深夜にメモしました。

   先生は高齢者化社会の生き方として次の5カ条にまとめ話されました。

1、自分の長所を生かす。

 自己分析、自己観察をしっかりすることにより行動に自信が持てるようになる。自分から新たな良い芽を出そうとすることが大切。

2、常に情熱を燃やす。

 年をとっても情熱ある使命感は感性、生き甲斐につながる。いつになっても人間としてできることはいくらでもある。

 【年をとっても今までやったことのない事をする。それは機会がなかっただけのことである。】

 若さの秘訣は【今を大切に理想を抱き輝いて生きる。】それには日本人としての文化がいい。新しいことを学ぶためには積極的に講座に出かける。そして、側面的に役に立つことに情熱を燃やす。「継続は力なり」で常に目標に向かって進む。

3、体を動かす。

 【体の中にこそ心がある。】

 【骨と筋肉をトレーニング。】これらは使わないとどんどん委縮する。体操するのでなく、働いて動かす。特にすべての関節を使う。

4、 地域に入って活動する。

 一人で過ごすのではなく、家族と共に生活したり、外でみんなといっしょに過ごし、行動する。これは視野の拡大につながる。

5、やりたい事は何でもする。

 よく【年のことを考えなさい。】と言われたり、自らも【もう年だから】と言ってみたりは禁句。ゆっくりからスピードを上げて今までやったことがない事を学ぶ。学ぶことにより新たな友ができる。

 【新たな世界へのブレーキこそ最もいけないこと。】今までより「生活面の拡大、新たな場所の拡大。行動範囲の拡大。新たなコスモス(宇宙)の拡大になる。

 【何事も深めたり、高めたりすれば年をとることが楽しくなる。】

 【自分の時間こそ自分の命そのもの。】

 働くことは体を動かすことにつながり、皆さんのためになり嬉しいこと。それが自分の心を耕すことになる。

 シェークスピアの言葉でまとめられました。「終わり良ければすべて良し。」この場合、終わりとは高齢化社会での生き方を指します。

 私たちは誕生日が来るたびにもういくつになってしまったとか、年齢を人に知られるのを好まない傾向にあります。果たしてそれは正しいでしょうか。

 日野原先生は私より、3分の1世紀以上のご高齢です。ラジオを通しても声に張りが感じられました。仰せの通り、筋肉や骨が活性化されてると察せられます。

 これからの生活について模索してる私にとっては、改めて未熟な自分を再確認でき、これからもいろいろ行動し、筋肉や骨を鍛え、新たな自分探し、今まで体験しなかったことへの挑戦、それによる新たな友人の拡大など、未来はいくらでも広がると思えました。

 高齢化社会という言葉を「高貴で夢のある響き」にしたいものです。日野原先生のご指導を胸に、早速、新たなピアノ曲に挑戦し、いつの日か皆さんに聴いていただこう。また、日々、優秀なレース鳩の育成に努めよう。

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2008年10月25日 (土)

青春とは年齢でなく気持ちをいう

 私たちがいつまでも元気でいるには、精神年齢と肉体年齢の両面に【若さを維持】してなくてはならないと思います。この二つをバランス良く鍛錬することは若い人にも中高年の方にも大切なことでしょう。

 時折、テレビで紹介される100歳の方々を拝見すると、共通することがあります。それは皆さん大らかです。あるいは大らかだから長命なのかもしれません。話してるとき常に笑顔があり、しかも、話される内容の一言一言に重みが感じられ、100年の「生きざま」には威厳が漂います。

 実は、隣町にお住まいだった今は亡き滝澤三四吉さんが103歳のとき、私は2度お宅をお邪魔し、お茶をいただきながら話を伺う機会がありました。偶然、私の母と南八幡小学校で同級生だったとのことですが、私の母は生前そのようなことを話しませんでした。

 彼曰く「みねさん(私の母)と私は仲が良かったので、周囲の友だちが二人をからかい、わらべ歌を作りよく歌った」というのです。三四ちゃんとみねちゃんは・・・という歌詞でにこにこしながら歌ってくれました。母が生きてれば聞きたいところです。

 103歳の方から私の母との歌を聴かされるとは思いもよらぬことで、このとき何とユーモアのある方かと思いました。一方、彼は数字を語呂合わせして歌を詠む趣味を持ち、写真のように、今でも近くの畑に碑文があります。これもおもしろいものでよく出来てます。

 碑文【年取れば日増しに皺に白髪と醜くなれど我は気にせん。】人は誰でも年を重ね、外見はよくなくなっても、それと中味は関係ない。要は自分らしい生き方が大切。ということでしょうか。

 私が滝澤三四吉さんの存在を知ったのは「上毛新聞ひろば欄」に100歳の方が時々投稿されてたからです。その後、100歳を超えても公に文章を書き、ご自身の主張を新聞紙上で述べられてることに感銘しました。私はどうしてもお会いしたい気持ちになったのです。

 日々の生活ではいろいろ工夫され、例えば、アロエを育て、すりむいたり蚊に刺されたときは薬を使わず擦り込むと話され、あまり医者に行かないとも話されました。毎日、自ら畑仕事をされ野菜はご自身で作られました。生来、丈夫な身体であったと思われますが、食生活にいろいろ留意されてたのでしょう。 

 三四吉さんという名前の由来は明治34年生まれによるもので、生まれながらにしてユーモアをお持ちのようです。

 滝沢さんにお会いし私はいろいろ感じました。老化は足からといいますが、100才を超えても杖を使わず歩き、自ら畑で収穫され、身体を動かすことを生活とし、何と言っても話好きで、気持ちがお若いと思います。また、身なりをきちんとされ、これを見ても精神のしまりが感じられました。

 これからますます高齢化社会を迎え、私は、より若さを求めていきたいと思っています。それには「年甲斐もなく」ということや「歳相応」などという一般的な慣習から離れ、年齢を型に嵌めないようにしたいです。今までと同じということです。

 それには山歩きや旅・ドライブは好きなので、それにより見聞を広め、車はユニークな型と目立つ色がいいと思ってます。

 今まで通り、ピアノ演奏を友人に聴いてもらい、英語のボキャブラリーは続けるつもりです。それからレース鳩飼育と至福の一杯は欠かせません。

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2008年8月14日 (木)

年を取れば取るほど楽しくなる日本に

 国民の健康を守る制度に歪みが感じられます。人口1000人当たりの医師数2人は先進国の中でも低水準といわれ、医療現場では過酷な労働が余儀なくされ、医療関係者も国民もますます困窮の度が増してます。

 近年、増えてる女性医師の場合は、過酷な労働が結婚後の医療と家庭の両立に困難であるといわれます。医師が増えただけで解決できる問題ではなくても、医師の増員を図り、財源確保の政策を推進してほしいものです。

 一方、産婦人科を中心に医療訴訟が増えてるといわれ、このようなことが医師希望者減少の要因につながらないよう願いたいです。医療は人命の安全を保障するもので、国が繁栄する基盤です。

 ところで、もうすっかり定着した「後期高齢者」という言葉ほど、お役所から見て明確な表現はないのでしょう。対象者は戦前戦後を通じて大変な苦労をされた方々です。今日の繁栄の礎を築いた方々です。この人生経験豊富な方々から私たちはいろいろ学ばなくてはなりません。

 近所にも75歳以上の方々がたくさんおられます。お邪魔しお茶をいただきながら「後期高齢者」という言葉についての感想を伺うと、私の存じ上げてるすべての方々は異口同音にやり場のない不快な印象を述べられます。

 日本中でこの言葉が定着してしまったので、なかなか変えられませんが、私は冗談に「高貴高齢者にしたらどうでしょう。」と言いましたら、それはいいですねと仰ってました。

 いまの世の中、年齢がかさむと家族も少なくなり、若い人との交流がなく、頼りもされず、寂しい思いをしている方が多いように思えます。愛のない生活ほど辛いことはありません。若い人たちも必ず高齢者になるのです。人ごとではありません。

 国全体で【年を取れば取るほど楽しい日本】を合言葉に物心両面において高齢者を大切にする日本の国にしたいものです。 

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2008年5月28日 (水)

忘れかけていた日本男児魂を垣間見る

 30年程前、今は亡き両親が関西旅行したとき、小さな杉の苗をお土産に持って帰りました。由緒ある神社で購入したとのことで、その後は御神木として育てていました。そして、この杉をいつまでも大切にするよう私に伝えていました。

 年代的に見て、この杉は私を青春時代からずっと見守ってきたのです。杉が成長してから殆ど何も手を加えませんでした。杉は上へ上へと高さが伸び、今では10メートルほどです。杉の特徴として枝は横に広がりません。しかしながら、枝の量が余りにも多く、枝を下ろすことにしましたが、高く危険なため私にはできません。

 そこで思いついたのがシルバー人材センターです。値段が専門業者の約半額と知り、それも魅力です。申込み後、10日目ほどで本日作業に取り掛かってくれました。10メートルもある木をどのようにして枝を下ろすのか見守っていましたが、驚いたことにまるで猿のようにスルスルよじ登り、高いところから切り落としを始めたのです。

 依頼人の私は、もしものことがあってはとハラハラです。良く見るとベルトに命綱をつけて幹と結び付けています。杉の木の梢近くは細くて、揺れ今にも折れそうで見ていられません。

 どうしてそんなにスルスル登れて、恐くはないのか、休憩のお茶のとき訊いてみました。そしたら何と、現役時代は電気工事関係の仕事に従事し、毎日のように電柱に登って作業してたとのことです。おお、なるほど!

 私はこのとき思いました。かつての経験をフルに生かし、現代社会のために持ってる特技を生かす典型的なシルバーパワーと思いました。70歳ほどの年令を重ねても普通の人にはできない高所での危険な作業です。

 私はこのように一般の人には不可能なことを堂々と実行してみせたり、精神の強い高齢の方々を心から尊敬してしまいます。

 今や日本の国では後期高齢者などとお役所的発想に基づく失礼な表現を無造作に使い、戦前戦後の苦難の時期を通して日本を先進国へと築き上げた年配の方々に恩を仇で返すような冷たい社会になりつつあるように感じます。

 本日の危険作業を拝見し、死語になりつつある日本男児魂を垣間見ました。高所作業に人生を賭けた筋金入りの生き方です。高齢者の方々の中には道は異なっても現役世代にはまだまだ負けない強い精神力の持ち主の方々はきっとたくさんおられると感じました。

 必ず誰にでも、いつかはやって来る70歳80歳90歳です。年を重ねれば重ねるほど充実した精神で過ごせ、安心な生活が保障される日本でありたいものです。今の世の中は年を重ねるとますます心配なことが膨らむ気配もあります。

 人口分布によって高齢者の割合が多くなるので、難しい点はあっても日本人の頭脳を持って立ち向かえば、年令が増しても国民にとって夢のある社会は可能でしょう。

 翻って私は社会のためにどうかと自問自答しています。全くの一人暮らしで現在どうしても張りのない日々を過ごしています。でも、この環境を脱皮できた暁には、シルバー人材センターの方々の仕事振りに感銘し、私もなんらかの形で音楽の素晴らしさについて鑑賞していただいたり、若い人に話ができる機会が生まれることを願ってます。

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